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2018年12月 5日 (水)

再び映画「華氏119」を観る

 シネマ散歩・緑の会・第8回鑑賞会
 居住地の、同級生など比較的高齢の仲間で出掛ける映画鑑賞会「シネマ散歩・緑の会」の第8回映画鑑賞会兼望年会が開催され「華氏119」を観た。個人的には2回目となったが、前回の記憶が薄くなっていたうえに展開が早いので、2回目を観ても初めてという感じであった。もう1回観ないときちんとした鑑賞記は書けない気がしないでもない。
 鑑賞会の都度発行している会誌第8号では、「華氏119」の紹介と、「日日是好日」と「散り椿」の鑑賞記を記事にした。そして随筆「シネマを散歩する(5)」で、かなり古い映画『襤褸の旗』」について書いた。
 「いささか古い話で恐縮ですが、映画評論家の白井佳夫さん(1932年~、1958年早稲田大学第二文学部演劇専修卒業。キネマ旬報社に入社して編集者として10年在籍、1968~76年『キネマ旬報』編集長を8年半つとめる)が1985年に著した文庫本「日本映画のほんとうの面白さをご存知ですか?」で、1974年度(昭和49年)映画ベストテンに次の作品を選んでいます。①サンダカンダ八番館 ②砂の器 ③仁義なき戦い・頂上作戦 ④妹 ⑤濡れた欲情・特だし21人 ⑥㊙色情めす市場 ⑦悪名・縄張荒らし ⑧街の灯 ⑨仁義なき戦い・完結編、そして第10位に、何と独立プロの「襤褸の旗」を挙げているのです。
 映画「襤褸の旗」の「襤褸(らんる)の旗」とは、使いふるして(戦いに明け暮れて)ボロボロになった旗のことです。内容を端的に言えば明治時代、公害と環境破壊に対して闘い、足尾鉱毒事件では、明治天皇に直訴しようとした田中正造代議士の壮絶な半生を描いたものです。主演の三國連太郎が田中正造を演じていますが、その迫真の演技などで、第29回毎日映画コンクール男優演技賞を受賞しています。映画も第48回キネマ旬報ベスト・テン第8位に選ばれていて、そうした評価もあって白井さんは、ベストテンに加えたのかもしれません。
 さてこの映画については、新東京国際空港(現・成田国際空港)の反対運動『三里塚闘争』と関係していて、三里塚芝山連合空港反対同盟も協力し撮影を行いました。撮影場所も千葉県成田市の三里塚が用いられ、反対同盟の農民、支援者、学生もエキストラで出演したという経緯があります。そして1974年の参院選挙・比例区に反対同盟の戸村一作委員長が立候補することでこの映画が、選挙運動と一緒に全国で自主上映会が開かれました。この愛知でも上映会が開かれ、上映された毎回、三里塚闘争と戸村一作氏に連帯する会・愛知から幕間のアピールが行われました。その一人として私も舞台に立ちました。あれからもう45年近くの歳月が流れました。」 次回は年明けの2月。

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