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2019年4月23日 (火)

「平成」の出来事二つを挙げれば

   オウム真理教事件と福島原発事故
 間もなく「平成」が終わろうとしていて、報道各社も様々な企画を進めている。例えば毎日新聞は「平成の号外」を特集して、28の号外の一面を掲載した。政治、経済、社会、国際、スポーツ、科学などに亘っているが、その中から私が選んだのは、一つは1995(平成7)年の地下鉄サリン事件で明らかとなった一連の「オウム真理教事件」である。
   その理由は、「平成」は戦争のなかった平和な時代だったといわれているが、それは「平穏無事」のくらしを享受していた時代でもあった。そんな時私(たち)が知らないところで「オウム真理教」の企みが深く静かに、どす黒く進行していたことに驚愕した。やくざ、極道、暴力団、この世界を「裏社会」というが、「オウム真理教」は、表の顔を持った「地下組織」ではなかったろうか。
   このことから連想したのが「裏社会」と「地下組織」を併せ持った「軍国主義復活」を目論む勢力(右翼)の存在だった。これらは「暴発」しないで、日本の社会にじわじわ浸潤しているように思えて不気味でさえある。
   もう一つは、やはり2011(平成23)年3月の「東日本大震災・東電福島第1原発事故」である。いまさらに日本列島が、地震、津波、噴火、台風・豪雨・洪水の「自然災害列島」であることを改めて気付かせた。
   「日本(国民)の安全保障」とは、外国との関係だけではなく、この日本列島を「災害」から守る、被害を最小限の抑えるということ。この二つが双璧となっていなければならない。もっと言えば、防衛費を縮小して防災、減災に国力を注入すべきであろう。
 東京電力福島第1原発の事故は改めて言うまでもないが、これは単に「震災」ではなく、明らかに「人災」でもあり「震人災」と呼ぶのが正答である。「原子力の平和利用」「低コストエネルギー」「原発は安全」「資源のない日本に欠かせない」等々、今にして思えばこれらは「神話」に近いものだった。「神話」みたいにいうものだから未だに「神話」の世界から抜け出せない人が多くいる。特に政治家、経済人には困ったものだ。「脱原発」「原発ゼロ」は「神話」ではない。「暮らしの安全」を保障するものの一つなのだ。
   だれもが、「平和」を求めてやまないのに、「暮らしの中」に、それへの不断の努力をどれほどしてきたのか。私の中にもある注意、警戒、考察の至らなさを痛感せざるを得ない。「平成」は「平静」のようで実は、次代への警鐘をたくさん例示した時代と言えようか。

 

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