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2019年4月14日 (日)

名古屋市議選・小野澤選挙の私的総括(4)

  街宣活動の総括(1) 
  この選挙で私は、街宣車の運行計画を全面的に引き受けた。過去の市民主導型の選挙、例えば1999年の愛知県知事選挙では名古屋市内全域を、2003年の知事選挙でもお手伝いした。2009年だったか社民党の比例東海に立候補した(故)坂喜代子さんの名古屋市内街宣の一部を担ったことも。2016年の参院選前の「あいちキャラバン」では、名古屋市内に加えて他所の幾つかのキャラバンコースを設定した。
 それはそれとして「街宣活動の私的総括」をまとめた。あくまで私が参加し関わったところからの気がいた点に過ぎない。しかも立候補表明、事務所の確保そして「1、告示前の朝立ち、訪問活動、戸別ビラ入れ」が始まったのは2月の声を聞くころではなかったか。朝立ちは、近藤昭一衆院議員・事務所に支えられて始まったと思う。ハンドマイク(トラメガ)、のぼりとチラシが用意されたと思うが、わかりやすい「看板(政策スローガン)」も用意出来たらよかったと思う。(他の事例から)
 街宣車については、告示前の数か月間に用意されなかったのは惜しい気がした。3月に入ってからか、「政党カー」が動き出した。本番用の街宣車は、スピーカーの音量は十分でコードレスマイクの距離は十分とれ、住宅街での小回りの利く軽自動車が非常に効果的であることが分かった。この選挙では、候補者が(電動)車いすということで頻繁な乗降は避けるという方針が採られ、街宣車と候補者カーは別個であった。この方式は千種区の斎藤まこと選挙で実証済みとのことだった。課題として残ったのは、街宣ポイントで合流する間の候補者の「訪問活動」の密度(名簿)であったろうか。
 街宣車の「3、乗員の体制(シフト)」については、運転手、ナビゲーター、ウグイス2人の4人体制であるが、当初はその人集めに事務局長も苦労したようだ。「初挑戦で“落下傘候補”」でもあったからやむを得ないだろう。
 シフトは「日替わり3交代(午前、午後、夕方以降)かつ経験差」もあって、多少の混乱はあったが、結果的には円滑に運行できた。時々「経験を積ませる」ということで若い女性もマイクを握ることも。また「ウグイス」といわれる人のほとんどが女性であったが、私見としては、長めの街頭演説では、男女混合の方が、トーンが変わって効果的な場合もあると思っている。付け加えれば「立憲民主党」を軸とした「国政」との関連についてのアピールもあってよかったのではないだろうか。
 告示後の「4、街宣車の運行計画」作成にあたっては、①緑区を地域割り・学区割りして、まんべんなく街宣車を回す方式。②緑区全体を鳥瞰し、「ポイント」を決め、そこを中心に街宣車を回す方式があると考えていたが、おのざわ選対の街宣は、①の方式を採用した。知名度不足を区内全域で浸透させたい意図からだ。もっとも、ポイントも定めているから①②併用方式ともいえた。
 もう一つの街宣ポイントは、「旧市街地=保守的傾向」「新住宅地=新住民、若年世代」と分析し、「おのざわ選挙」の性格、特徴から「新住宅地」に主眼を置いた。そこで9日間を「鳴海西部と鳴海東部」で7日間、比較的旧住民が多いと思われる大高町、有松町を各1日とした。しかしそれは状況次第で変化し、必ずしも厳密なものではなかった。例えばJR大高駅の東側地域は、鳴海町に接する大高町地内であるが、「鳴海西部」の時にも街宣をし、厳密に境界線を引いたわけではなかった。
 二人を擁立した他党では、「地域割り」をしたであろうか。立憲民主党としては「地域割り」は採用しなかったし、なにがしかの「棲み分け」の話もなかった。恐らく前職の岡本候補はこれまで通りの選挙活動、小野澤は前職松本の地盤というか支持層を引き継ぐといったものではなかったろうか。ただそれがうまくいったかどうかは、票の分析でしかわからない。なお小野澤の街宣は、岡本の地元「左京山地区」の街宣は控えた。岡本も同じではなかったろうか。
 いわゆる「街宣ポイント」については、ターミナル、スーパーマーケット、ホームセンター、交差点、集合住宅、
店舗, その他・緑区役所のそれぞれをピックアップして、運行計画に組み入れた。問題は、どこへ行っても人の流れは少ない、特に平日の午後など。また街宣車の駐車場所に苦労した。そんな時、コードレスマイクは有効だった。

 ここまで見てきてつくづく思ったことは、緑区は広い、新しい住宅地が、どんどんできていた、スーパーマーケットは人の出入りは多いのであるが、道路と店舗の間に広い駐車場があって、来客と候補者が顔を合わせる機会がない。
 車は多く行き交うのであるが、人が歩いていない。季節柄(気温、花粉など)もあるかもしれないが、商店街が衰退し個別の小売店も減少しているから、人の出歩きが少ないのである。
 SNSを効果的に使うということもあるかもしれないが、地方議会選挙は、地域密着型の選挙であり、有権者との直接の出会いが少ないということは、「議会制民主主義」の在り方として問題であろうと思った。続く。

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