2009年12月21日 (月)

暮れも押し迫りました

  師走のくらしから
  おせち料理・きんぴらごぼう
  「おせち」の由来とか、本来はこう、最近はこんな風、など時代の変遷もあるでしょうが、私の認識には、単に「おせち」があるだけで、それもおいしいものが重箱に詰まっていたという幼少年時代の思い出はさしてないのです。
  それでも、お袋が年の暮れになれば、たつくり、きんぴらごぼう、里芋やちくわの煮しめ、黒豆などを作っていたように思う。それらの多くは多分、本来のものに似せたものではないかと思うのですが、どうもたつくり(にぼしを少し甘く煮詰めたもの、そんな風に思っていた)だけは手が出ませんでした。
  いつごろからか、わが兄弟間では、毎年元旦の夕刻から新年会が持ち回りで行われてきました。我が家が当番のときは、きんぴらごぼうを私が作ります。
  見よう見まねですから、出来、不出来があります。炒める時の時間と油の量、調味料に出来上がりの味が隠されているような気がします。最初のころは醤油をそのままかけていましたが、最近は昆布だしで、やや濃い目のしょうゆのつゆを用意します。「鷹の爪」がないときはコショウを使ったりしたこともありましたが、これはよくありません。
  そうそう牛蒡のきり方ですが、最初は六~七センチくらいで同じ長さに揃えるため、ぶつ切りしていましたが、最近は斜め切りして、筋を切るように切ります。従って、大きさは全くの不揃いになってしまいます。
  切った牛蒡は水ですすいだあと、酢を落としてアク抜きをします。三十~四十分くらいでしょうか。炒める時に人参も入れますが、なぜか私は、この人参を先に炒めてから牛蒡を後から入れて炒めます。人参の方が柔らかいから牛蒡よりあとに、というのが普通のようですが、出来上がった人参はなぜか細くしおれた感じになってしまいますので、私は人参をやや太めに切って、その分、長めの時間で炒めるのです。
  炒める時間は、火力を中火にして出来るだけ長い時間をかけます。左手にフライパン、右手に長箸でかき混ぜながらですので、結構疲れます。
  大掃除
  暮れの大掃除もかつては、大変な仕事の一つだったようですが、それは家の造作がそうさせていたと思います。土壁、障子、畳、縁側、古茶けた茶箪笥、露出した電球、蛍光灯、薪を使った竈(くど)、玄関の格子戸、土間、板塀・・・。掃除、模様替えしなならないところはキリがありませんでした。
 今といえば、溢れた物を「いかに捨てるか」が第一で、年末のゴミ出しで、清掃(環境事業局)の方の苦労を誘っています。そして捨てきれない物の収納場所に苦労しているのではないでしょうか。
  それでも、レンジフードの油落とし・ガスコンロなどの台所回り、吊り下げ型の照明器具の取り外しと洗浄、窓ガラス拭き、ベッドの下あたりの掃除機掛け。子ども、孫がいれば“ちゃんと片付けなさい! ”と声を荒げることもありましょう。
  かくいう私は、掃除が好きではありませんから所帯を持ってこのかた、真面目にやったことはありません。殆んどの場合、山積みになった年賀状に一生懸命で、暮れの三十日か三十一日に形ばかりの掃除で、冷たい視線を受け続けています。
  年賀状
  その年賀状は、私にとって本当に一大出来事で、ピーク時には五〇〇枚に達するほどでした。種類も五~六種類作っていました。制作方法も手書き、印刷屋もありましたが、ガリ版刷り(謄写版)、ファクシミリ印刷、プリントゴッコ、ワープロ、そして今では、パソコンとプリンター。デザインさえ決れば、カラー印刷も手早くできます。
  宛名書きは、殆んど手書きにしています。一言の添え書きも心がけます。
  そういえば、書ききれず年を越したこともありますし、三十一日の夜半に、年始で一番早く顔を合わせる職場の人たち向けのために、豊明、豊田、岡崎、安城方面まで車で投函しに行ったこともありました。結果は大差ないようでしたが。
  餅つき
  暮れのもう一つの家内行事は、餅つきでした。貧しいながらもわが家では、近隣の農家の餅つきに便乗させてもらって、餅をついていました。卸し大根で食べるつきたての餅は本当においしかった。きな粉餅、あべかわ餅ができるころは、いくらか、くらし向きがよくなっていたのでしょう。わが家での餅つきをいつか、と思うときがあります。 
 
(雑談の櫂第3号-2008・1・1から)

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2009年12月19日 (土)

季節の花

  雑談の櫂の表紙記から
 
四季雑談の会から発行する「雑談の櫂」の表紙には、発行するころに咲く花が、写真とコメントが掲載される。それは、花についてはほとんど不明である私が書くのであるが、内容の多くは検索されたものを引用しながら、若干の思いを込めたものになる。
  女郎花<おみなえし>
  女郎花(おみなえし)科。オミナエシ属。
  開花時期は、7/25頃~10/10頃。黄色い清楚な花。山野に生える。                   
  「おみな」は「女」の意、「えし」は古語の「へし(圧)」で、美女を圧倒する美しさから名づけられた。また、もち米で炊くごはん(おこわ)のことを「男飯」といったのに対し、「粟(あわ)ごはん」のことを「女飯」といっていたが、花が粟つぶのように黄色くつぶつぶしていることから「女飯」→「おみなめし」→「おみなえし」となった、との説も ある。                    
  漢字で「女郎花」と書くようになったのは、平安時代のなかば頃から、と言われている。      
 「男郎花(おとこえし)」という花もあり、こちらは白い花。形はそっくりだが女郎花より「力強く」見えるとのこと。-季節の花300-
 かなり古い話で、「自分史」でも少し触れたが、夜間高校・向陽文芸部の年間誌“みヽずく”に、Hの「女郎花」という、私小説風の短編が載った。引きこもりがちな自分の心象を綴ったものだが、なぜこの一文に「女郎花」というタイトルが付けられたのか、私は不思議に思ったものだった。
 女郎花という花は知らなかったが、なぜか「女郎蜘蛛」と入れ替わり、彼女を見つめた覚えがある。
  
<雑談の櫂第13号-2009・9・19から>
 菊<キク>
 菊といえば栽培されているものを指すが、これは和名をキク(またはイエギク)といわれている。野生品は存在せず、中国で1500年ほど前に交配によって生まれたとされている。交配親は「チョウセンノギク」と「ハイシマカンギク」とされる。
秋に咲く花であるが、短日性植物で、電照などを用いた作型の分化により、周年供給されている(電照菊)。
 なお花言葉は「高貴」である。一般に、日本で観賞用多年草植物として発展した系統、品種群を和菊、西欧に渡り育種されて生まれた系統、品種群を洋菊と呼ぶ。
 さて菊といえば、「天皇家の紋章」「菊人形」「巷で、栽培されていた観賞菊」の3つが、何の関係性もなく、個別でやや複雑な感情をもって私の中に混在している。
 「紋」としては、天皇制・自民党が想起されて忌避したい存在。それはそれとして、亡き親父が、自ら手掛けたことがないのに、しばしば「菊人形」のことを口にしていたことが思い出される。私の知らない、感情揺さぶられる何かが親父の中にあったのであろうか。
 20代半ばまで住んでいた家の前は扇川。川向かいは日当たりが良く、その町内の家では観賞菊を栽培していた。菊を美しいとは思わなかったし、手がかかりそうで、何が面白いのか不思議に思って眺めていた。

 <雑談の櫂第14号-2009・11・22から>

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2009年11月 1日 (日)

遺伝子組み換え作物の現状と問題点

 四季雑談の会・秋席
 前回に引き続いて、遺伝子組み換え情報室の河田さんから約2時間にわたって、お話を聞いた。せっかく用意して戴いた画像の入ったUSBが、パソコン、プロジェクターとのセッティング悪く、見られなかったのは残念であった。
 一般にいうところの、遺伝子組み換え行為そのものを全否定する立場でないという河田さんは、研究開発は安全重視で、将来に与える影響を国際レベルで考えるシステムと合意が必要であるという。
 それは、世界的な食糧不足補う、例えば、アルカリ土壌で成育できる稲の開発、砂漠地帯に強い稲や麦などは、アフリカなどでは特に有効であろうし、それは日本でも研究開発が進んでいるという。ただ食糧問題は、余剰地と絶対的不足地の、地域的「偏在」という問題は別にある。
 また、別の観点からは、「種苗の支配」の問題もあるという。アメリカのモンサント社他2社が世界の61%を支配している現実。自由な作付けができないのである。そればかりか、風に飛ばされてきた遺伝子組み換えの種苗が、勝手に自生したとしても、その耕地での収穫は、遺伝子組み換えの種苗を使ったとして特許侵害で訴えられ、敗訴してしまった例もあるという。
 遺伝子を組み換え作物そのものの安全性と、流通過程、加工食品への混入、混在、そして摂取することでの次世代への影響は、今現在でも、いろいろあるということだから、まだ解明されていないことを考えると、身近な問題として、地産地消を心がけ、大豆、トウモロコシなどの加工食品は避けるべきであろう、ということになる。  
 だがそれも簡単なようで難しい。豆腐は日本の食卓に欠かせない。子どもたちはスナック菓子が好きだし、われわれだって発泡酒、第3のビールは飲む。
 同席者の大半は65歳以上だから、自分の体はまあいいとして、やはり孫の世代は心配になる。それでつい話が脱線して「新型インフルエンザ」の話となり、参加していたお医者さんからは、現場での対応で、その苦悩が語られもしたこの日だった。

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2009年10月20日 (火)

雑談の櫂第14号<秋号Ⅲ>

 新連載を始める
 地域運動のミニコミ誌の編集・執筆が時間を刻んで迫ってくるが、後回しにしている。精神的にもう少し追い込まれないと進まない。いつものパターンである。
 その間に、少部数で地域の仲間雑誌「雑談の櫂」第14号・秋号Ⅲを仕上げた。B5判、全16頁。
 表紙の季節の花は「菊」であるが、Ⅰでは「すすき」、Ⅱでは「彼岸花」であった。四苦八句・川柳は<飽きずに来る秋を嗤う>の8句であるが、もう一ひねりの感ありで、笑ってもらえそうにない。巻頭詩は「秋団扇」、随想・くらしの周辺・14は「お風呂・銭湯・温泉」、作詩のころ、こころ⑭は、「 東京にて 」を取り上げた。2年前の日比谷野音の集会とデモを基にした。「四季の記」は4本。
 新たに加わったのが、私の町の交差点・1〈曲の手〉・2〈本 町〉で、各1ページに写真入り。1950年代の町の様子を思い出しながら、現在の心境、感慨を書いたつもりだが、商店名だけが先行してしまった。この二つの交差点は、当時の生活圏内だったから、つい踏み込み過ぎた。
 もう一つ新規連載、といっても鑑賞機会のなかった「映画鑑賞記」の穴埋めであるが、「私の本鐘(ぼんしょう)」という、読書感想文のようなもの。なんだかこのまま書けそうなので、連載にするつもりである。第1回は、阿刀田高の「おとこ坂、おんな坂」で、短編が12話あるから、3~4回はこれで行こうと思っている。
 最後に、シネマテークの上映案内を掲げた。フランス映画「未来の食卓」であるが、もちろん、「食の安全」という茶席の話題に沿っての案内である。秋の茶席は11月1日。

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2009年7月12日 (日)

四季雑談の会「夏席Ⅱ」

 原発&放射線照射食品
 講師としてお招きした河田昌東さんは、原発問題、放射線照射食品問題、そして遺伝子組み換え生物の問題に関しては、この地域では第1人者であると、私は思っている。
 そういう意味でいえば、こうしたお話を聞く機会に7~8人ではもったいない気がしてならないが、お話を聞いていてやっぱり、不明、疑問についてきちんと答えてくれるのでほんとによかったと思った。
 原子力発電所の、現在的な問題を、率直に聞きたいと以下の項目を用意した。
1)地球温暖化の問題で、「クリーンエネルギー」として、原発が見直されているといわれていますが、そのまま受け止めていいのでしょうか。
2)原発反対といいますが、原発が稼働しなくなったら、日本のエネルギーが不足して、家庭での停電や、産業に大きな影響を及ぼすのではありませんか。
3)日本は地震国ですね。原発が地震に見舞われても、「安全」であると国(原子力安全・保安院)も電力会社も言っていますが、私たちは安心していていいのですね。
4)チェルノブイリ原発事故って、どんな被害だったのですか?今はどうなっているのですか?放射能で汚染された地域はどのくらいの範囲ですか?そこにはもう住めないのですか?放射能を取り除く技術はないのですか。
5)原発に関する現在的な「深刻な問題」とは、何ですか。
 この中では、チェルノブイリ原発事故とその後、そして現在、未来の話がとてもリアルで、最先端で、幾らか希望すら感じさせるもので、放射能汚染という絶望的な空想未来と、生きている人間の「死生観」とが交差して、話が思わぬ方向に行ったりした。
 汚染土壌に菜種をまいて、土壌中の水分に溶け込んだセシウム、ストロンチュームなどの放射性物質を吸い上げ、そこから採れる菜種油をバイオエタノールとしてエネルギー源にする発電、自動車用燃料として活用、絞り取った菜の花の茎や葉を処理してメタンガスを取り出し、最後に残った放射性物質を含んだカスを乾燥させて固形化して、廃炉となったチェルノブイリ原発の跡地に埋設するというサイクルを完成させる努力が続いているという話は、その当事者から聞くなど、どこでも聞ける話ではないのであった。
 放射線照射食品については以下の設問をした。
1)そもそも「放射線照射食品」とはどういうことなのですか。
2)私たちの食卓に上がってくるものに、具体的にはどんな食品があるのですか。
3)「放射線照射食品」を摂り続けると、何か健康障害が起きるのですか?
4)厚生労働省では、ちゃんと監視したり、安全性を確かめているのでしょうね。
5)スーパーなどで「放射線照射食品」を見分ける、何かマークでもあるのですか。
 ここでは北海道士幌農協でのジャガイモに対する放射線照射のお話と、輸入されるスパイスの例について紹介された。また、食品となる肉類、野菜などに放射線を当てることによって変化が起きることがわかっており、現時点ではここまでであるが、アメリカでは主に「食中毒」対策としての放射線照射が既にいくつかの食品になされているということである。いずれそれらが輸入されないとは限らない、という。
 アメリカと日本では食品の衛生管理、システムに違いがあり過ぎるが、食品の物流過程における商品劣化、汚染、腐敗防止だけの放射線照射であるなら、その対応策の一つは「地産地消」であろう。

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2009年7月10日 (金)

駄菓子を買う

四季雑談の会の茶菓子
 四季雑談の会の第7回「夏席Ⅱ」は、12日に開催されるが、その茶席に用意するお菓子は、これまで季節のものを用意してきた。しかし
今回は、昭和の「駄菓子」にすることとし、途中下車した覚王山・日泰寺参道にある駄菓子屋に飛び込んで数種類を買い求めた。
 まず目についたのは、黒砂糖蜜にからめられた「黒棒」で、サクサクして黒砂糖の甘さが懐かしく思い出されるであろう。次に「カルメ焼き」(ここらあたりでは“カルメントウ”と呼んでいた)だが、家でもつくっていた形、お玉の半球形ではなく、六角形であった。見た目にも、昔のものは“骨粗鬆症”のようなガサガサであったが、現在のもはかなり身が締まっている感じであった。
 もう一つ、名前がわからなかったが、ビスケットの一種で、小指大でこけしの形をしたものも購入。そして、色とりどりの金平糖と南国・ボンタンアメの5種類。全部甘いものばかりであった。他にもいろいろあったが、次回にまわすことにした。
 さて、買う前も気にはしていたが、この時代のものの多くは、いろんな添加物が入っていて、特に着色用色素については、その後禁止されたものも少なくなく、ラベルを見ながら買ったのであるが、全く、ラベルのないものもあって、それ自体が問題ではあると感じた。しかし、当日、気にして手を出さない方もいるかもしれない、と思いつつ、見るだけでもいいから、懐かしく楽しんでもらうことにした。

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2009年6月28日 (日)

雑談の櫂仕上がる

  苦労もできてしまえば
 限定50部という「雑談の櫂・第12号・梅雨号」が苦労の末仕上がって、印刷も終えた。当初の発行計画が6月1日、繰り延べて6月14であったが、月末になってしまった。
 内容は、ほぼパターンが決まっている。表紙の季節の花は、「紫陽花」を取り上げた。四苦八句・川柳は、「茶蘭ポラン」の<梅雨知らず>と題する8句。巻頭詩は「梅雨籠(つゆごもり)」で、くらしの周辺は<本・絵本・漫画本>を取り上げた。
  作詩のころ、こころは「キッチン」で、四季の記は5本。映画観賞記録は、「新・日本沈没」を取り上げた。
  第7回四季雑談の会「夏席」では、「遺伝子組み換え食品」の話を河田昌東さんにして戴くので、その案内。ピースサイクルの案内も半ページ載せた。
  体調がすぐれないということは、あれこれ考えたくないというのが大半を占めるのであるが、時にはふっとアイデアみたいなものが浮かぶことがあって、それを書きとめることが、後で楽にさせる。
  巻頭詩の1行がどうして埋まらぬまま2日過ぎたが、横になって折り込み広告を見ているうちにひらめいた、ということもあるのである。
 今回も苦労して“しんどい”思いをしたが、これは今回に限ったことではなく毎度のことで、頭も体も絶好調で、スラスラと進んだことなど一度もなかった。そういうものだろうと思う。
 さて、次は・・・・まだまだあるなあ。

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2009年4月20日 (月)

実例に沿った食品添加物のお話・2

 「健康エコナ」の「健康」にだまされるな
 ①から⑫まで個別の説明がなされて、普段の生活では知り得ないことが幾つか示された。
1)異性化液糖の材料に使うアメリカ産のトウモロコシは、その70%が遺伝子組み換え。だが、糖類という表示だけではわからない。砂糖以外の甘味料には要注意ということか。(砂糖の弊害は別にあるが)
2)トランス脂肪酸は心臓に良くないことが知られている。食用油のエコナに含まれる「ジアシルグリセロールが発がん促進作用の疑い」とされ、ガンセンターでも実証されたとか。それなのに「健康エコナ」などと「健康」を売り物にしているのはおかしい。厚労省は動かないから、消費者が賢くなって買わないことだ。
3)膨張剤、乳化剤、イーストフード、香料などは「一括名表示」が認められていて、どんな化学物質が入っているかは、外からはわからない。
4)着色料については、目にすることができるから、鮮やかな赤の辛子明太子、紅生姜、黄色のたくあんなどは警戒するが、かまぼこ、はんぺんなど練り物は、盛り付けの彩りなんかを考えると、色ものを買うことは結構ある。着色料は現在12種類が認可されているとか。E-100(黄色5号)、E120(黄色4号)、E-124(赤色102号)など。
5)ほかに、販売者名が表示されている場合、製造者名は厚労省に届け出て、記号であらわすことが認められているという。それは販売者名の後に「1K」というような記号が付いている場合がそれである。ということは、有名ブランド品でも、よくよく見たら販売業者名-記号とあったら、製造を下請けに出している可能性もあるわけだ。これは新しい情報だった。
 こんな話を聞き、とにかく表示が少ないものを選ぶこと、国産といっても100%国産ではないと「国産」と表示できなくなったことは覚えておきたい。コマーシャルに乗せられないこと、遠方のものは日持ちをもたせるために添加物が多くなることは当然だと思うこと(地産地消、産地直送がいい)。消費者が声を上げれば、業者寄りの厚労省も重い腰を上げることもあることを知っておく。小さい子供たちほど作用は大きいので特に気をつけ、学校給食に関心をもつこと、など。
 この2回のお話で基本的なことは身につけたと思う。出来れば、娘、息子、嫁などにきちんと伝えることも大事なことであろう。
 次回は遺伝子組み換え食品などについてのお話を予定している。

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2009年4月19日 (日)

実例に沿った食品添加物のお話

 四季雑談の会「春席」で
 第6回「四季雑談の会」は、前回に引き続いて、日消連運営委員の水原さんによる「食品の安全と安定」をテーマとしたお話と意見交換であった。
 市販の食品のサンプルを例にとって、表示ラベルから「食品の原材料名と添加物の表示から安全性は分かるだろうか?」が主たる核心点。
 第1回は、食品表示制度について、食品衛生法、JAS法(農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律)、景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)の話と、この他に、計量法、健康増進法、薬事法、不正競争防止法があり、地方自治体の条例、国のガイドライン、業界の自主基準等も関係するというような話、そして、  国は2002年から、これまでの分かりにくい上に虚偽表示される表示を整理するため、農水省と厚労省の「食品の表示に関する共同会議」で検討中とのことで、日消連として、消費者側からの食品表示法への意見を提出準備中だという話が導入口。
 では、どこまで分かるか、商品例として「つぶつぶメロン」の表示をみて説明してもらった。
1.原材料名について  
①小麦粉 :国産を特色ある表示とする場合は原産地の%を表示する(例:国産100%)輸入小麦粉の学校給食パンから残留農薬を検出(2000年調査した例、市販のパンからも検出されている。
②糖類:砂糖。異性化液糖(ぶどう糖と果糖を主成分とした液状の甘味料。でんぷんから作る。でんぷんは主にアメリカのトウモロコシ。砂糖より安価のため多用)。遺伝子組み換えの問題もあり。
③精製加工油脂:植物性油脂を固形化したマーガリン・ショートニング等はトランス脂肪酸を生成。健康エコナは脂質主成分の80%を占める合成化学物質ジアシルグリセロールが発がん促進作用の疑い。厚労省で検討中。
④膨張剤:一括名表示。炭酸水素ナトリウム(重曹)、炭酸アンモニウムなど。
⑤乳化剤:一括名表示。グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、卵黄レシチ、大豆サポニンなど。(これらは界面活性作用のために使用)
⑥イーストフード:一括名表示。塩化アンモニウム、硫酸マグネシウム、ほか。
⑦V.C:合成ビタミンC(L-アスコルビン酸)、酸化防止剤としては表示される栄養強化剤としてのビタミン類28種は表示が免除される。
⑧クエン酸:酸味料や膨張剤、pH調整剤(一括表示)としては表示されない。栄養強化?
⑨香料:一括名表明。合成と天然。合成香料は4000種の化学物質使用。協和香料化学の違反事件。
⑩着色料:カロチン色素は野菜等の黄色、ビタミンA 。タール色素は12種のみ許可。
天然着色料は一括名表示。カニ色素、金、銀、タマネギ色素、トマト色素など。
⑪酸化防止剤:B.EはビタミンE(トコフェロールE)。
⑫アレルギー物質を含む食品の表示:原材料の欄に表示。いちばん最後に(その他大豆由来原材料を含む)あるいは、原材料の一部に大豆を含むなどとまとめて表示する場合もある。
 保存料のソルビン酸、安息香酸。漂白剤の次亜塩素酸ナトリウム。発色剤の亜硝酸ナトリウム(肉のアミンと反応してニトロソアミン)。
  その他の表示についても説明があった。 (続く)

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2009年4月15日 (水)

雑談の櫂・春号Ⅱ仕上がる

 季節感を出したいが・・・
 第11号が何とか仕上がった。前号の発行が3月20日であったから、1か月に2号を出すのは初めてであった。だが「四季雑談の会・春席」が今週の19日であるから、この時期に出すのは既定方針。昨年は4月1日発行であったから2週間遅れ、今日中の印刷と発送まで終えねば、事前に会員に届かないかもしれない。
 表紙を飾る季節の花は、「花水木(ハナミズキ)」を取り上げた。旧鳴海球場(現名鉄自動車学校)に至るメイン道路の両側にある街路樹は花水木で、今が満開に近い。四苦八句・川柳は、<さくら>がテーマ。巻頭詩は「春田」を仕上げた。最終行は「緑寿なるパソコン前に春田うつ」??ま、いいか。
  随想・くらしの周辺は<ショッピング>で、作詩のころ、こころは。2006年7月ころの作品「叱られて」を取り上げた。四季の記は、熊野古道・伊勢路ハイキングを含めた6篇、私の映画観賞記録は「地震列島」、あとは春席のテーマ「食品の安全と安定のお話2」とその案内。5月2日の東濃ピクニックの案内を再掲した。
  なにせ、「四季雑談の会」と四季を冠しているので、何とか季節感を出したいと編集を心がけるのであるが、次の素材探しは、発行の目途がたったころから始まる。次号は「薫風号Ⅱ」にしたいが、また1か
月の期間しかないから、今年は6月半ばの「梅雨号」にしようかなとも。「夏号」は7月末である。

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