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2019年3月 3日 (日)

男の気持ち・生き方(158)

  加齢のその先
 
人間みな等しく歳を重ねていく。だがその先々は千差万別もまた当然といえよう。
  15歳を一つのスタート地点として、私たち同年の者はそれぞれの道を歩み始めた。同窓会を開くたびにその消息、近況などが知れたが、それは部分的なものでしかなかったし、またそれ自体に特に関心があったわけではない。
  45年の歳月が過ぎて「還暦」を迎えたころには、亡くなった同級生もちらほらといて名簿に「故人」と記された。
  そして職業欄が空白の人も目立つようにはなっていたが、自営業の人はともかく、男性の場合はまだまだ何らかの形で仕事に就いていた。さらに10年が過ぎて「古希」を迎えたときも、私の知る範囲で「リタイヤ」した人は多くなかった。
 さて一昨年の6月に中学の第13期生作品展「私たちの小さな足跡展」を開いたが、その第2回を昨秋に開催することを予定していた。しかし前回の出品者を中心に状況を聞いたところ、諸事情で開催を今年の6月に延期することになった。その打ち合わせを明日開くのだが、これまでに寄せられた返信を見てみると、作品の制作については「継続組」と「中断組」にかなりはっきり分かれた。継続している人は、その「教室」に通っている、何らかの展覧会に出品していることが継続要因となっていると推測された。
 一方中断している人は、自らの体調が思わしくない人もいれば、ひょっとして家事・介護に専念されている方もいるかもしれないが、やはり教室に通うなり、出品するなどの目標がないと中断のきっかけを作ってしまいがちのようだ。そうした継続するか否かの「選択」する機会に至った時、個人差はあるにしろ「加齢」が起因してことを左右することがあるのだろうか。
 スポーツと違って「芸術」の世界では、「加齢」が中断に結び付くことは少ないと思われ、むしろ、その人それぞれの「生き方」「向き合い方」に関わるのではないだろうか。「余生」という言葉の不可解さが募るのである。
 

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