マスコミ報道はどこまで・・・
府警西成署の「暴力」は事実か
昨日の毎日新聞夕刊の社会面、左下に「西成署前200人騒動」という見出しで、「10人逮捕『暴行受けたと抗議』」とあり、事件のいきさつが書かれてその最後に、当人の男性が「取り調べで首を絞められた」と主張したのに対し、府警は、暴力などについては「まったく事実無根」としている、と記されていた。
この新聞記事を読んだ人でも、大阪での出来事、目撃しているわけでもないし、もし「西成署」から何も連想できなければ、読み過ごしてしまうかもしれない。私自身も新聞以外に情報を得る手立てはない・・・。
今朝になって知人からメールが入った。それによると「マスコミで釜が崎でのことが報道されていますが、なぜ労働者が抗議行動をしているのかがあまり報道されていません。警察が横暴な行為をしても、ほとんど報じられません。特に釜が崎などでのことでは。以下は、メールに流れているものから、私の責任で勝手に編集したものです。参考になれば幸いです。」とあり、以下がその内容である。一部を省略して転載するので、どう受け止めるかは、それぞれということになる。
1.「釜ヶ崎地域合同労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会」のビラより
6月12日午後2時ごろ、鶴見橋商店街のお好み焼き屋に行った労働者は「4時に来るからお好み焼きを焼いておいて」と女性店員に700円を渡しました。店員が「わかった、わかった」とつっけんどんに言うので「なんでそんな言い方されるのか」と内心カチンときましたが黙って立ち去りました。
4時ごろお好み焼きを受け取りに行ったとき、さきほどの態度に納得いかず苦情を言ったところ、店員は「営業妨害だ」と言って警察に電話しました。労働者はパトカーが来るまでの間も、また到着したパトカーの署員にいきさつを話すときも、お好み焼き屋の道路向かいに立っていました。労働者はパトカーの署員にいきさつを話しましたが、そのまま西成警察に連れて行かれました。
どうでも言い話ですが、店員は労働者に700円を返しましたが、注文のお好み焼きを作っていたかどうかもわかりません。お好み焼き屋は労働者の話をまともに聞く気がなく、ぞんざいな態度をとったのです。お好み焼き屋に問題があります。
パトカーに乗せられた労働者は西成警察署の3階の個室に連れて行かれました。イスに座っていたら4人の刑事に変わるがわる顔を殴られ、紐で首を絞められ足蹴にされ、気が遠くなるとスプレーをかがされ、気がつくとまた暴行。挙句の果ては両足持たれて逆さ吊りにされました。1人の人を寄ってたかって暴行したのです。暴力飯場、しのぎ(路上強盗)もひどいけど、西成警察はそれよりもつとひどい。
また、労働者は刑事から「生活保護打ち切ったろうか。『今後そのお好み焼き屋には近づかない』と始末書書いたら打ち切らん」と言われ、始末書を書かされています。
昨日、西成警察署前に多くの労働者が結集して「暴力警官は謝罪せよ」「署長は出てきて謝れ」と抗議しました。抗議行動は9時間行われ、負傷した労働者は救急車を呼んで病院へと向かいました。さらなる西成警察署の暴力弾圧に負けず、労働者の団結で最後まで闘いぬきましよう。
なお、抗議行動で不当に逮捕された人については弁護士の接見等救援の体勢を早急に取ります。
2008年6月14日
2.現場を通った人の話
(前文略)・・・ぼくはたまたま大国町に行かねばならない用事があり、それを見ながら通り過ぎていたのだが、打ち合わせが終わった帰りの午後8時半ごろ、出城の交差点過ぎて、南海線のガードに近づくと、機動隊が1個小隊、整列して待機しているのに出くわし、まだやってるのかと思って現場に行くと、300人は下らない労働者が西成署を取り囲んでいる所だった。街宣による抗議は7時半くらいにいったん終り、いつもなら抗議が終わったら自然に人も引いて行くのだが、今回は激しくなるばかり。それで、ひょっとして誰か持って行かれたんやないかと思い、知った面々をつかまえて聞いてみると、それはなかった。
抗議していた面々や、暴行を受けた当事者の人とも会い、殴られて腫れ上がった顔や、縄で締められた跡が生々しい首などを見せてくれた。
警察の取り調べで紐で首を締めるか?普通。付き添って行った人の話だと、病院の医師も「これはやりすぎや」と言っていたという。
(中略)
深夜のNHKのローカルニュースによると、警官4人が怪我、逮捕者は7人。いずれも公務執行妨害か、建造物不法侵入。原因については、飲食店でトラブルを起こした労働者が取調べを受けたことをきっかけに、地域の労働組合が呼びかけて騒ぎが始まったとし、労働者が警官に暴行を受けたことはひと言も言っていなかった。
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