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2018年12月31日 (月)

2018年は忘れず、手放さず

 2019年は、夢のかけらを手にして
 わが家から近くのバス停で三つ目、歩いて15分くらいのところに、滝の水公園というのがある。
 1988年だったと思うが、公園の高台から元旦の初日の出を写真に収めた。30年も前だった。早起きが出来て、出かけることを厭わなかった。まだ若かった。
 息子夫婦の家族5人が揃って、この公園で初日の出を仰ぐようになって2年か3年経つだろうか。2019年も出掛けるという。一緒に出掛けることもできないことはないが、私は、カーテンの隙間からもれる朝の陽ざしを感じて、「あさきゆめみし ゑひもせす」(いろは歌)ならぬ、かなわないと知りつつ、うつつごころ(現心)に浸るひととき、それが至福と思っているのが昨今である。
 2018年も、私的な日々の記録、周辺の出来事の記録・ブログ、立憲民主党の活動の記録・冊子と電子メール、フォトアルバム、映画鑑賞、これらの記録は形として残ってはいるが、私の「影」みたいなもので、日没とともに消え、月光でかすかに浮かぶ、そんなものの類であったろう。発信したものが幾らかでも人に響いたであろうかという凡庸な欲がかすめていくが、それも “うつつごころ”の一つなのであろうか。
 2019年は、私にどんな風景を見せてくれるのだろう。いや私の前に現れる風景から私は何を見てとるであろうか。いえいえ「まず夢だ 夢の暴力がわれわれを鍛える」(岩田宏の詩・グアンタナモの冒頭部分)というのであれば、“うつろな心”に浸るべきではない。私に勇気、動機、決起を与えるのは「夢」なのであろうか。これまでの怠惰がその夢を砕いてしまっていたなら、せめてその“かけら”だけでも追い求めよということだろうか。安逸を許さない「夢の暴力」か・・・。
 元旦は早起きして、電子ノートに“夢のかけら”を確かめ、書き留めてみよう。

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2018年12月28日 (金)

株の「口座管理料」を請求される

 マイナンバーの提出も・・・
 私は、在職中に自社の企業情報を得るために自社株(三菱自動車)を持っていたが、退職後もそのままとなっていた。また脱原発運動に協賛して中部電力の株を購入して、株主総会に参加してきた。
 ところが今年になって、「口座管理料」の請求文書が届いて、年内に払えとのことだった。口座の管理費用って何だ?早い話、定期的な情報提供のための手間賃みたいなものだ。文書作成費と郵送料などに費用負担はあるだろうが、それは株の売買で得られる手数料で相殺されるものであろう。さらに「評価額が200万円以上などは無料」という方式を考えると大株主優遇は明らかで、絶対数の多い小株主から年間3000円の管理料をとれば、かなりの収益になると推測する。さらに事務作業の軽減で人員削減のメリットも考えたのではないだろうか。果たしてそこまでするほど、証券業界は不況なのであろうか。株の売買は盛んなようにうかがえるのだが。
 とりあえず払い込んでおこうと昨日近くの証券会社の窓口に行ったら、「当店では取り扱っていません。カスタマーサポートセンターに問い合わせてください」と素気なかった。“面倒なことになった、いっそのこと株を手放そうか”とも思ったが、中電の株は維持したいので、問い合わせをして請求額を払い込むことにしたのだった。また窓口では「マイナンバーの提出」を突き付けられ「登録がないと株の売買が出来なくなるかもしれません」とも言われた。“マイナンバーの通知は開封しないまま、行方不明になった。当面取得する予定はない”と告げるとけげんそうな対応であった。
 サポートセンターの担当者の話では、(すでに文書でお知らせしてある通り)「電子交付サービス」を申し込めば、口座管理料は無料とのことだったが、あの窓口ではそんな話はなかった。
 結局今日のところは、指定の口座に振り込み、手数料は返金されるので、その返金額を伝えるところまでで、「電子交付サービス」については、通知されているはずというID、パスワードについて知らないと答えたら、郵便で送るとのことで、それらの手続きは年明けになってからとなった。
 どんな資料でも、一応、目を通すことにしてはいるが、見落としか、失念してしまうか、ともかく「手続き」「取説」等に関することに理解が遅れる、めんどうに感じる昨今、その対策も考えないといけないと思った、2018年暮れの一日であった。

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2018年12月26日 (水)

パソコン不調か、自責か

 年内仕事が年越しの憂き目に
 つい4~5日前まではこの年の暮れを、余裕を持って迎えられそうだと楽観していたのだが、ここへきて“年越し”を覚悟しなければならない状況に追い込まれた。
 というのも一つは、パソコン上に執拗な「更新手続き」を迫る迷惑メールのような画面が登場して、削除できない事態となり、これを撃退するのに数日かかってしまった。その間仕事が出来なかったわけではないが、作業中に割り込んでくるのでうっとうしい限りだった。あれやこれやで何とか撃退できたようだが、またやってくるかもしれない。
 次に、「C&Lリンクス愛知・電子版」の第21号を送信しようとしたら、一向に届かないのである。原因はわからないが、何度か繰り返して失敗していろいろ考えた。今回は「1MB」あり、送信先が60余りであったので、一斉に送信すると重たいのかなあと考え、試みまず一人へ送ってみたら、通常より時間は長いものの一応完了した。そこで今度は10人くらいずつに分けて送信したところ、5分から10分ほどかかったが、ともかくそれこそ半日かけてようやく終えたのだった。
 「1MB、60余人」が重たいとも思えないので、パソコン本体に問題があるかもしれない。容量にはまだ十分余裕があるはず、かれこれ4年の激務だったから、パソコンに老化現象でも起きたのかもしれない。
 そしてもう一つは、編集したページが、いつの間にか消えてしまう事態が続いたのだった。何かの手違いで削除してしまったに違いないのだが、復元できずにやり直しを余儀なくされた。幸いなことにそれ自体の素材は残っていたので、時間を掛ければ解決できるのだが、気力が萎えてしまった。加えて、ここにきて後回しにしてきたパソコン作業以外の仕事が俄かに“時間がないよ”と迫ってくるのだった。
 どうしても年内に終えておきたい仕事二つを選んだ。年越しする作業は、「新年」ということになり手直しはやむを得ない。

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2018年12月23日 (日)

愛知3区、一連の活動の反省会

 踏み出しの一歩に成果か
  立憲民主党愛知3区総支部の、この秋一連の活動「立憲@あいち3区パートナーズのつどい」(11月25日)、「みんなで作ろう!立憲ビジョン2019 政策を考えるタウンミーティング」(12月9日)についてのスタッフ反省会が開かれた。
  この試みは、いわゆる「後援会活動」あるいは「近藤昭一ファンのつどい」とは違って、(堅い言葉で言えば)立憲民主党を軸に政治を考え、政治を変える“草の根”的党活動の展開の端緒であると、私は捉えていた。
  奇譚のない意見を出し合い総論的には、幾つかの反省点、物足りないものを含みつつも「こうした取り組みを実践に踏み出したことに意味がある。今後につなげていくことだ」であったと思う。
・若い人(20代~30代前半?)の参加が少ないが、どうしたら参加するだろうか。これまでのような“呼びかけ”だけでは難しいが、それでも今回は、「SNSで見て来た人」もいたから、幾らか希望は持てるし、働きかけの余地はありそうだ。また年配者と違って「自発的に来る若い人」もいるであろうから、「気楽な雰囲気づくり」に工夫が必要だ。
・若い人の関心事の一つといえば「奨学金」の問題がある。「教育の無償化」「返済不要制度」だけでなく、「返済の金利が高い」(サラ金のような取り立ても問題)こともあって、高校生、大学生だけなく卒業した人も関心を示すのではないか。
・今回は長妻 昭氏が来られて、それが多くの参加者を誘った背景があったかもしれない。やはり著名な「ゲスト」を活用して参加を促し、集会の意義を高めていく方法も効果的である。
・12・9タウンミーティング(T・M)では、急きょ開催ということもあって愛知3区中心の開催であったが、やはり「県レベル」の開催が望ましい。各総支部での開催を進めながら、年に一度は県連主催で開催をすべきだ。
・こうした企画は「草の根」の運動であるから、パートナーズ、近藤昭一ファンだけの集会ではない。自民党政権ではない政治を立憲民主党に期待している、そんな人たちなどできるだけ広い範囲に呼び掛けていくべきだ。
 もう少し踏み込んで反省点、注文などを、私なりに整理してみた。
  全体的に「時間が短い」は多数意見で、「進行の在り方」と共に、核心的な問題である。主催者の挨拶とか、「党の生い立ち」に関する話は、パートナーズの集会ではかなり簡略化してもよいのではないか。全体時間については、都連のT・Mで4時間という例もあるというから、会場の使用時間、議員の都合にあまり左右されない設定も考えていいのではないか。参加者の長い発言には、ある程度の時間制限も。
  「パートナーズのつどい」では、中心テーマ「憲法」が語られずに終わってしまったが、目的とした内容は重視すべきだ。あるいは集会の目的が「勉強会」の場なのか、「広く意見を聞く場」なのか、“ごった煮”の感があるので、回を重ねることで課題を“絞り込む”工夫があってもいい。
  T・Mでは、長妻さんが忙しい中での来県ではあったが、ワークショップで各テーブルを回って、そこでの意見を拾ってコメントする方法は、時間的な制限もあったであろうが一方通行であって「対話」になっていない。むしろ関心の高かったテーマを絞り込んで。それを基に「対話」する方がよかったのではないか。また“新幹線の予定時間がありますので”と早々に中座する方法よりも、「新幹線(場合によっては飛行機)の最終のギリギリまで、みなさんと意見交換したい」といったような切り上げ方の方が効果的ではないか。
  またワークショップでは、そもそも「ワークショップって何?」もあったが、やはり、各テーブルにファシリテータ(中立的な進行役)または、地方議員が加わった方がより効果的ではないか。“仲良し組”で参加したが、テーブルで分けられて戸惑うケースもあった。これについてスタッフからは“あえてそのようにした。初めて顔を合わせ、意見を出し合うことに意味があった”と。それでも初めて経験する、特にご高齢の人には大いに戸惑ったことは確かだろう。時間があれば、短い自己紹介もした方がよかったかもしれない。また、声高に仕切る人もいたテーブルもあったようだが、それも回を重ねれば縮小していくのではないか。
  いずれにしても第一歩を踏み出し、今後につながるいい企画であったといえよう。

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2018年12月21日 (金)

年賀状を投函した

 

行く年2018年の仕上げを急ぐ
 ここ数日間に集中して取り組んだ結果、6種200枚の年賀状を仕上げて、今日の夕刻投函した。名簿を点検して数枚は追加することになろうが、師走の大仕事は予定より早く終えたので、次の仕事に移る。印刷仕事は、公共施設の印刷機を使うので28日までだが、出来れば26日に済ませたい。もっとも予定通り完遂することは稀で、大方は繰り下げるか省略しての仕上げになる。ただ後回しにすると年明けの1月10日頃までずれ込むので、何としても「行く年2018年」の仕事は区切りを付けたいのが本音。いずれしても29日からは「家事専念」だから、パソコンは、メールだけの対応となる。
 毎度のことだが、年賀状の余白に一言添えることにしている。そのコメントは人それぞれになるが、ここ1~2年、あるいはそれ以上顔を合わせていない人、メールのやりとりもない人のコメントは、どうしてもパターン化する。“その後いかかですか”“お元気のことと思います”で始まり、近況を問い、近況を知らせる。
 同級生には、人づて聞いたことで“体調はいかがですか”の一言も。それから同窓会、クラス会、作品展、映画鑑賞会などの話題を添える。“あれから(卒業してから)○○年・・・”といったことも。今回は“後期高齢者の仲間入り”の文言が入ることもあった。
 運動の仲間への年賀状は、これまでの「無党派市民」から「立憲民主党」への決断に触れることが多かった。だから立憲民主党・立憲パートナーズに登録、選挙のことなどを添えたので比較的ペンが進んだ。
 “人生最後の選択”“ようやくたどり着いた拠点”“私なりの結論”といった気負いのコメントも。
 こうしてみると、私がこの年賀状に取り組む背景には、生きているという近況報告と共に、巷間の「虚礼」とは違うとらえ方をしているは明らかだと思う。
 少数の時の版画から始まって、ガリ版で1色刷り、ファクシミリ、プリントゴッコ、レンタルコピー機、(ワープロ)そして現在のパソコンと、年賀状から「印刷技術の歴史」も垣間見ることができる。
 とはいえ、この恒例の師走の大仕事も永遠ではない。生きていれば2~3年先に変化が来ると予感している。

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2018年12月19日 (水)

9条改憲にNO! 12・19市民集会

 あの菱山南帆子さんもアピール
 2018年も押し迫り、寒さも“冬らしく”なった名古屋の夜、久屋大通公園・光の広場で反安保・改憲阻止の「3000万人署名を成功させ 9条改憲にNO! 12・19市民大集会」が開かれ500人が参加した。
 演壇の主催者挨拶は高橋 信さんで「臨時国会では想定通りとはいかなかったが、アベは必ず2020年東京五輪を名目に改憲発議を行う。警戒を緩めてはならない」とした。
 ゲストの三宅裕一郎さん(日本福祉大学教授・憲法学)は、2017年5月3日の安倍改憲発言「9条そのままに、第3項を加える案」をぶち上げ“現状と何も変わらない”といった。つまりそれは“名前を残したいだけ”だ。また(現実を超える)安保法制の中に課題があり、集団的自衛権行使も“フルペック”はまだで、自民党内には9条を変える必要があると考えている。「自衛隊」を憲法の中にどうしても書き込みたいのだ。そうなれば、①自衛隊の「専守防衛」がなくなり文字通り「軍事」が社会化するだろう。②自衛隊を明文化すれば、9条は死文化する。③同時に(それなりに認知されている自衛隊だから)改憲アレルギーが薄まることも。④さらに自衛隊を明記すれば、必然的に他の条文も変えねばならないことになる(例えば『軍法会議』の設置など)。
 そうした一事から万事を知って、憲法改悪阻止を市民に訴えていく必要性がある、というような話をされた。
 次に、今や“時の人”ともいえる菱山南帆子さん(八王子市在住、1989年生まれ、許すな!憲法改悪市民連絡会事務局次長、他)がマイクを取り、まず「怒っています!12月14日の沖縄・辺野古での土砂投入に!」「沖縄の心に寄り添う?うそでしょ、(土砂投入は)公開処刑のようなものではないか」「長いものには巻かれろ?いや、長いものを巻き返せ!」、本土のものはこうしたアベの蛮行に組みしてはならない。
 翻って、八王子の高尾山では、高速道路のトンネル工事案が持ち上がって、反対運動をすすめたが完成してしまった。自然が壊され、失われた。愛知では?三河湾が埋め立てられたら?つまり辺野古の問題は、本土の問題であり、私たちの問題なのです。
 次に防衛(軍事費)予算は、自衛艦いずもの空母化、F35戦闘機の105機の調達、イージスアショアの導入などで膨らむばかり、そのために福祉予算は削られ、切り捨てられていく。“私たちは、人殺し兵器のために働いているのではない!”
 ・・・今の若者たちに未来はあるのだろうか、人間らしい生き方ができるだろうか、“自分だけ、今だけ、金だけ”の社会で・・・。
 さて2019年の通常国会では、アベは本気で改憲をやってくる。安倍も必死だが(私たちは)改憲発議をさせてはならない。3000万人署名という草の根運動をもってすれば参院選で3分の1以上の見通しはある。
 “あのとき、やっていれば”という後悔はしない!したくない!参院選挙を戦おう!
 最後に共同代表の中谷弁護士が、秋の臨時国会における改正入管法、改正水道法、改正漁業法などの強行採決さらには辺野古野での土砂投入など安倍内閣の悪政を指弾。3000万人署名も1830万人を超え、この愛知では727400人あまりに達している。安倍のアメリカ追従政策は許されない。ともに闘い抜こう!
 名古屋の夜の繁華街・栄でのデモ行進へ。華やかに見えるイルミネーションに誰がどれだけ華やぎ、癒されるのであろうか。虚飾に充ちた安倍政治そのもののようにも見える。歩道の人たちと私たちの間には何がしかの距離感はあるかもしれないが、私には、こうした集会・デモ繰り返していることで、楽観はしていないがそれは随分小さくなって来ているように思える。もう一押し、二押しすれば、~「安普請」字であのかたを連想し~ 熊本 坂の上の風(毎日新聞万能川柳)で、安倍政治の土台から崩壊させることができるかもしれない。

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2018年12月17日 (月)

男の気持ち・生き方(157)

師走-政治も社会も動いているけれども
 師走であろうとなかろうと政治も社会もそして世界も動いている。そのような意識はあるけれども、一方に「生活」があって、それは同時進行ではあるけれども、実生活での行動は別である。もっとも政治家の日常が政治活動であるならば、生活と同時進行ということもあるであろうが。
 土曜の夜は高校の同級生4人と恒例の忘年会。この時期の忘年会は会場探しで困惑「名駅・個室・時間」が条件で、会費制限なし。数件あたってみたが、「コース料理・2時間制限・個室僅少」で判断しかねた。前日になって「名駅・個室・2時間、料理フリー」のお店で開催。終えてからの評価は「星3つ」かな。従業員の対応は良好だった。
 「C&Lリンクス愛知・電子版第20号」を14日に発信して一段落したので、年賀状の作成に取り掛かり、基本原案はできていたので、それを相手先別にアレンジして5種、200枚を今日の午前中に仕上げた。これから1週間かけて、自筆で宛名書きとコメント書き。24日までに終えられそうだ。
 寒さも本格化してきて、冬のコートを陰干しし、毛布を天日に晒したのが1週間ほど前かな。昨日は、掘炬燵をセットしたが、日常的には使うことが少ないので、電源ははまだ入れない。
 “冬が来る前に”(紙ふうせん)の歌ではないが、何かともっと早くに準備すればいいものだが、多くは“そのうちに”あるいは“明日にしよう”となる。これは怠惰か必然性か?毎年毎年繰り返されることに鑑み「人間の性(さが)、凡人の必然性」ということにしておきたい。
 最後に「西郷どん」(NHK)が昨夜、完となった。ドラマそのものあれこれは当然あるが、既定の教科書的に西郷隆盛像を受け入れるか、もう一方の大久保利通の評価はどうか。それらをもう少し踏み込んだ評価を別のところでしてみたいが、幕末から明治維新そして明治の時代そのものの検証は、現代政治を考えるとき欠かせないことは確かなようだ。

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2018年12月14日 (金)

C&Lリンクス愛知・電子版第20号

 タウンミーティング・愛知の報告など
 立憲民主党の「立憲ビジョン2019 タウンミーティング」の愛知版が、12月9日に開催された。主催は愛知県第3区総支部(近藤昭一事務所)であり、想定を上回る120人余が参加した。
 その経過は、近藤昭一議員のホームページに写真入りで紹介されているが、それに付加する形で私なりにまとめて第20号を編集した。内容は以下の通り。
(1)立憲ビジョン2019 タウンミーティング・愛知
(2)近藤昭一の国政報告会 臨時国会-改正入管法を中心に
(3)立憲民主党と関連のマスコミ等の情報<12月7日~13日>
(4)「新・ツネじじい通信」 NO16 2018/12/11発行
(5)あとがき
 あとがきでは、●2018年も押し迫ってきた。このままでは遣り残し仕事、やりかけ仕事、構想が2019年に持ち越されるものが少なくない。仕方のないことだと思う。だが毎年、毎年、なぜそんな結果になるのだろう。自明ではあるが●ではやり切った仕事、かなりがんばった仕事、構想に着手したものはといえば、・・・実はないことはない。12月の残り2週間ほどで馬力をかければ仕上がるものもある。そうなればそこそこ及第点を与えてもいいといえるかもしれない●この「自己評価=自己満足」といわれるかもしれないが、集団の中で何がしかの担務を持っていれば別だが、それが殆ど無いから自己評価なのである。例えば「立憲民パートナーズ」に登録したけれども、党から何らかの仕事を与えられたわけではない。「C&Lリンクス愛知・電子版」の発信も担務ではない。自主的に構想したもので、これからも「創意持続」に努めるが堅調に推移したと思っている。読者の感想を聞く機会は少ないが●「構想」には活動と私事があるが、運動の第一線から退いて構えている以上提案型構想はわずかだ。年齢的退廃に抗する「専守防衛」が現実。●本誌次号が2018年の最後の号になる。立憲民主党愛知3区総支部の総括的な話と「山尾志桜里講演録」を予定し、2018年から2019年に引き継がれるもの、新たな出会いがあるかどうか、“除夜の鐘”をきく前にまとめてみたい。みなさんの師走はいかがでしょうか。お風邪など召しませぬように・・・。
 と仕上げたのだが、今日は午前8時半ころから沖縄・辺野古で新基地建設のための埋め立て・土砂投入が始まってしまった。何かを書き添えようと思ったが、タウンミーティングの政策提案で「沖縄辺野古基地中止」「地位協定改定」「防衛費削減」を書き込んでいたことと現実とのギャップを感じて気が重かった。今はこの「無力感」と戦うしかないと思ったのだった。

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2018年12月12日 (水)

近藤昭一の国政報告会

 臨時国会-改正入管法を中心に
 ワークショップが終わってから「近藤昭一の国政報告会」が30分ほど行われた。
 国政報告は12月10日に閉会する(実質的には12月8日に閉会)臨時国会の内容についてであり、中心は「改正入管法」であった。この臨時国会では、「政府の新規提出法案は、当初会期内成立100%の異例の事態」といわれ「改正入管法」「改正漁業法」「10連休法」「チケット転売禁止法」「統一地方選4月7日・21日法」などが成立した。また「改正水道法」も、6日の衆院本会議で自民、公明両党などの賛成多数で可決、成立した。
 さて問題の「改正水道法」については「C&Lリンクス愛知・電子版第19号」で報告したので省き、「改正入管法」についてである。
 近藤さんは、報告するにあたって厚労省の資料を書き写した(2週間かけて約2900枚)とされる「実習実施者等から失踪した技能実習生に係る聴取票」(失踪後に摘発されたり、入国管理局に出頭したりした技能実習生の話を入国警備官が1枚の紙に書き取った文書)の一部と「失踪技能実習生の現状」という資料を公開した。この二つの資料から説明されたことは、この改正入菅法は、実質的には「移民政策」といえるものであり、外国人労働者をどう日本社会のなかに受け入れていくのか、日本の社会の在り方、多文化共生の政策が必要ではないか、その議論が全く欠落しているという点である。
 さらにこれまで多くの問題を起こしてきた「技能実習生」の制度から政府は、何が問題で、どのように問題、課題を解決して改正しようとするのかである。
  厚労省の資料では、失踪の原因を①より高い賃金を求めて失踪するものが多数、②人権侵害行為等、受け入れ側の不適正な取り扱いによるもの少数存在、と書かれていた。果たしてどうだろうか?立憲民主党など野党で手分けして書き写した「実習実施者等から失踪した技能実習生に係る聴取票」を精査したところ、厚労省とは違う実態が見えてきた。即ち失踪の原因は①「低賃金」「低賃金(契約賃金以下)」「低賃金(最低賃金以下)」に不満を持ち、より高い賃金を求めて疾走する者が3分の2を超え、最も多い。②「労働時間が長い」「暴力を受けた」「帰国を強制された」等、受け入れ側の不適正な取り扱いによるものも存在する、とした。
 このように重要法案であるにもかかわらず、内容がない、当然議論が尽くされない中での強行採決がこの臨時国会の悪しき特徴であった。
 また沖縄辺野古新基地建設問題にも触れ、首相は「沖縄の民意に添う」といいながら、玉城知事と会談して4日後には工事再開を宣言した。
  これが「この日本の最高指導者」なのか?いまさらに私には安倍首相の人間性、あるべき政治家の姿勢を疑いたくなるものだった。いずれにしても、国会両院で多数を握られている以上、悪政、悪法がまかり通っていく。まさに、「私(たち)が変わる、政治を変える、未来が変わる」(2016年あいちキャラバンのキャッチフレーズ)をもって、安倍退陣、憲法改悪阻止、政権交代への道を拓く闘いを明日といわず、今日からさらに進めていかねばならない。

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2018年12月11日 (火)

山尾志桜里講演集会(4)

 議論すべきテーマいろいろ
 山尾さんのレジュメによれば、このあと以下のように話された。4、憲法9条がすべて、ではない。その他の議論すべきテーマ。①憲法裁判所、②解散権、③臨時国会召集手続き、④同性婚、⑤その他、5、「憲法守れ」と「守らせる憲法」~あなたは「人の支配」と「法の支配」どちらを選びますか~ 6、おまけ:安倍改憲案の真実「安倍総理にとっては何もかわらないが、その他大勢の人々にとってはすべてがかわる」と続いて、質疑に入った。
 参加者にとっても中心的な関心事は憲法第9条であろうが、その他についてももっと議論、検討を深めてほしい条項があったに違いない。というのも、地域におけるこの憲法論議は、集会や講演会、学習会などが長く続けられてきていて、おそらくこの集会に参加している人の多くが、濃淡はあってもかなり“熟知”しているのではないかと推測するのである。そして憲法の前文や第9条を軸にして、現行憲法を「平和憲法」と位置づけ、これを守り、活かすことこそ「戦争への道を阻止」することである認識してきたのではないだろうか。いわゆる「護憲」の立場である。
 もっとも昨今では「護憲」対「改憲」のといった観点の議論から、「自民党の改憲草案」「安倍の改憲論」という明文改憲が前面に出てきて、護憲派の対抗論の構築が関心事ではないだろうか。そこで一石を投じたのが、山尾志桜里さんの「立憲的改憲」論だと思う。これについては部分的ではあるがすでに触れた。
 ここまでに大きな論点は書き留めたと思うので、以下はメモから拾った部分的な応答である。
① 2017年に野党が憲法に則って請求した臨時国会召集は実質的に拒否、そして大儀なき衆議院解散は、手続き上は問題ないとされるが、そのような制度なら制度を変えるしかない。
② 同性婚は憲法第24条の「・・・両性の平等」でも可能である。変えるとすれば「婚姻は、両性の合意のみ・・・」の「両性」を「両者」とすればよい。
③ 総理大臣また与党が変われば法律の解釈も変わるというのはよくない。いわば「人治主義」ではなく「法治主義」であることが「守らせる憲法」となる。
④ 安倍首相は、憲法9条に一項を加えても現行と「何も変わらない」といっているが、それは9条が集団的自衛権も自衛隊も認めているというところからスタートしていて、首相が見ている風景と我々が見ている風景とは違うものなのだ。
⑤ 世論(国民の意識)には「3:4:3」という傾向がある。政府のやること何でもOKと、ダメのものはダメという層それぞれが「3」で、「4」は、どっちつかず、その時の流れで決める、いわば賛否双方の争奪ゾーンということになる。
⑥ 民主党時代の失敗の“トラウマ”が残っている。立憲民主党はそれ教訓としながら、乗り越えていく党だ。
⑦ 「駐留なき安保」も考えてもいいのではないか。
  その他多数の質疑あり。
 私が感じたこと
 最後に私の感じたことを書き留めてまとめとしたい。
 憲法に関する議論は、前文と条文の解釈とその成り立ちから始まり、様々な事案に沿って司法の場で争われ、国会の場で議論が戦わされてきた。そして私自身は法学的な学習に乏しく、労働運動、市民運動の現場で法律、判例と向き合ってきたが憲法に照らして違憲、合憲を争った事案は少なかったように思う。憲法と向き合う時はともすれば「日米安保、基地・沖縄問題」また「靖国、自衛隊・軍拡・海外派兵」などの政治的課題と、「思想差別、日の丸・君が代、報道の自由」などの基本的人権、自由、さらには生活と直結するような問題意識が必ずしも一体的であったとは言えない。
 しかしいささかも進展しない沖縄問題、靖国問題などから近年の盗聴法、共謀罪、安保法などの「戦前回帰」への道が現実化するに至って、憲法、政治、社会、生活、個人が、一線上に並んで私を取り巻いている気がしてきた。
 当面は安倍政権退陣(打倒)を求めるが、安倍退陣後も与党内の安倍路線は継承される可能性は高い。憲法改悪阻止は、まず2019年の参院選挙で与野党の議席を逆転させる、次の総選挙で政権交代を実現するというのが常道だ。そのためには「野党共闘」は欠かせないが、だからといって「野党横並び」といった陣形(鶴翼の陣)が良策とは思えない。私はやはり立憲民主党を軸にしたいわば「魚鱗(ぎょりん)の陣(△)」のような結束した闘いがいいと思っている。
 ともあれ、安倍政権のもとで「明文改憲」が突き付けられている現実に山尾さんが「立憲的改憲」を提起し、国会での論戦にも挑んでいることの意義は大きい。この集会においても、非常に中身の濃い、多岐に亘った内容であったし質疑応答でも山尾さんはきっちりと答えていた。
  私的な面であれこれ言われてはいるが、そのことで潰されることがあってはならないと思うし、これから正念場を迎えさらに前進し続けてもらいたい立憲民主党のエースとして大いに期待していいという感想を持ったのだった。
  山尾志桜里著「立憲的改憲 ― 憲法をリベラルに考える7つの対論」(筑摩書房)を精読したい。 了。

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2018年12月10日 (月)

「立憲ビジョン2019」タウンミーティング・愛知が開催された。

 想定以上の120人余が参加
 2019年の統一地方選挙、参院選挙に向けて、党の政策を「草の根」から練り上げようとの主旨で、「立憲ビジョン2019」タウンミーティング・愛知が開催された。全国で3番目の開催とのことである。
 会場設定では当初、8人掛け10のテーブルが用意されたが、たちまち満席となって、テーブルが増設された。受付の話では、用意した資料120セットがなくなってしまったという。
 この日の進行役は、岡本康宏名古屋市議(緑区)で、開会にあたって近藤昭一衆院議員(3区総支部長)からこの集会の主旨などが述べられた。そして東京から駆け付けた立憲民主党の長妻 昭政審会長(代表代行)から、参集のお礼と共に、参院選に向けたビジョン(マニフェスト)づくりについて、綱領と党の基本政策89をベースにしてより豊なものにするため、こうした集まりを各地で開いていること。それは、とりもなおさず安倍政権への批判であり「対案」となる。そして「女性の労働参加率」「教育費の高さ」「労働生産性-職業教育」「介護離職者の問題」、そしてわが国では「集団同調圧力」が強すぎる。その結果自殺率は先進国で不名誉な1位とか。また教育現場では「道徳教育」を正式採用とし、“愛国心”を育むとして「成績」をつけるという乱暴さ・・・などの問題点を指摘した。
 「ワークショップ」方式で
 さて本日のメーン・イベント「みんなでつくろう!立憲ビジョン2019 政策を考えるタウンミーティング」のワークショップでは、こうした方式に参加するのは初めての人が大半で、簡単なルールのようなものの説明があった。
 テーブルを囲んだ8人には、ボールペンと付箋10枚が渡された。そこで3分の時間制限内に、立憲民主党に取り組んでほしい政策・課題を簡潔に書き込んでいく。何枚書いてもよい。その場で思いついたことを手早く書いていくので、日頃思っていることがストレートに出てくるが、三つ、四つまでは書けても、そのさきは・・・となることが多いようだ。
  ちなみに私は第7グループで9枚書いた。真っ先に「沖縄辺野古基地中止」「地位協定改定」「防衛費削減」まで書き、「原発」を書こうと思ったが、これは既に「原発ゼロ法案」が国会に出ているので、既定路線であろうからと敢えて外した。次に女性の参画について「ジェンダー、パリテの推進」「地方選、女性候補を増やす」「党の市民運動と協同」と書いて「水道の民営化反対」・・・時間切れ寸前に「農家を守って!」
 他の人のものを拾ってみると、農業問題、憲法改悪、種子法・漁業法・水道法などの問題が比較的多く、原発問題は2~3枚だった。他には、メディア・マスコミ、外交などがあった。一人「野党共闘・選挙必勝」にこだわって、その点を集中的に書いていた人もおられた。
 付箋に書き込まれた意見は、机上の模造紙に類型別に貼り付けられ、テーマがつけられた。次にそれらを各テーブルのものとで交換して“おお、なるほどいいね!”といってマークを付け、それを2~3度繰り返した。
 
長妻さんと紙(意見)の対話
 さてここからがこのタウンミーティングの見せ所といえようか。長妻さんが各テーブルを回って、素早く核心的問題・意見を拾い上げコメントする。それも1テーブル2分以内である。本来なら党執行部(幹部)とパートナー・有権者が向き合って会話するところを、集約された意見(紙)を基にして間接的な対話するというものである。
  各テーブルから長妻さんがピックアップしたものを列挙すると、①情報公開、消費税、ブレナイ政策、②格差の問題、安倍とは違う憲法観、教育の問題。③日米関係・地位協定、辺野古の基地問題、税金のつかい方、エネルギー問題、議員定数、働き方。④教育無償化、医療・年金(医療の終末プラン、看取り方)、⑤食の安全、自治体の水道問題、年金問題(未解決2400万人)、⑥立憲の在り方、よくわからない、元に戻るな。税の公平性(安倍の利権者厚遇)、ドイツ並みの労働教育、・職業訓練、高い教育費の問題、⑦選挙に勝つ、農業政策、憲法・改憲、⑧教育格差是正、最低賃金の引き上げ、労働分配率低下の問題、安保・専守防衛、介護士の賃金引き上げ、死刑廃止(ここで賛否を挙手で求めた)、⑨野党連合、ジェンダー(女性議員を!)、原発、政治倫理(金のかからない選挙)、⑩原発ゼロを、漁業法、改正水道法、野党連携、⑪安倍政権打倒-価値観の転換、介護問題、種子法、水の問題、深刻ないじめの問題、⑫年金-最低補償年金、働き方の問題、新自由主義はダメ(竹中平蔵追放?)、保育所の増設・・・。
 これらの意見は、東京に持ち帰られ、検討され、党の政策の血となり肉となるとのことである。
 後日、スタッを中心に反省会が開かれるとのことであるが、今回が初めての試みであり、県連主催、総支部主催、支部・議員中心に、など規模の大小にかかわらず、或いはテーマ設定の可否に関わらず、2度、3度と開いていくことが党としての成長につながるであろうと思った。

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2018年12月 8日 (土)

山尾志桜里講演集会(3)

 9条関連についての立憲的改憲
 3番目のテーマは「9条関連についての立憲的改憲のコンセプト」である。これについて山尾さんは①憲法解釈の本質部分の明文化、②裁判所の積極化、③日米関係の正常化である、の三つを挙げた。
 日本国憲法が5000ワードと簡潔であることは述べた。だからという訳ではないがいわゆる「解釈改憲」という手法というか邪道がまかり通ってしまっている。安倍首相はそれをまた解釈から明文化へ、例えば「自衛隊の明記」にこだわるのである。憲法条文をどのように言葉として語句として明記しようと、それをまた勝手解釈すれば元の黙阿弥である。そこで山尾さんは、憲法第9条について「改正試案」を提起した。条文は省くが、現行の9条1項、2項を存置する。その上で、追加条項において旧三要件を明記して自衛権の範囲を統制する、とした。ちなみに武力の行使の「新・旧三要件」を明記しておくと、
●武力の行使の「新三要件」
・我が国に対する武力攻撃が発生したこと、又は我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険があること
・これを排除し、我が国の存立を全うし、国民を守るために他に適当な手段がないこと
・必要最小限度の実力行使にとどまるべきこと
●武力の行使の「旧三要件」
・我が国に対する急迫不正の侵害がある
・これを排除するために他の適当な手段がないこと
・必要最小限度の実力行使に留まるべきこと
 それでは「自衛権」「専守防衛」とはいえ「必要最小限度」とはどこまでのことか、歯止めはあるのか(大脇雅子氏の発言)は、議論の余地はある。ちなみに大脇さん(元参院議員、現弁護士)は、「武力で平和は作れない」という立場を強調されている。
 さて三権分立といいながら、司法における、裁判官の任命権は実質的に内閣が握っている。このように司法の人事権に対して内閣の影響力が強いことが,違憲立法審査を難しくしている。そこで「憲法裁判所」設置もよく話題にはなるが、先に述べたように人事権を内閣がもっていれば、現状と変わらない。また最高裁の中に、憲法判断する独立した組織を持つという案もあると聞くが詳細はわからない。いずれにしても違憲、合憲を判断する独立した中立機関が必要であることは確かであろう。
 三つ目の「日米関係の正常化」については、日本国憲法の上を行く日米安全保障条約という国の成り立ちの根幹にかかわる問題が横たわっているが、それをひとまずわきに置くとして「地位協定」の問題が焦眉の課題であろう。これは正式には「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第6条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定」といい、略して「米軍地位協定」というのである。
 沖縄米軍基地問題或いは全国の米軍基地問題にとどまらず、日本列島全域で米軍が我が物顏で闊歩し蹂躙するのはこの「地位協定」という「治外法権」的存在である。世界に展開する米軍の基地を抱える他国の例をとっても、日本ほど主権が損なわれている例はないとされ、その弊害は与野党問わず認識されてはいても、いささかも改定されないのはなぜか。基本に国の安全保障、経済依存等について自民党政権の「米国追従」政策がある。加えて地位協定改定はできない(難しい)との説もあるが、そもそも改定に取り組んでこなかったというのが実態である。
 文字通り「日米関係の正常化」とは、この地位協定の改定に正面から取り組むことであろう。「北方4島返還」も、この地位協定(現況は、北方4島に米軍基地建設が可能)がネックになっていることは言うまでもない。 
(続く)

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2018年12月 7日 (金)

C&Lリンクス愛知電子版・第19号

  改正水道法成立で特集を組む
 政府がなぜか今国会で成立を急いでいた「改正水道法」が、昨日の午後衆議院で可決成立した。この法律はいわゆる「水道の民営化法」といわれるもので、私はこの動きに注視していて、「リンクス電子版」の記事化のタイミングを図っていた。
 本来なら、記事が目的でなく阻止行動が先にあるべきとの自覚はあったが、もはやその時機を逸していたし、組織的展開力を持ち得ていないのは現状である。それでも記事化の第1弾は、7月17日のサンデー毎日「水道民営化衝撃の正体-料金の大幅値上げや水道事業の大規模統合も」、7月24日の毎日新聞「特集ワイド 水道民営化は必要か-料金高騰、水質悪化・・・海外で失敗例続出」を仕上げていた。
 法案の成立を確かめて編集作業に入り、手元資料から今号の内容は、以下の通りとなった。全9ページで、今日の午前1時に発信した。
(1) 命の「水」がアブナイ! 水道法改正案が成立!
改正水道法が成立 「民営」促進、水道事業の分岐点に
立憲民主党の川田龍平参院議員が安倍政権を追及
(2)水道民営化特集
   特集ワイド 水道民営化は必要か-料金高騰、水質悪化・・・海外で失敗例続出
   水道民営化衝撃の正体-料金の大幅値上げや水道事業の大規模統合も
   水道の運営、民営化って必要? 要望自治体は宮城だけ
   (社説)水道法改正 広域連携で基盤強化を
   松尾貴史のちょっと違和感 水道民営化の動き 外資に牛耳られる不安はないのか
(3)立憲民主党と関連のマスコミ等の情報 <11月27日~12月06日>
(4)「新・ツネじじい通信」 NO15  2018/12/3発行
   「西郷どん」の時代をリテラシーする
(5)随想13
“時代の風景を書き留めたい”―幻本・しなやか反骨 東海450人から―

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2018年12月 5日 (水)

再び映画「華氏119」を観る

 シネマ散歩・緑の会・第8回鑑賞会
 居住地の、同級生など比較的高齢の仲間で出掛ける映画鑑賞会「シネマ散歩・緑の会」の第8回映画鑑賞会兼望年会が開催され「華氏119」を観た。個人的には2回目となったが、前回の記憶が薄くなっていたうえに展開が早いので、2回目を観ても初めてという感じであった。もう1回観ないときちんとした鑑賞記は書けない気がしないでもない。
 鑑賞会の都度発行している会誌第8号では、「華氏119」の紹介と、「日日是好日」と「散り椿」の鑑賞記を記事にした。そして随筆「シネマを散歩する(5)」で、かなり古い映画『襤褸の旗』」について書いた。
 「いささか古い話で恐縮ですが、映画評論家の白井佳夫さん(1932年~、1958年早稲田大学第二文学部演劇専修卒業。キネマ旬報社に入社して編集者として10年在籍、1968~76年『キネマ旬報』編集長を8年半つとめる)が1985年に著した文庫本「日本映画のほんとうの面白さをご存知ですか?」で、1974年度(昭和49年)映画ベストテンに次の作品を選んでいます。①サンダカンダ八番館 ②砂の器 ③仁義なき戦い・頂上作戦 ④妹 ⑤濡れた欲情・特だし21人 ⑥㊙色情めす市場 ⑦悪名・縄張荒らし ⑧街の灯 ⑨仁義なき戦い・完結編、そして第10位に、何と独立プロの「襤褸の旗」を挙げているのです。
 映画「襤褸の旗」の「襤褸(らんる)の旗」とは、使いふるして(戦いに明け暮れて)ボロボロになった旗のことです。内容を端的に言えば明治時代、公害と環境破壊に対して闘い、足尾鉱毒事件では、明治天皇に直訴しようとした田中正造代議士の壮絶な半生を描いたものです。主演の三國連太郎が田中正造を演じていますが、その迫真の演技などで、第29回毎日映画コンクール男優演技賞を受賞しています。映画も第48回キネマ旬報ベスト・テン第8位に選ばれていて、そうした評価もあって白井さんは、ベストテンに加えたのかもしれません。
 さてこの映画については、新東京国際空港(現・成田国際空港)の反対運動『三里塚闘争』と関係していて、三里塚芝山連合空港反対同盟も協力し撮影を行いました。撮影場所も千葉県成田市の三里塚が用いられ、反対同盟の農民、支援者、学生もエキストラで出演したという経緯があります。そして1974年の参院選挙・比例区に反対同盟の戸村一作委員長が立候補することでこの映画が、選挙運動と一緒に全国で自主上映会が開かれました。この愛知でも上映会が開かれ、上映された毎回、三里塚闘争と戸村一作氏に連帯する会・愛知から幕間のアピールが行われました。その一人として私も舞台に立ちました。あれからもう45年近くの歳月が流れました。」 次回は年明けの2月。

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2018年12月 4日 (火)

山尾志桜里講演集会(2)

 安倍総理の軽薄な言い訳
 2番目のテーマは、「安倍総理の3つの言い訳」とあって①憲法には書いてない、②違憲判決なんて出ない、③アメリカにあらがえない、である。メモが取り切れておらず正確さを期することは困難であり、乱雑であるが思い返してみる。
 まず世界各国には憲法があり、そのワード数(英単語)を見てみると、日本国憲法は約5000ワード、最多はインドの13万ワードといわれている。そのことは、憲法で法律のような細部まで取り決めていれば当然多くなるということだ。話にはなかったが、それは国家の成り立ちが、多民族国家であり、多宗教が入り混じり、戦争・併合の歴史をもって来た国では、解釈の違いによる混乱を防ぐために様々なケースを想定して多くの取り決めをした結果、ワードが増えたのではないだろうか。
 翻って日本の場合、明治以前は聖徳太子の一七条憲法、律令制度、中世の(貞永)式目というのもあった。江戸時代では武家諸法度、○○令という程度の規範、法的なものはあっても、現在に通ずる「憲法」は明治時代になってからである。
 それらから読み取るとすれば日本の場合、幕藩体制から明治になって列強に伍していくための富国強兵、殖産興業の政策の下、中央集権国家となり、帝国主義、軍国主義の「近代化」への道は、「天皇制」「権力の恣意的行使」「上意下達」の国家体制として維持された。一方で「民主主義」の芽生えは、敗戦後の「日本国憲法」の制定を待ってからであり、それまでは「和を以って貴しとなす(聖徳太子)」みたいに争いを法で律するのではない、そんな「風土」が日本国憲法の5000ワードになっている背景ではないだろうか。
 まさに安倍首相は、この「憲法に書いてない」ことを理由(悪用)にして、既成事実と勝手解釈をもって悪法成立に血道をあげてきたといえる。例えば憲法には「専守防衛」と書かれた文言はどこにもないといい、だからといって「集団的自衛権行使」が容認されるということにはならない。
 安倍首相はそうした手法をフル活用して、明らかに憲法が予定してない法案(憲法違反)を成立させているが、それもこれも「憲法違反」と判断する制度がないのも一因である。あるいは山尾さんはこうも言っていた。「私たちは教科書で憲法の、三権分立という正三角形を学んできた。今や司法と行政が接近して2等辺三角形になっている」「仮に憲法裁判所が出来ても、その任命権を内閣が掌握している限り、現状は変わらない」と。
 次にこういった説があるという。「長期政権を維持しようとすれば、アメリカの意向に従わなければならない。つまりアメリカには抗えないのだ。短期政権に終わった内閣はアメリカによって潰された」と。民主党が政権を握ったが、鳩山内閣が1年足らずで崩壊したのは、「普天間基地は国外に、最低でも県外に」が、日米両政府の合意に反するものであったからで、虎(アメリカ)の尻尾を踏んだからか。
 ここまででいえることは、安倍首相は長期政権をめざしているが故に「アメリカ追従政策」に腐心。そして「安倍総理は決して『保守』などではない」と山尾さんは指摘した。
 参考までに「保守は人間理性に懐疑的なので、近代的理念をそのまま現実社会に組み込むことを警戒する。だから、伝統を擁護する。保守とは本来『常識人』のことなんです。一方、新自由主義は、近代的理念である自由を絶対視する。自由を阻害するものを敵視するので、反国家的になります。」(適菜 収・日刊ゲンダイ12月3日)
 (続く)

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2018年12月 2日 (日)

山尾志桜里講演集会(1)

 国会の憲法論議のスケジュール
 12月1日の午後、名古屋で「第18回リベラル政治懇話会-山尾しおり さん おおいに語る」という講演会があって、会場満席の50人余りの人が参加した。山尾さんの講演タイトルは、「権力を統制する『立憲的改憲』」である。
 山尾志桜里衆院議員(立憲民主党)は、冒頭に国会議員として三つの課題を重点的に取り組んでいるとした。それは「1、憲法問題、2、皇室問題-皇位継承、3、子どもの問題-待機児童」であり、今日はそのうちの「憲法問題」を軸に150分にわたって講演と質疑応答が行われた。
  国会-入管法
 最初に、現在開会中の国会の状況について、とりわけ「入管法」の中身も審議も答弁も、全く立法府としての体をなしてない状況が山尾さんからリアルに報告された。この入管法(出入国管理法)は、財界からの強い要請があったであろう深刻な人手不足への対応のため、政府が外国人受け入れ政策を大きく転換しようとしているものである。しかも来年度(4月1日)から施行したいということが先にあって、法案の中身は文字通りがらんどうなのだ。例えば①外国人を受け入れる産業分野が不明確。②5年間の受け入れ見込み人数が示されていない。③外国人に求められる技能の水準とはどんなものなのか。④受け入れ環境の整備方針がないではないか。⑤不当な給与天引きの防止が講じられていない。⑥悪質仲介業者を排除する仕組みが示されていない、というような主な課題が入管法改正案に明記されていないのである。安倍内閣は、それらは省令、政令、通達で示すというが、国会を軽視し、立法の重みを自覚しない、まったく軽薄な国会に堕してしまった与党の責任は重い。(安倍首相は、国会運営の上で多くの不文律、暗黙の了解とされるものを無視してきたといえる)
 憲法論議のスケジュール
 さて本題に入る。安倍首相の頭にあった「改憲スケジュール」の当初は、「発議は2018年の通常国会終盤か、秋の臨時国会、国民投票は2018年末か、2019年春までを想定している」といわれる。それは、2019年には、天皇退位や代替わり(4月30日~5月1日)、3月下旬から4月上旬の統一地方選挙、7月の参議院議員選挙など重要日程が目白押しのため、安倍首相が唱えるオリンピックイヤーの2020年に改定憲法を施行するためには、この日程以外にない」ということだった。現在は今臨時国会で憲法審査会を形だけでも開いてそれを足掛かりして、当初スケジュールに乗せようとしたが、例の下村博文発言「野党は職場放棄(11月9日)」だけでなく、安倍首相は、衆議院憲法審査会の与党筆頭幹事に新藤義孝元総務相、幹事に下村氏と「腹心」2人を起用して石破氏ら外したことで、それまで積み上げてきた与野党の衆議院憲法審査会の流れが淀んでしまっている現状があろう。かくして公明党の北側一雄副代表をして「来年の発議なんてとんでもない」と言わしめ、かの下村氏までが「やりたいけど難しい~」とぼやいたとか。
 山尾さんは、この話に中であったか、もう少し後での話の中であったか「よく“安倍改憲は許さない”といわれるが、例えば来年の参院選挙で与党が3分の2を割ったとして、安倍が退陣しようが、改憲発議が出来なくなったとしても、それで安心していいものではない・・・」という発言が、私の中に残っている。それは安倍も石破も変わるところはないと思っているし、憲法違反と思っている「安保法」が現憲法のもと成立してしまう現実がある限り、(さらに言えば、日米安保、地位協定が現状のままである限り)この憲法問題は何も決着しないと思うからである。
 ということで、今日はここまで。
(続く)

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2018年12月 1日 (土)

ピースサイクル全国会議報告書

 加筆修正して発信
 去る11月17日、18日、東京で開かれたピースサイクル(PC)全国会議の経過については、それぞれの日付で速報としてブログにアップしていた。ところがその不十分な内容が、そのまま全国事務局から全国に転送されてしまったので、年明けに予定していた加筆修正の作業を急きょ前倒しにして仕上げ、昨夜のうちにPC全国のMLに投稿した。その項目は以下の通り。
  第1日 各地区の報告と講演 ○全国集計から ○各地の報告から長崎、広島、大阪、新潟、神奈川、千葉、三多摩、埼玉、愛知。(大分が欠落していた)そして東京のひろせさんからの提起について。○特別講演会―鴨下祐也さん(「ひなん生活をまもる会」代表・東京原告団団長)の講演メモ。
 第2日目-総括と2019年の課題、他。 ○33年目のピースサイクルこの運動の意義、とりわけ現状の政治課題。○運動の議題としては、「33年目のピースサイクル運動の総括と2019年の課題」として「改憲阻止!戦争法廃止!アベ政権退陣を求める闘い。」他9つの課題。○重点的な取り組みとして①沖縄、②六ヶ所・原燃、③国会ピースサイクルが取り上げられた。
 以上の経過を経て私は以下のように締めくくった。~議論は、ピースサイクルの現状とこれからについても、例年にない意見が交わされた。一つは到着地・広島の現状についてである。広島の「数年前に取り組みをやめようということになっている。しかし、受け入れは可能である」という現実に、全国ネットとしてどう対処するか。「ナガサキ行動」方式も参考にはなろうが、課題は持ち越しに。
  もう一つは、首都圏での「金官行動」「国会前行動」などで、「ピースサイクル」としてのデモに取り組んでいるという積極的な意見と縮小傾向に悩む地方の実態がより明らかになって、“さあ、どうする”という議論なのである。明確な結論はない。それは結局各地方が独自に対処し結論を出すほかないからである。ともかく「ピースサイクル2019」は、参院選挙を取り組みながら進めていくことになり、国会ピースは5月17日、沖縄ピースも実施の方向、全国会議は11月16日、17日と決まった。愛知については、報告書に記載した通り2019年も取り組むとした~
  この報告を基に「ピースサイクル2018愛知・全国会議の報告と資料集」を年明けに作成し、それをもって、「ピースサイクル2019・愛知」のスタートとする予定である。
追記
  今日の午後、名古屋で「第18回リベラル政治懇話会-山尾しおり さん おおいに語る」という講演会があって、会場満席の50人余りの人が参加した。非常に濃密で多岐に亘った内容で、質疑応答でも山尾さんの対応が素晴らしく、立憲民主党のエースとして大いに期待していいという感想を持った。
  明日から所用で出かけるので、報告が後日になるが(書き切れるかちょっと不安)、まとめてみる価値はあると思っている。

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