菅副総理の「デフレ状況」宣言
デフレはいけない!の実感はなし
近くのスーパーマーケットで買い物をして帰ってみると、夕刊のトップ記事が、菅副総理の「デフレ状況」宣言、であり「日銀に対応促す」とあった。
インフレとデフレのメカニズムというか、国の経済運営上からは好ましくないから、何らかの金融政策を取るのであろう、というレベルでは承知している。
実生活面から考えると、収入を増やすための賃金を引き上げるが、物価が高くなることはやむを得ない。一方、物価は下がるが、企業収益は上がらないから、賃金は上がらないどころか切り下げられる、さてどっちがいいか。
両方よくない、賃金が増えて物価は安定、これが一番、が正解であろうが、そうはいかないのが世の中。
では、賃金収入によらない、年金生活者にとってはどうか。デフレで預貯金の金利が低いのは気に入らないが、物価が安いということは大歓迎、といったところか。
先のスーパーでは、毎週金曜日がカード利用者に限って5%の値引きセール。カード支払いにしてからまだ1年にもならない私だが、もう5%引きのとりこになっている。生鮮食料品は日を選べないが、牛乳、卵などは1週間単位、乾物、冷凍食品は買い置きしている。トイレットペーパーのようなものは、当然割引日の購入となる。
こうして例えば3000円の買い物で150円の節約というか、出費が抑えられ、それを年間で換算すると、1万円近くになる計算だが、1万円が手元に残っているわけではない。
政府の経済政策だけの観点からいえば、高い経済成長で、物も金も流れがよくなれば、国家財政も豊かになるから、どちらかといえばインフレ政策を取りたいのではないだろうか。しかし消費者・国民から見れば、「便乗値上げ」とか「100円のものが200円、300円になる」かもしれない、というインフレ概念がインプットされているせいか、現在の「デフレ状況」は、実感としてよくないとは思っていないのではないだろうか。
もっとも、再び「派遣切り、派遣村」や、大学生の「就職氷河期」がいいとは思っていない。就職時期を迎えた息子、娘を持った50代の父親にとっては、迫りくる「定年」を前に、日々不安がよぎるのではないだろうか。
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