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2018年10月17日 (水)

映画「散り椿」を観る

 これは恋愛映画?なのかな
 来週の23日に「シネマ散歩・緑の会」の第7回映画鑑賞会は、樹木希林の「あん」と決まったが、選択過程で「散り椿」「あん」「日日是好日」「かぞくいろ」を挙げていたので、できれば全部観ておきたいと思った。しかし日程的に無理だろうから、すでに観ていた「あん」ともう一つ、ということで「散り椿」を選んだ。
 話題作ということもあったが、原作が葉室麟というのも動機の一つ、とは言っても私は葉室麟のファンでもないし、数多い著書の中で「津軽双花」を新聞小説で読んだだけ。だからなんとなく気になる作家というだけだった。理由は分からないが、何かを感じてのことだろう。
 映画そのものは時代劇の定番「お家騒動」の一つといえばそれまでだが、友人がメールで送ってきた「監督、撮影が木村大作さんなので、やっぱり映像が美しい」というのも、確かにそうだなと思った。全編がセットなしのロケとか、一部を除いてほとんどが富山県での撮影のようで、しばしば(多分)立山の白い頂が顔を出す。あるいは、清流の浅瀬をわざわざ馬隊で走らせる、画面と直接関係ない風景だけが映し出される。「椿」ももちろん出てくるがこれは京都あたりのようだ。解説によれば、「散り椿」とは、正式名称を「五色八重散り椿」というのだそうだ。花弁が一片一片散っていく。一木に白から紅まで様々に咲き分け艶やかであるとも。
 扇野藩の平山道場には四天王といわれた剣士がいた。主人公瓜生新兵衛(岡田准一)もその一人だが、藩の不正を暴こうとして城代家老・石田玄蕃(奥田瑛二)の策略で浪人となる。それから8年、連れ添った妻の篠(麻生美代子)が病に倒れたその折、彼女から最期の願いを託され、扇野藩に戻ってくる。そして・・・。
 四天王の一人榊原采女(西島秀俊)と新兵衛とは幼馴染でもあった。新兵衛は、側用人として出世していたが石田玄蕃の企みを見抜き対立を深めていた。そうした藩内の跡目(勢力)争いとは別に、新兵衛、采女、篠、篠の妹・里美(黒木華)の間に行き交う愛もまたもう一つのテーマであった。
 観終えれば四天王は、新兵衛を除き渦中で散っていき、新兵衛も旅に出るところで終わるのであるが、それだけでなく「散り椿」は、時代劇を背景とした恋愛映画というにふさわしいタイトルであることに気づかされたのだった。

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