いま、この時は何の時?
映画音楽を聴きながら
夕方、気晴らしに近くの公園に散歩に出た。桜葉が茜色に染まり、赤トンボを見かけることもなかった。冬の季節へ、自然の衣替え。
朝の病院は済ませたし、しばし休養を申し出ているので、さしあたっての執筆作業はない。メールを点検し、推敲の時間というより、手がけては休みの、間を多くとってのブログをアップし、新聞はいつもの半分程度の読みこなし。思いついては、不要な書類の整理、家事少々。あとは、CDかテープで音楽を聴いて過ごす。
音楽は、クラシックものが多いが、飽き易いので映画音楽をたしなむ。もともと映画好きではあるが、収録されているものの大半の映画は見ていない。クロード・チアリのギターに乗せてかかる曲は、「夜霧のしのび逢い」「太陽がいっぱい」「ミッシェル」「禁じられた遊び」「雨にぬれても」「シェルブールの雨傘」などなど。どれも映画挿入曲だと思うが、どれ一つ見ていない。
安売りで買ったCDでは、6枚101曲中、劇場で観た映画は、「タラのテーマ/風と共に去りぬ」「エーデルワイス/サウンド・オブ・ミュージック」「トゥナイト/ウエストサイド物語」「スペインの雨/マイ・フェア・レディー」だけであった。「アラビアのロレンス」「荒野の七人」「ロシアより愛をこめて/007」「クワイ河マーチ/戦場にかける橋」「大脱走」など、他に5曲くらいは、全てテレビシアターであった。
このCDにはなかった「ベンハー・序曲」が好きであるが、それにしても、映画は観ているようでやっぱり観ていないんだなあ、と改めて感じた。だが、こうして音楽だけを聞いていても、クラシックに較べ遥かに映画音楽の方が豊かに情景を浮かべることができるから好きなのだと思う。
まあ、いずれにしても、この数日間、時が止まったように、なんだか足踏みしているように感じられてならない。あとで考えたら、この時期はいったい何であっただろう、そう考える時が来るかもしれない。
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