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2019年9月 2日 (月)

久しぶりの詩作

 湧きあがる想はなくとも
 久しぶりに詩らしきものを書いた。ひょっとして1年ぶりかもしれない。器の小さい脳が、「C&Lリンクス愛知電子版」の発行で占拠されているからだろう。こういう片手間的な向き合い方、とりわけ「芸術」的なものは薄っぺらなものしか出来上がらない。それは十分承知の上だ。本当に書きたいという衝動がふと湧き上がるときがあり、その時を逃さなければ、短時間であれ仕上がることもある、長い間には僅かではあったがそんな経験をした。
 ただ、「巻頭詩」は、行数制限と本誌の内容に沿えるものを、という目的があるから、詩泉が沸き上がることなく工作するように書く場合もある。
 今回の詩は、まさにその類の詩である。中学の同級生の作品展「私たちの小さな足跡展」の作品集の空白を埋める短かい詩である。

 

 紫陽花の咲くころ

潮見が丘の学舎(まなびや)を後にして

 

夜空に散らばる星の一つのようにキラリ
どこに行くのか浮雲のようにフワ~リ
扇川の土手の雑草(あらくさ)のようにユラユラ
それで背丈は子どもに越されて・・・

 

一枚一枚 筆あとの違う画集
壁のあちこちに架かるフォト
小窓にはめ込まれたステンドグラス
目を閉じているような手作りの詩集

 

庭木の葉が一枚落ちるごとくに
限りある命のカードを一枚一枚きって
つかみきれない心のうちだけれど
形にしてみた作品がここに

 

それは七十五年目の 紫陽花の咲くころでした

 

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