2019年10月 6日 (日)

立憲カフェ・愛知3区

 オープンでフリーな議論の場
 3区総支部の第14回「立憲カフェ」が、6日近藤事務所で開かれ、20人弱が集まった。主催者が用意したプログラムは、世話人あいさつ、近藤衆院議員あいさつ、今日のテーマ①「憲法改正」最近の動き、②最近の政治課題について、 その他、とあった、参加者からの提案として、私からは「党大会の報告について(臨時国会も含む)」を、他からは、①「表現の不自由展その後」のその後について、②れいわ新選組と消費税5%について、③(外交)韓国との関係について、④リニア新幹線建設の党としての対応について、⑤関電の金品問題について。もう一つは「野党会派」について、出会った。
 そもそもこの「立憲カフェ」の性格について、私の認識が不足していた。「国会報告会」や「パートナーズのつどい」とは違って、予めテーマが設定され、政策的議論を集中する場とはちょっと違うようで、参加者が話題を持ち寄り、自由に発言する場のようであった。それで、世話人(進行役)が介在しながらも参加者同士の議論、意見交換の場も少なからずあったが、結局近藤議員の見解を求める、というところに落ち着く、そんな流れであった。
 多くあった中で、気になったものとして一つは「れいわ新選組」に共感し、消費税5%で野党はまとまれ、という意見を強く言う人が数人いたこと。私には「時勢に乗り遅れるな」みたいな、裏返せば立憲民主党にパフォーマンスを求めるようなものに見受けられた。あるいは「憲法より生活だ、消費税だ」というようにも聞こえたが、私は同調できなかったし前述のように「この場」での議論に乗ることは控えた。しかし、問題点としてメモした。
 もう一つは、「リニア中央新幹線建設問題」が、議題に挙がったことだった。私はその発言を聞いて内心“しまった!”と思った。私から提起すべきだったと。もっともリニア反対論をもって今の立憲民主党に問いただすことは、必要なことではあるが、期待する答えは返ってこないのも予想できることだ。
 近藤議員の見解はこうだ“枝野代表は、リニアはいかがなものかといっていたが、明確な対応はしていない。静岡での問題は、阿部知子議員らが取り組んでいる”というもので近藤議員の考えはなかったと思う。先の参院選挙で田島まいこさんは、リニア開通による地域の発展を期待する、みたいなことをアンケートで答えている。それを看過したのは県連代表である近藤議員であり、本音はリニア反対でも、それをいいだせない状況が現実であろう。
 さて元に戻って、私の発言についてであるが、「党大会の持ち方」について、活動方針書が事前に渡されていない(全党的な事前議論ができていない)、代議員の選出方法が明らかでない(パートナーは除外されている)が主たるものであるが、それらは民主的な組織政党としてまずい。しかし都道府県での組織が未整備である現状からは、やむを得ない事情もあり、あえて異議申し立てはしないが「石の上にも3年」の通り、次年度からは許されない。
 もう一つは、活動のあれこれを本部の指示待ちではなく、県連、総支部が率先して進めるべきである。問題は、組織問題として取り上げるときの“あつれき”である。私は労働運動出身だから、なにかと組織的な観点から党活動(運営)を考えるが、ここまで見て来た立憲民主党の体質は、どちらかといえば「市民運動的」で、組織だ、会議だ、議論だなどという方法になじめない傾向があるようだ。だからそのあたりの「舵取り」を党の役員、リーダーはうまくさばいてほしい・・・。
 この場はフリートーキングだから、いい放しで構わないし、宿題もない。あとはそれぞれの受け止めと、何ができるかの問い返しであろう。

 

 

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2019年10月 5日 (土)

立憲民主党全国代議員会議

   C&Lリンクス愛知電子版第65号
 10月6日に、愛知3区総支部の「立憲カフェ」が開催される予定であり、そこでは当然「立憲民主党第2回党大会」の報告がなされ、第3区のこれからの方針の概要が示されると思うので、それに沿って「全国代議員会議」の内容を主に第65号を編んだ。
 内容は、1)立憲民主党 第2回党大会 全国代議員会議 枝野代表が地方代議員会議で表明。2)立憲民主党の新役員体制。3)立憲民主党と関連の、マスコミ等の情報<9月30日~10月04日> 4)「ツネじい通信」 NO53 2019/10/04 高橋恒美“原発妖怪”日本の現世を映し出す、であり、全4頁。次号では大会の様子を掲載したいと思っている。
 党大会の在り方については、私なりの捉え方があり、今回についても釈然としないものを持っている。その一つが、「活動方針書」の事前提案がないこと。代議員の選出方法が不明であること、パートナーが関与できないこと、役員選挙があったのかなかったのか(立候補受付をしたが選挙に至らなかった、ということか?)等々あるが、だからといって私の中には「憤懣やるかたない」という感じは希薄である。というのも、事前準備なしの結党でまだ2年、全国都道府県組織が未達成であり、その組織も国会議員がいる所といない所で進捗状況にばらつきがある。つまり、大会を完全な組織的運営をするには、その基盤が全く未整備で、統一的で公平な運営方法が難しい状況にあること、党活動が迅速で即戦的な状況におかれていること、体制整備の人的な布陣が執り切れていないこと・・・、キリがないと言ってほどである。ここで執行部を追及しても「ないものねだり」であろう。
 だからといって、それを有権者、支持者に納得させられるか、という課題は残るのである。ではどうすればいいのか、答えは簡単である。中央段階で「総論」が出されたのだから、あとは地方組織で各論の「方針立案、その実践化」を進めればいいだけである。もっとも「言うは易し、行うは難し」だが。
 さらに突き詰めれば、役員、党員、パートナーそれぞれが「何をなすべきか」を探し、自覚し、試行してみることであろう。そして課題ごとの「グループ化」をめざしたらいいと思う。ただ、後援会的なものに慣れ切っていると、なかなか始動できないかもしれない。また「市民運動的」環境の中にいる人には「組織化」に抵抗感があるかもしれない。そこらあたりのリーダーシップこそが県連代表、総支部長、議員に求められると思う。

 

 

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2019年10月 3日 (木)

立憲民主党の新役員

 近藤昭一議員は?
   第2回党大会では「年間活動方針」「財政被告・予算案」の他に党を支え、執行する「役員」も決まった。党の3役である代表に枝野幸男 、代表代行(選挙対策委員長兼務)長妻 昭 、副代表(参議院幹事長)蓮 舫 、副代表(組織委員長兼務)佐々木隆博 、幹事長に福山哲郎 の各氏が再任された。これに、参議院議員会長 の長浜博行、国会対策委員長安住 淳 、幹事長代行・団体交流委員長に辻元清美 、政務調査会長逢坂誠二の各氏が加わって「執行役員会」が構成される。
 実務を担う中枢は「幹事長部局」のようで、幹事長のもとに「政策コミュニケーション局」「国際局」「災害対策局」「機関紙・報道局」「財務局」があって、どのような系列にあるかはわからないが「パートナーズ局長」「青年局長」「遊説局長」という担務がある。
 次に国対委員長のもとに「国会対策委員会 」があって衆参両院の国会の運営、審議に関する事項に対処する。
 選対委員長のもとには委員長代理、副委員長、委員の6人が参加して、国政、地方の選挙の情勢などを掌握する。
 目新しいところでは「組織・団体交流委員会 」が出来て、前の国対委員長辻元清美が委員長に就いた。「自治体議員ネットワーク担当」「地方組織局長」「団体交流局長-団体交流総括兼労働団体担当」他に「宗教団体等担当」と「人権・生活団体等担当」が置かれた。
 地方組織を代表する全国の11ブロック常任幹事で「常任幹事会」も設定され適宜召集されるようだ。
 各担当部署がどんな役割を果たし、どんな日常活動を行い、その内容がどのように周知され党員、パートナーに共有されるのかなどはよくわからないが、機関紙、ホームページなどを丹念に読み取っていく他ないだろう。
 辻元清美議員が国対委員長を外れたことを評価したい。国会の論戦でも活躍してほしい。
 結党時の立役者の一人、近藤昭一議員は、一切の党務にかかわっていないが、いずれ「選対委員長」に復帰するものと推測している。その間、東海ブロック、愛知県連の組織の構築に一層の注力を期待している。
 他の愛知県選出議員の役職は、松田 功衆院議員(比例東海、6区総部長)<国対委員長補佐、選対委員、常任幹事>、山尾志桜里衆院議員(7区)<政務調査会副会長>、斎藤嘉隆参院議員(愛知)<参院国対委員長代理>

 

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2019年10月 2日 (水)

立憲民主党の活動方針が届く

 政権交代のために、どうあるべきか
 立憲民主党の第2回党大会が9月30日に参院議員会館で開催されたが、その「立憲民主党年間活動方針」が、ようやくウェブ上で公開された。なお大会の日の午前中に「全国代議員大会」が開かれ、そこでは質疑が交わされたとあり、そのせいであろう午後の大会では「質疑」の時間は設定されていたが、誰も手を挙げなかった。予定の午後3時前の2時40分に散会した。
 活動方針の表紙には「すべての取り組みを政権交代のための準備につなげる。」とあった。野党第一党の政党であれば、当然の目標(スローガン)であろう。であれば、そのプロセスを明らかにして、政権交代につながる重要政策を明確にし、現場の地方議員、パートナー、支持者の声、意見吸い上げる回路を太くするなどの概要が示されるべきであろう。
 「大会」では、いわば「総論」の領域で意見一致を諮り、具体的には各担当部、都道府県連で骨格となる方針を示していくのかもしれない。実際「活動方針」を読んだだけでは「立憲サポーター」として何をすべきかは、すぐには思いつかない。
 もう一つは、「政権交代のために」を素直に読めば、次の「衆院選挙」で野党が過半数を制することであるから、読み替えれば「総選挙の準備を怠りなく進めよ」ということにならないか。それはそうだと思うが、私の中では「選挙のための選挙活動」は一部であって、筋としては「地域的課題、地域活動に積極的に関与し担う」ことではないかと思うのである。つまり「選挙のための選挙活動」とは、端的に言えば議員の後援会活動であり、「地域的課題、地域活動」とは市民運動、住民運動、労働運動などを指す。
 愛知3区・近藤昭一事務所では、「後援会」とは別に、国政報告会、パートナーズ集会、立憲カフェなどそれなりの設定を進めているが、私は二つのことを感じている。一つは国政報告会、パートナーズ集会は「後援会」の延長のような気がしていて、新しい、若い参加者が少ない、参加者も(私も含め)高齢化の傾向が続いている気がするのだが。もう一つは、他党や一般市民も参加する市民集会、政治集会などに参加する人たちは少数で、ここでも「後援会」加入者との異相を感じているが勘違いであろうか。それはそれで別個に存在することは不自然ではないから、目くじらを立てるつもりはないが、「政権交代」という大きな政治課題を現実的に引き寄せようとすれば、つまり「政治を変えること即ち私たちが変わること」であり、「私たちが変わること即ち政治・社会に向き合うこと」で、議員を送り出すだけの「他人(ひと)任せ政治」では、政治・社会は変わらないだろうと思うのである。あるいは自民党に逆襲を受けひっくり返されかねない(民主党政権で経験済み)という危惧を持つのである。
  
政権を支えるのは議員だけではない、私たち一人一人なのだと。その一人として、「他人(ひと)任せ」であってはならない、自らを鍛えないとつぶされる・・・。

 

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2019年9月30日 (月)

立憲民主党第2回党大会

 直前に「大会に寄せて」を書く
 立憲民主党の第2回定期大会が今日の午後東京で開かれた。午前中は「地方議員大会」があったらしいが、内容は不明。午後1時30分からYou Tubeで中継されるとのことだったので視聴した。343人が視聴したと表示されたが、意外と少ないと感じた。もっとも仕事を持っていれば難しいだろうが。
 大会の在り方に疑問を持っていた私は、だからといって傍観しているのもなんだと思って、昨夜から今日の午前中にかけて「C&Lリンクス愛知電子版・第64号」の編集を急きょ手掛けた。その内容は1)立憲民主党第2回党大会に寄せて、2)参考資料 立憲民主党のこれから 熱い支持者と共に汗かけ、3)立憲民主党と関連の、マスコミ等の情報<9月25日~9月29日> 4)お知らせ:こんちゃんの国政報告会開催 !/第14 回 立憲カフェのお知らせ、5)映画鑑賞記「プライベート・ウォー」であった。
 メインの「大会に寄せて」は、そもそも議案書も何もない中で書きようがないのだが、過去の情報を拾い集めて、「全国幹事会の内容が大会議案の柱か」「立憲パートナーズ制度について」「国民民主党など野党の合流について」「税制・消費税問題」「衆院選に向けて」の項目を立てて意見を書いた。そして、12時少し前に党の事務局に送信した。既に意見を反映させられる機会はなかったが、「立憲サポーター健在」が届けばそれでよし。
 大会の様子をYou Tubeの中継で見たが、枝野代表の発言、福山幹事長の活動方針を聴いていて、私の文脈と大きな違いはなかったように思った。宮城県連第2区総支部長の女性代議員の「締めの挨拶」がなかなか良かったが、メモが取り切れなかった。これから出されるであろう大会の報告を待って、近いうちにまとめてみようと思う。
 なお、昨日が投開票であった小牧市議選で、立憲民主党から立候補した新人の諸岡英実さんは25人中7位(1913票)で当選、現職の谷田貝将典さんは9位(1850票)で当選した。

 

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2019年9月22日 (日)

小牧市議会議員選挙

 立憲から男女2名が立候補
 愛知県小牧市議会議員選挙がきょう告示された。29日が投開票日となる。
 定員は25で34人の立候補と聞いているが、前回選挙では民主党として3人が当選している。その現職3人のうち二人は国民民主党所属であるが「無所属」として届け出て、もう一人の谷田貝将典さんは立憲民主党の公認で立候補、そこへ女性の新人諸岡英実さん(25)が、公認として立憲民主党の旗を掲げて立候補した。
 小牧市は、歴史を紐解くと天下布武を掲げて戦国の世に躍り出た織田信長が、1560年に桶狭間で今川義元を打ち破り、美濃攻略の拠点として「小牧山城」を築城した。信長にとって初めての築城であり、近年その発掘調査が進められ、その築城が再評価されつつある。
 一方、県営名古屋空港があり、同じ地域内に航空自衛隊小牧基地があり、ジェット旅客機スペースジェット(旧MRJ)、さらには小惑星探査機はやぶさ2を搭載し宇宙への挑戦を続けているH2Aロケットを製造する三菱重工業名古屋誘導推進システム製作所がある。
 さて小牧市の人口は約153,000人、有権者は約120,000人と推定される。前回選挙の当選ラインが1300票前後(投票率は50,42%)。
   実は立憲民主党の新人候補諸岡英実さんの母親が前回選挙で立候補(無所属)して629票で落選している。今回は、母親に代わってのリベンジであるが、立憲民主党の公認ということで、もう一人の公認候補谷田貝将典さんの得票2447とどこまで調整できるのか、或いはしないのか。さらに、国民民主党(今回は無所属)の二人が合計5478票(1位と18位)を獲得しており、そこから立憲へ2割程度の移動があれば、そしてうまく案分されれば、立憲、国民両党の4人がそろって当選も可能である。注意すべきは、国民民主党の二人の得票の高さが、三菱重工やその関連の労組票(連合票)によるところが大きいかどうかである。そうであればその組織票は立憲への移動は少ないとみていい。
 事情の分からない者がこれ以上突っ込むことは控えたいが、私としては、立憲民主党の地方議員が一人でも多く増えてほしいということと、毎年、ピースサイクル運動で、小牧基地に申し入れに行くなど、幾らか縁があってついつい書いてしまった。

 

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2019年8月25日 (日)

参院選後の政治を展望する・2

   高野 孟講演会(2)野党について
 あれがだめならこれ、これがだめならあれと目先を変えるばかりで何の実績もない安倍政治は「下の下の下」、21世紀戦略に欠けている、という高野さん。ならばなぜ安倍政治が佐藤栄作内閣を超すような長期政権として続くのか?
 その疑問はだれしも持っていると思う。それは後半の質疑応答でもその一端が伺えた。例えば、「れいわ」をどう評価されるか、なぜこんなにも「投票率」が低いのか、イタリアの「オリーブの木」について(野党連合)、「リベラル」の人ってどんな人(政治家、著名人)がいるか、など。
 高野さんは、8月20日に立憲民主党と国民民主党が衆参両院での「統一会派」合意について語った。「統一会派」の必要は認めつつも、大事なことは「理念・政策」でそれを抜きに数合わせに走ることの愚を説いた。まさに「枝野は頑迷、早く一緒にならないと」というマスコミの煽りを受けつつ枝野代表が慎重であり続けたのは、その点にあった。私の周辺にも「野党統一」を唱える人は多い。問題は「野党がバラバラだから与党に勝てない」のは事実としても「理念・政策」を抜きにしていないか、旧民主党・民進党に逆戻りするようなことでは世論の支持は得らないと考えてことか、である。
 では「理念・政策」というがそれはどう読み解くのか。「理念」で言えば高野さんは「本当のリベラル政党を」をあげ「リベラルと旧革新・旧左翼とを一緒にしてくれるな」として、その違いを「対比表」として示した。詳細は省くが「人間としての基本姿勢(謙虚な自己相対主義)」「コミュニケーション方法(柔らかな共同戦線主義)」「政治的な目標設定(結果優先主義)」「政策的な発想(未来からの風を現在に届かせる理想主義)」「組織論の基礎(水平協働主義)」という視点から、旧保守、革新とは違う第3の「リベラル政党」を示した。ここのところは大いなる議論と学習が必要で“お説を拝聴”するだけでなく、自らの熟考、論理整理が欠かせないだろう。
 次に「政策」についてである。例えば原発政策で言えば、立憲は5年以内に全原発の廃炉を決める「原発ゼロ基本法案」を掲げるが、電力総連系の議員を抱える国民は同調していない。それでも「統一会派」から「野党統合」へ進めば「連合」は分解しかねない、そして「電力総連系」は、自民党支持に行きかねないと高野さんいう。
 さらに、政策、課題で合意できたとしても「共産党アレルギー」が一掃される見通しはなく、イタリア・オリーブの木が、この日本で成り立つかどうか、「日本的オリーブの木」はあり得るのか、どのように整えられるか、 (続く)

 

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2019年8月24日 (土)

参院選後の政治を展望する・1

 高野 孟講演会(1)
 この日、ほぼ同じ時間帯で、「表現の不自由展・その後」の再開をもとめる8.24 集会&デモ i n 名古屋が、愛知芸術文化センター東隣の栄公園にて集会とデモが開かれた。主催は「表現の不自由展・その後」の再開をもとめる愛知県民の会で、高野 孟講演会に遅れて参加した人の話で200人ほどの参加だったという。
 この愛知芸文センターが、「表現の不自由展・その後」の展示会場であったから、栄公園での集会となった。
 私は午後4時20分頃、第21回リベラル政治懇話会「参院選後の政治を展望する-高野 孟講演会」の会場にに到着し、頼まれて受付の手伝いをした。
 高野さんの話の概要は①参院選挙-改憲派が3分の2を割る。②安部政治=安倍の改憲戦略の曖昧、八方ふさがり、本気度が試される9月の人事。③野党の自民一強対抗策。③リベラル政党とは、といったところだったと思う。
 一方私の関心は、①参院選の結果・総括、②立憲民主党のこれから。③野党統一について、だった。

 

 高野さんの話の3分の2は、憲法問題と安倍政治につてで、まず参院選で、単純ではないが改憲勢力が3分の2を喪失した、にも拘らずマスコミは、東京新聞を除いて「与党勝利」と書いた。この「単純ではないが」は、一つは、「反安倍改憲」の野党の側にも「改憲」に加わる議員もいれば、「立憲民主党」も一切改憲しないとは言っていない。
 次に公明党の立場についてであるが、元々「加憲」であり9条の改憲には慎重であることは知られてはいるが、安倍の9条の書き込みについては創価学会から“造反”が出ている。例えば沖縄の辺野古新基地建設は、地元は一貫して反対の立場で、県民投票、知事選にもそれが表れている。また先の参院選挙、東京選挙区で「れいわ」から立候補した野原善正氏は「沖縄創価学会壮年部所属」である。東京は公明党の山口那津男代表の選挙区であり、山口は約81万票の得票であったが、落選したものの野原は約21万票を獲得して注目された。「れいわ」の票もあるであろうが、学会員の多くが山口でなく野原に入れた、「崩れかけた平和の党、公明党」への反発であろうと高野さんは指摘した。
 次に自民党の内部についてである。詳しくは書けないが、端的に言えば、元々の自民党の改憲草案がありながら、安倍の一存で変えられていくことへの不満がある、ということのようだ。例えば安倍は「9条の一項、二項をそのままにして第3項としてそこに自衛隊を明記する」などは、二項の「戦力は保持しない」「交戦権を認めない」が生きており、めざす改正案と違う、などである。
 さて安倍政治はいつまで続くのか。まず安倍の「八方塞がり」は続くとして高野さんはそれを図解で示したが、実に11項目あった。「安倍流のエセ改憲は既に頓挫」「トランプ大接待も貿易押しつけがバレて台無し」「アベノミクス失敗+消費増税」「北方2島返還交渉の大失敗」「日朝首脳会議実現のメドなし」「フクシマ原発事故から8年」「辺野古基地建設行詰り」「年金不足2000万円」・・・に加えて「日韓関係」が最悪の事態に至っているとした。そして秋の自民党役員人事、内閣改造に「やる気満々」か「お疲れ気味」かの兆候が見られるとした。この高野さんの「永田町の裏を読む」をもって注目してみよう。 (続く)

 

 

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2019年8月13日 (火)

参院選2019 私的な総括(2)

 全体を概観すれば
   及ばなかった「アベ政治を許さない!」
 与野党を「一強多弱」と言わしめる現状を打破するには、この参院選で第1に「改憲派の与党、与党系を3分の2以下にする」ことは必須であった。これは数字の上では達成したが、「野党・無所属」の中に与党に同調する議員がいることは確かで、安堵するには至らない。その象徴的な選挙区が静岡であった。立憲民主党の候補徳川さんは敗れたが、「立憲民主党VS国民民主党+官邸」の構図を明らかにした点は大きい。冷静厳格に見ておきたい事例だ。
 第2に「自民党が改選議席、単独過半数を下回り、安倍内閣の責任論から安倍退陣」という大きな政局転換が期待されたが、安倍は平然と「勝利」したといい、自民党内に責任を問う声は稀だった。マスコミも“安倍勝利”と報じた。「アベ政治を許さない!」は、半歩詰め寄ったが及ばなかったのは残念だった。
 第3に「野党共闘の成果」で、野党躍進の展望が拓かれ、政権交代の道筋が見えてくることが期待された。全国32の「1人区」で野党一本化が図られ、ここが勝負どころとされたが、結果は「10:22」であった。それぞれの選挙区の状況は把握しきれていないが、自民党の現職に対して野党の候補は新人が多く、擁立したのが遅かったことも敗因の一つではないだろうか。また「日本維新の会支配地域・関西」で勝ち切れない原因の検証と戦略の建て直しは、「政権獲得をめざす」以上必須である。 
 また野党統一の候補として当選した「無所属」議員の動向が気になる。将来的に立憲民主党に合流する手立てを考えておきたいものだ。
勝利した「10選挙区」で、勝ち切った東北、競り勝った新潟、大分での教訓を引き出したい。一方東京、三重で競り負けたのは痛い。敗因は何であったろうか。候補者擁立の過程に問題があったとの意見がある。
   野党それぞれを評価すると
 「野党が束になっても勝てなかった」ことの検証は各党で進められ、次の衆院選に向けて活発な議論が行われた、或いはさらに詰められていくに違いないが、独自に行われるものはとかく「我田引水」なりがちだから、一般の支持者、市民を交えての議論を進めてほしいと思う。
 まず選挙結果から言えることは、野党の立憲民主党(立憲)、国民民主党(国民)、日本共産党(共産)、社会民主党(社民)それぞれを見てみると、社民党が「政党要件」を維持したことに安どしたオールドファンもいただろう。私もその一人ではあるが、このまま「低空飛行」を続けていくことで、どれだけ政治的影響力を発揮できるのか、党勢の盛り返しの策の議論を待ちたい。同時に立憲との会派を組みながら、「合流」の是非も議論してほしい。
 共産党のやや後退は、他の野党にも問題を投げかけているように思われる。共産党がそれまでの独自方針「党勢拡大=得票数の上乗せ」の方向から「野党共闘=候補者一本化に協力」に踏み切ったことに、共感した人は少なからずいたと思う。また市民運動、地域的課題に取り組む姿勢も他党を圧倒している。にもかかわらず、選挙で共産党を押し上げるということに必ずしもつながらない点はどこにあるのだろうか。愛知選挙区で維新に後れを取ったことは「野党共闘」にとっても痛手であった。党員、しんぶん赤旗読者など「コア」の層が高齢化し、支持組合、学生団体などの伸びの減少などが考えられるが、他の野党にも共通していないか。
 さて国民民主党についてであるが、「野党共闘」また将来的な「連立政権」を考える時、(私が立憲パートナーであることもさることながら)厄介な存在である。それを端的に表したのは「静岡選挙区」であったことは書いた。
 そして安倍自民党の「改憲」方針への対応をみても、与党寄りのスタンスが見え隠れするのである。ただ衆参の議員には、センスのいい議員もいるようで、憲法問題、野党政権実現に向けてどう判断し動くか注目したい。
 もう一つの問題は、労働団体「連合」を支持基盤の大きな一つにしていること、その「連合」を牛耳るといっていい労働組合が自動車総連(約77万人)、電力労連(約22万人)、UAゼンセン(約173万人)ではないかと思われ、「政労使」重視寄り(右寄り)ともいわれる。まるで自民党政府・与党から楔を打ち込まれているような形であり、それは、「野党共闘」にとって警戒せざるを得ない「厄介な」問題だと思うのである。
 立憲民主党については、詳しく後述する。 (続く)

 

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2019年8月12日 (月)

参院選挙2019 私的な総括(1)

 荷が重いが「はじめに」から書き始めた
 総括・・・この仕事、ちょっと荷が重い。止めたからといっても、誰からもとがめはうけないだろう。だから逆に自由に書いたらいい、だが書くなら少しはましなものを、それをいうから荷が重い・・・。
 逡巡を繰り返しながらここまで来た。結局、前に進むためには、乗り越えねばならないハードルなのかもしれない。
とりあえず「はじめに」から書き始めた。完結する自信はないが。
 はじめに
 今の日本の政治体制は、2院制の議会制民主主義と政党政治で成り立っていると思う。その議会は日本国憲法のもと、「立憲民主主義」「平和主義」の言葉で括られてきた。
   衆議院は政権に直結し、選挙では「政権選択の選挙」といわれる。一方参議院は「良識の府」と言われているが、昨今そのように言われることは少ない気がする。例えば今次参院選挙で私(たち)は何をめざしたかといえば、政治の大局としては「改憲派の与党、与党系を3分の2以下にする。自民党が改選議席・単独過半数を下回り、安倍内閣の責任論から退陣へ。野党共闘の成否で、政権交代の展望が拓けるか、の選挙」であった。衆院選挙に限りなく近づいている気がする。
 立憲民主党としては、「議席を大きく伸ばし、野党第1党として政権交代のイニシアチブが握れるか。多様性、当事者性から擁立した候補者をどれだけ多く当選させられるか。“ボトムアップ”の試金石の選挙」
 愛知選挙区では「公認の田島まいこ候補の必勝。名古屋を基盤としながらも全県的な浸透が図れるか。国民民主党、連合愛知の影響力を探る。立憲パートナーを含む組織型選挙の展開はいかに。市民運動との共同、連携の現状を見る選挙」
 個人的には「田島まいこ候補の当選に尽力。党、選対の要請に応える。個人として何ができるか、何がしたいか、どこまでできるか、を自覚する選挙」であったと振り返る。
 別の観点からは、「令和新選組(れいわ)」と「NHKから国民を守る党(N国)」が、結果として議席を得たが、どう評価するかだけでなく、参院選の特性として「シングルイシュー」の候補(団体)がかなりの票を得たが、これは既存の政党が政治課題を全面的に展開して「百貨店方式」をとったのに対し、「専門店(シングルイシュー)」方式が
一定程度支持されたといえる。これは「一過性の風」が吹いただけの「荒地に咲いた“あだ花”」で終わるのか、“良質の種”を残して“緑の草原”へと、荒地を凌駕するものになるかに関心は高まる。
 では結党して2年もたたない立憲民主党にとって初めての参院選挙、先の衆院選挙の勢いそのままに、この選挙を戦いきれたか。組織政党として構成員それぞれが立場、立場で現政治局面を理解して他人任せではない、自立した自主的な行動が取れたかどうか。選挙の結果を正反両面から問い返すとしても、一般論だけでなく「個人の総括」も欠かせないのではないか。それは党勢を「個」から「線(お隣りへのつながり)」へ、そして「面(地域全体への広がり)」の原点になるであろう、からだ。そうした観点とその集大成があってこそ「ボトムアップ」の検証ができ、次へのステップになるのではないだろうか。 (続く)

 

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