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2018年7月31日 (火)

立憲民主党の選挙フェス

 参加申請をしました
 9月30日に開催予定の立憲民主党の選挙フェス(党大会)の参加申し込みを即断で申請した。参加申し込みが多ければ抽選になるようだ。仮に外れて、若い人が参加するならそれはそれでいいと思っている。
 これまでの例からすれば、「大会」と「研修会」の違いもあるだろうから、できることなら背広にネクタイ、議員バッジの人ばかりの集まりになってほしくないが、まずはそうした人たちから集約されていくことだろう、と想像するのだが、意外な展開が待っているかもしれないので、それを期待したい。
 参加するにあたって意見、提案を求めているので以下の一文を書き添えた。
 「形ばかりの選挙フェス(党大会)にしてほしくない。この機会を通して立憲民主党の『草の根』的広がりのために“そんな方法、工夫、経験があったのか”といった実例が出され、持ち帰ることができる(経験交流)ものにしてほしい。
 テーマ毎のグループ討論、又はそれに類した意見交流の場が用意されるのであろうか。
 遅くとも当日の1週間前までには、運営内容(プログラム)を示してほしい。あらかじめ参加者から事前にアンケート方式で何がしかの意見を集約しておくのもいいかもしれない。
 当初29日、30日の二日間といわれていましたが、30日だけでしょうか。」
 もう一つは、当日までに県連又は総支部での「参加者のつどい」のような、事前の意見交換の場があのだろうかという点。それがなければ、参加者はそれぞれご自由に参加、ということになる。それも一方法かもしれないが、この愛知・名古屋から誰が参加しているかわからないというのも考えものであるから、きっと事前の打ち合わせの場を設定してくれるものと思う。

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2018年7月29日 (日)

ピースサイクル2018・愛知の実走録(4)

 

  追記 中部電力本店で申し入れ
  午後4時10分頃に中電本店に到着した一行は、直ちに申し入れを行った。参加者は7人と「リニアを問う愛知市民ネット」からの参加者もあって8人に。中電側は広報・総務から3人。
 申し入れの詳細は省くが主旨は、「1、リニア中央新幹線の電力使用量とその供給体制及び浜岡原発の再稼働との関連性」「2、核燃料サイクル・使用済み核燃料の再処理の問題について及び『再生可能エネルギーへのシフト強化と火力の技術革新』等の研究開発」「3、第94期定時株主総会で出された、新入社員のパワハラによる自殺事件(係争中)及び取締役の「クォータ制」について早期達成を」であった。
 リニアに関して、ほぼ毎回問い質してきたがゼロ回答だった。しかし、リニアの工事が始まっている現在、電力の供給体制など“関係ない”とは言えないはず。メモによれば、「電力の自由化のこんにち、JR東海がどこから電力を調達するのかは当社にはわからない」「電力会社間で電力を融通し合っている現状があり、そうした対応も一つ」「原発の再稼働がなくてもJR東海への電力供給は可能と考えている」など。私は、現実はそうはならないと思っているが「JR東海への電力供給は可能」と明言されたことに意外性を感じた。この場での議論にはならなかったが、では浜岡原発の再稼働を急ぐ理由は何か。考えられるのは、中長期の経営戦略の中核に据えている。政府のエネルギー政策に積極的対応として。膨大な資金が必要な廃炉作業のための準備金確保として。
 仮にリニア新幹線が開通すれば、その営業年数と延伸計画、原発の稼働制限(最長で60年)を考えれば、どちらにして「原発依存」は非現実的になる。従って原発再稼働なしで「JR東海への電力供給は可能」は正論ではあろう。問題は、その間・浜岡原発最新の5号機で最長45年の稼働期間中に原発事故が起きないという保証はないということである。だから私たちは、原発事故を起こさせない最善の策は、「原発の廃炉」であると繰り返すのである。
 なお、今回初めて参加したお一人から「核融合による発電計画の研究に参加しているのか、どんな見通しを持っているのか」という質問、意見が出されたが、中電側からは「別のところ(三菱重工などの民間企業か?)で研究されていても、当社として研究していない」という答えであったが、「核融合発電」については、別の参加者から「反対である」という意見と、私からは「ピースサイクルとしては、全ての核の廃絶を主張している」と付け加え、核融合発電」については個人的な意見とした。
 その他にも質疑がなされたが割愛する。午後5時に終了した。

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2018年7月28日 (土)

ピースサイクル2018・愛知の実走録(3)

  速報:名古屋から小牧基地へ
 台風12号の影響が気がかりであったが、9時に名古屋市役所に集合した時点では、雨はパラパラといった程度であった。実走者の“これなら走る!”という言葉を聞いて実走を決断した。
 自転車は5人、街宣車に4人。マイクは昨日と同じ尾形さん。空自小牧基地までは約18㎞1時間ほどのコースである。例年だと市役所、県庁での申し入れ行動があるのだが、今年は土曜閉庁のため事前に名古屋実行委員会が文書で申し入れていて、今日はそのままのスタートとなった。
 航空自衛隊小牧基地での申し入れは、岐阜ピースサイクルとの打ち合わせで午前11時となっているため、このままでは1時間の待機時間ができてしまう。そこで事前の打ち合わせでは、①集合・出発時間を遅らせる。②繁華街かターミナルで街宣活動を行ってから出発する。③小牧基地・県営名古屋空港・三菱重工などのある敷地一帯の外周道路を一回りして、基地正門で岐阜の仲間と合流する、の3案を検討したが、結局③案となったという経過である。
 市役所から国道41号線に出て北上し、黒川から県道102号に入り更に北上、矢田川、庄内川を超えて、春日井市に入り、味美(あじよし)あたりで、空港の南側に出た。そこから住宅地、中小の工場のあるころ狭い道路を街宣しながら通り抜け、10時30分頃に小牧基地前に到着した。
 この敷地の外周を走るは、愛知の30年目にして初めての試みであり、下見はしてあったが、下見した人は自転車、街宣車の運転手は別の人ということで多少手間取ったが何とかクリアできた。またこのコースは初めてであったから、それに合った街宣のアピール一つをその場で急きょ加えた。「基地周辺のみなさん!小牧基地航空祭の“ブルーインパルス”の展示飛行は危険です、止めさせましょう!」
 10時過ぎから雲が切れて気温が上がってきた。基地正門前での申し入れは、名古屋実行委代表の松井さんが読み上げた。詳細は省くが「1、シビリアンコントロールについて」「2、自衛隊中堅幹部による暴言について」「3、毎年開催されている“航空祭”について」「4、朝鮮半島を巡る動きについて」の4点の見解を求めた。
 基地側のその場での回答(口頭)は、1~3については「お答えする立場にない」、4については「基地司令に伝える」という、空疎なものだった。
 自衛隊の災害時での救援活動には、その職務、評価を惜しむものではないが、5兆円を超える防衛予算、安保法制の成立、米国追従の安倍外交などを勘案すれば、自衛隊の在り方に注意を払わざるを得ない。その懸念の一つが、4月16日夜、統合幕僚監部に勤務する30代の3等空佐が、東京・永田町の路上で民進党(当時)の小西洋之参議院議員に対し「お前は国民の敵だ」「お前の議員活動は気持ち悪い」などの暴言を20分ほど浴びせた(要望書から)、という事件である。
 申し入れ後、愛知と岐阜の仲間全員で写真を撮り、航空自衛隊岐阜基地に向かう岐阜の仲間を送り出し、3日間に亘る「ピースサイクル2018・愛知」の行動を、けが、事故もなく無事に終えることができた。 了

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2018年7月27日 (金)

ピースサイクル2018・愛知の実走録(2)

  速報:岡崎・豊田・日進・名古屋(中電本店)のコース
  予定では、岡崎の仲間が午前8時、自転車二人、伴走車1台で名鉄東岡崎駅を出発し、国道248号線を北上する形で豊田市役所に向けて出発。お天気は時々晴れ間も出たがほぼ曇空で猛暑は避けられたようだ。
  午前9時40分頃に豊田市役所に、私を含めほぼ全員が揃い、9時50分から、岡田市議の発議で豊田市長宛ての申し入れを行った。参加者は岡崎組が3人、豊田の市民が6人(と赤子ちゃん)と名古屋の私。
  申し入れ内容の詳細は省くが、「平和行政に関して3点」「福島原発からの放射能汚染に関して4点」「人権を守るという点に関して2点」で、それぞれについて市側から文書回答がなされ、30分ほど質疑を行った。残念なことに今年も、広島、長崎市長あての平和メッセージは出されなかった。
  その後庁舎前で全員写真を撮り、10時30分、自転車3台、伴走車1台に3人で、豊田市役所を出発し、午後0時10分ころ日進市に到着した。
  日進市では、無所属の女性市議4人と市民のみなさんの手による、交流会と昼食の接待をうけ、参加者全員で感謝の気持ちを伝えた。また今年は初めて、共産党所属の女性の日進市議と、お隣の東郷町から無所属の女性町議も参加してくれて、ごちそうと共に一層賑やかな交流の場となった。
  参加者全員の自己紹介や話題提供、日進市議会の様子、「日進平和のつどい」の紹介などをはさみながら、午後1時15分から、萩野市長あての申し入れを、市の担当者に来席して戴き行った。内容の詳細は省くが、「戦争・平和資料館の設置など平和行政の一層の取り組み」「子育て支援、高齢者の健康づくりなどのさらなる取り組み」「東日本大震災被災地への支援、市長の、原発の再稼働は慎重であるべき、という姿勢を明確に」「省エネ・再生可能エネルギーの推進をさらに」などであった。
  なお萩野市長からの、広島、長崎両市長への平和メッセージは、直接送付したので、そのコピーをということで手渡しを受けた。
  総勢20人以上がカメラに収まり、岡崎、豊田の仲間とはここで別れ、日進のみなさんのお見送りの拍手、声援を受けながら、自転車隊の3人は、一路名古屋に向かって出発して行った。
  ここから加わった名古屋の街宣車に運転手を含め4人が同乗し、緑の党東海の尾形代表が終始マイクを握って、ピースサイクル運動の紹介、脱原発、リニア、沖縄問題等をアピールしながら自転車隊をサポートして、次の中部電力本店に向かった。午後4時過ぎに中電本店に到着し、4時15分頃から申し入れと質疑を行った。これについては、明日報告する。
  その明日であるが、台風接近で雲行きが怪しい。決行の可否判断は、午前9時名古屋市役所前で相談して決めることとした。

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2018年7月26日 (木)

ピースサイクル2018・愛知の実走録(1)

 

速報 豊橋・豊川・岡崎のコース
 正午過ぎに、豊橋公園内にある豊橋美術館前に、浜松ピースサイクルの仲間と、愛知・岡崎の仲間が合流して、昼食後の午後1時少し前、陸上自衛隊豊川駐屯地に向けて出発した。
 出発するにあたって今年は、のぼりを自転車に装着して走ってもらうこととし、固定用の「結束バンド」を用意した。ここで話題を一つ。一人が百均で見つけたという、これまでの物は“使い捨て”のものばかりであったが、締め付け後、緩めて再使用できる「結束バンド」を持ってきた。そんなの初めて!みなさんは知っていた?
 浜松の仲間3人を中に挟んで、先頭と後尾を岡崎のメンバーという5人の自転車隊をつくって出発、伴走・搬送車は3台で4人。豊橋市役・吉田城を背に豊川の吉田大橋を渡り、1号線をしばらく走ってから県道400号を北上、途中2回の休憩を挟んで予定より15分早い、午後2時に正門に到着し、直ちに岡崎の中野さんが申し入れ文書を読み上げて手渡した。
 駐屯地の前の道を挟んだ原っぱ(訓練場)には、初めて見る「155ミリ榴弾砲FH70」6台が整然と並んでいた。聞けば訓練中とのこと。もちろん模擬弾、空砲すら撃てる場所ではないから操作訓練だけだろう。
 ここの隊では、これのほか、「120ミリ迫撃砲RT」「軽装甲機動車、通称『LAV』」「81式短距離地対空誘導弾、通称『短SAM』」などを装備している。なお先の広島などの水害では250人の隊員が派遣されているという。
 浜松との並走の予定はここまでであったが、今年はつい最近開園した「豊川海軍工廠平和公園」の見学を一緒に出掛けた。詳細は省くが、この豊川海軍工廠は、終戦間際の1945(昭和20年)年8月7日、アメリカ軍のB29爆撃機による空襲により、2,500人以上の方々が犠牲となった場所。
 平和交流館では、当時の写真パネル、遺品などが展示されていて(多くは桜ヶ丘ミュージアムで現在も展示されている)、15分のビデオも観られる。また、予約してあったので、旧第一火薬庫(豊川市指定史跡)と、旧第三信管置場(同)及び「防空壕跡」を係の人が案内してくれて見学することができた。
 浜松の仲間とはここで別れ、午後3時過ぎ、自転車2台、伴走車1台二人で、岡崎に向けて出発した。1号線に出てからは、並行する旧東海道のルートを通り、御油の松並木、赤坂宿を通り、名鉄・本宿駅で今日の行動はここで一旦解散した。一人は豊川の帰路へ、自転一人と伴走車は、そのまま岡崎の自宅まで。私は電車で名古屋に戻った。
 浜松のみなさんは午前中も走って来たわけで大変だっただろうが、幸いにも猛暑が予想され先行き不安であったものの、全体として曇り空であったのでトラブルもなく、ピースサイクル2018愛知の第1日目は無事に終えることができた。

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2018年7月25日 (水)

立憲民主党の理念・基本政策・組織論・2

立憲パートナーズの位置づけは?
 私からの質問と意見は、党の前進、拡大にとって欠かせない「組織論」であった。「組織論」といえば、労働組合的な発想、硬直した考え、と受け止められるかもしれないが、逆説的に言えば、「先の総選挙で立憲民主党が躍進したのは決して“風にのった”ものではないとするなら、党の理念、政策、キャッチフレーズ、人事を明確にして、有権者に広く訴えていかねばならない。それは、街頭演説、SNS、議員後援会などだけでいいのか。持続的・系統的で、全党的な展開が必要ではないか」その骨格形成と推進力が「組織論」だと私は考えているのである。
 至近の例から、最近近藤昭一さんの「草の根国政報告会」というのがあったが、「草の根」を言うなら、有権者に最も近い地方議員が中心となった方がよい。有能な無所属地方議員も多いから、入党を促すなり、連携を深めるなりの指針も必要だ。この愛知の場合、「新政あいち」ができて「連合愛知」との連携がカギとなっているようだが、「連合愛知」の中心組合である、トヨタ労連、中電労組などは、私から見れば「右翼的組合」であり、立憲民主党とは相容れないのではないかと思っている。そこで、県連は当初、この「新政あいち」に参加しないとしていたが、結局認めてしまった。これが立憲民主党にとってこの先“伸び悩み”のネックにならないか危惧する。ただ「新政あいち」に参加するのはいいとしても、その前に立憲民主党への入党があってその後に「新政あいち」参加という順序があってもよかったと思うが、そのような働きかけをされたのかどうか。
 松田さんは、「当初、新政あいちはローカルパーティー(地方政党)といわれていたから、二重加盟となり参加を見送ったが、発足した新政あいちは、政策集団ということなので認めた」と答えた。そうではあれ、結局立憲民主党と国民民主党との“綱引き”となりかねない。私見では「新政あいち」は、国民民主党県連と連合愛知が仕組んだ「投網」ではないかとみている。これが杞憂であることを願う。
  もう一つは、他からも発言があったが、「立憲パートナーズ」の位置づけである。「C&Lリンクス愛知・電子版第1号(5月9日)」で、~私は、去る4月16日に「立憲パートナーズ」の登録申請をして手続きを終えた。その時「党員とパートナーは別」と思い込んでいたので、党員となる手続きについて問いかけをしたところ、事務局から「立憲民主党では、従来の『党員』が『パートナーズ』になります。」「党員は党の運営に携わる方のみとなっています。」という答えが返ってきた~と書いた。
  これでは、パートナーは政策論議に加わることができないのではないか。9月に党大会「立憲フェス」が開かれるが、パートナーは参加できるのかどうか、党代表選挙の投票権があるのかどうかもわからないではないか、という疑問である。松田さんは「検討中」と答えたが、組織の「要」の問題であり、「立憲フェス」の開催発表と同時に示されるべきものだ。
  そうした議論が続いたとき、高木県議から“ひょっとして枝野さんは、アメリカの民主党をイメージしているのではないか”というヒントのようなものを出された。私はえっ!とも、はっ!とも思って、“よくは知らないが、そう言こともあるかも・・・”と唸った。
  発展途上、建設段階の立憲民主党であるから、全てが網羅され、明確にされる段階ではないので、この段階では、地方からの声、意見具申ということで松田さんには収めてもらった。
  最後に松田さんは、「どのような政策も、政権をとった時こそどうするのか、そこが肝心」とした。反対論や理想論も大事だが、野党という立場は、目標を実現する立場(政権)にないから、数値をあげて「公約」とすることに慎重でなければならない、ということだろう。これは「民主党政権」での経験の一つであろうから理解はできる。もっともそのことと、私たちが実現可能かどうか“忖度”して意見を言う必要はない。意見、要望、要請を「政策」としてまとめることこそが「政党」の役割だからである。
  なお、「アメリカの民主党をイメージしているのではないか」が事実かどうかは別にして、ちょっと興味を惹かれた。 了

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2018年7月23日 (月)

立憲民主党の理念・基本政策・組織論・1

  第16回リベラル政治懇話会・松田 功議員
 2か月に1回開催されている「リベラル政治懇話会」の第16回は、衆院議員・立憲民主党の松田 功さんを迎えて、「立憲民主党の理念・基本政策・組織論について」というテーマで開かれた。
 松田さんは、衆院議員の赤松広隆氏の秘書となり、2003年に西春町議会議員に初当選。2006年、西春町は師勝町と合併し北名古屋市となり、同年、北名古屋市議会議員に初当選し4期務め、民主党に所属していた。2017年10月の衆議院議員総選挙に比例東海ブロックから立憲民主党の単独6位候補者として立候補し初当選した。現在、立憲民主党愛知県連幹事長である。50歳。
 松田さんは、立憲民主党の綱領・基本政策のペーパーを用意された。基本政策では「国のかたち」20項目。「外交・安全保障」10項目、「共生社会」9項目、「教育・子供・子育て」9項目、「暮らしの安心」12項目、「経済、産業、農林水産業」19項目、「エネルギー、環境、災害・震災復興」10項目の、全89項目を紹介しつつ、幾つか絞って紹介された。これらと綱領と国会審議、「草の根」国政報告会などを丹念に追ってそのポイントと現行の政治状況の例を引きながら読み解いていけば、立憲民主党の全貌が分かるというものだが、そこまで1時間余りの枠内では難しいところ。それで、それぞれが持ち帰り理解を深めることと、質疑から参加者の関心もわかるということである。
 質疑から幾つか拾ってみると、まず、「共生社会」のところでは、「部落差別(部落解放)」について触れていない点が指摘された。ひょっとして「部落問題」は、1960年代から1970年代が「主戦場」だった世代にとっては、欠かせない課題の一つだったかもしれないが、「枝野世代」では、やや希薄になって網羅しきれない一つになってしまったのかもしれない。つい最近松本 龍さん(元衆議院議員7期、民主党政権で環境大臣、内閣府特命担当大臣(防災担当)、復興対策担当大臣などを歴任。部落解放同盟元副委員長)がこの7月に亡くなってしまったが。
 憲法問題について、もう少し踏み込んだ政策を。選挙制度の問題と有権者の意識、教育が大切だ。スマホの時代、SNSの活用を、LGBTでは「事実婚も」といった意見などいつになく多く出された。
 私は、もっぱら「組織論」から意見を述べた。また、立憲民主党(枝野代表)は、これまでの政党とは違うというが、それはいったい何なのか?といった「要」の問題も出された。これについては、もう少し考えてみたい。 
続く

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2018年7月21日 (土)

沖縄・山城博治さんが来名


 辺野古埋め立て前の、緊張感高まる
 「戦争をさせない1000人委員会あいち」主催の「辺野古新基地建設反対 山城さんらの裁判勝利7.21集会」が、名古屋で開かれた。
 タイトルだけからは、これまでのスタイルとあまり変わらない「沖縄連帯集会」のようであるが、実際はかなり違っていた。
 例えば、第1部では、歌と音楽「つなげよう民衆の力を」という歌舞の舞台が用意されていた。その1が、韓国の舞踊で「東海朝鮮歌舞団」と「文芸同東海支部舞踊部」のみなさんがあでやかな舞踊を見せてくれた。次に沖縄・三線で奏でる「わしたユンタクまいふなエーサー」歌と、種まきから収穫までを表現した舞踊。最後に「出前ユニットぽこあぽこ」の沖縄の闘いを中心にした歌。これらが会場の一体感を生み出し、結果として山城さんの登場の舞台の盛り上げの役割を果たした。
 私は30分前に会場入りし、会場中央、前から5列目辺りに席を取った。いわゆる「S席」である。山城さんのお顔も声もしっかりとらえることができた。
 それにしても・・・といっては失礼というか、思い違いも甚だしいといわれそうだが、壇上の山城さんは、思っていた以上に若々しく見えた。声の張りは「セミプロ」級だと思った。というのも、2015年6月23日、沖縄慰霊の日に、糸満市・魂魄の塔横で開かれた国際反戦集会で、その年の2月22日、山城さんはキャンプ・シュワブ前で抗議中に逮捕され、その後体調を崩して入院中であったが、この集会には何としてでも出なくちゃならないと(医者の許可を得て)駈け付けたその時は、抗がん剤の影響もあったであろう、元気ではあったが、やはり入院中であったこともあり、今日ほどの若々しさはなかったという、そんな記憶が残っていたからである。
 それにしても・・・がもう一つ。山城さんは、辺野古新基地建設反対運動の経過、現状、翁長知事のことそして沖縄の未来のことまで話されたが、その合間に“喝!”のような気合を入れたが、前席にいた私などその力の入った一声に思わずドキッとしたものだった。そして、なんと自ら作詞した「今こそ立ち上がろう」を歌い出すのであった。
  それはまるで「一人芝居」を演じているようであった。これを見ていて、山城さんは既に病魔との戦いに勝利していたのだと実感したのだった。
 山城さんの話は書き留められなかったが、幾つか記憶をたどると、まずキャンプ・シュワブ前の座り込みは続いているが、この闘いは若い人(20代から50代の中年層まで)の参加が少ないが、後世に伝える闘いでもあること。翁長知事は7月23日に辺野古埋め立て承認を撤回することを表明したこと。それとの関連で、8月17日?に埋め立てが始まるかもしれないから、8月6日から8月10日に第一波の、8月16日に第二波の座り込み行動を行い、さらに県民集会を開催し、翁長知事の「辺野古埋め立て承認を撤回」正式表明を支えるとした。
 安倍・中央政府の暴力と民意無視に対抗する全国運動・・・ネットに席巻されている若者が多いが、ここは「がんばれ!黄金のシルバー」「輝け!シルバーたちよ」と呼びかけたい。
 その他壇上には、主催者挨拶として、飯島慈明さん。衆院議員近藤昭一さん、閉会・まとめの挨拶を大脇雅子弁護士。また事務局から詳細は不明だが、沖縄現地行動と連動した「8・11集会」が提起された。
  そして最後に“がんばろう!”ではなく、全員で「今こそ立ち上がろう」を歌って散会した。
 

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2018年7月19日 (木)

ウソつきの安倍退陣!改憲阻止! 

7・19名古屋集会に500人
 この日の名古屋の最高気温は、38度を超えていたと思う。夕刻6時20分開始の「7・19名古屋集会」は外せないと、水筒とタオルと団扇持参で参加した。
 会場の地面はコンクリートなので、さぞ熱せられているだろうと思いきやそれほどでもなく、また少し陰って涼風も流れてきたので、集会自体の居心地は良好だったが、なんせ「民主主義があぶない!」「大ウソつきの安倍退陣!」
「改憲阻止!」「安倍9条改憲ダメ!」等々の、この暑さ以上にうっとうしい「安倍退陣(打倒)」の集会だから、体の芯は、決して涼しくはなかった・・・。
 さて、政治家が、大衆に「大ウソつき」「市民をだます総理」呼ばわりされては、その屈辱に耐えられず辞任か辞職するほかない、というのが政治家として、人としての「モラル」ではなかったか。
 だが例外もある。権力を掌握した独裁者と、健康を損ねた「無自覚者」か。安倍総理はその両方の要素を持っている。というのも、車上からアピールしたどなたも、尋常でない安倍総理をあらん限りの言葉をもって「退陣」の根拠を述べていたことからもわかる。(・・・詳しく書く気になれない)
 集会では、冒頭に韓国・光州からのゲストの紹介があり、主催者挨拶に続いて各団体から「総合型リゾート(IR)・カジノ問題」「働き方改革」「公文書の改ざん、森友・加計疑惑の逃げ切りはNO!」「原発問題」に関するアピールが行われ、最後に共同行動の共同代表である中谷弁護士から、安倍退陣まで闘いの継続と8月からの闘いの提起、予定などが出された。
 その中で11月3日の、全国と連動した「1万人集会」を成功させるために、7月25日に拡大準備会を開くことが提起された。会場規模(200人)からして単なる「会議」とは違うようだ。グループごとの討論などもあるかもしれない、と思われたが、「拡大準備会」とだけの呼びかけであった。
 名古屋での1万人集会を実現させるためには、市民・市民運動、労働者・労働組合、政党・党員がこぞっての参加があっての成功となろう。例えば、愛労連系のメーデーの参加者はここ最近では3000人から4000人、このことは、連合系の労組の参加は期待できないとしても、個々の組合員、少数であっても「ユニオン」の最大参加が必須であろう。そして現時点では難しいだろうが、立憲民主党を支持する労組への参加要請を立憲民主党自身が取り組むかどうかにかかる。社民党、新社会党、緑の党それぞれも、プロジェクトチーム(PT)をつくって、最大の参加者となるように取り組むことになれば・・・。
 市民運動は、いわゆる「組織動員」的な取り組みはしないだろうが、個々が意見、意思を示すことによって、仲間内に参加意思が出てくるかもしれない。いやもっと言えば、そうした通常の在り方から、一歩前へ出ないと・・・。
 もう一つは、わが世代の願望かもしれないが、学生、高校生(3年生)の参加を期待したいものだ。もっとも、それを自然発生的に待つというのもあるが、やはり何がしかの働きかけが必要であろう。
 ここまで書いてしまうと、なんだか、60年安保は知らないけれども、ベトナム反戦、70年安保前後の闘いを想起してしまう(良くない癖か?)。
 3000万人署名は進行中だが、この愛知では署名されたその50分の1の人が参加すれば1万人は何とか達成できそうなのだが。

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2018年7月17日 (火)

安倍さんを退陣させたい、すぐにでも

  安倍さんを退陣させたい、すぐにでも
 詩にしてみたものの・・・
 7月3日にミニ詩集・第16集「雨想(うそう)」を仕上げて送付し、その電子版を先週の12日に発信した。数人の方からコメントを戴いた。掲載した六篇のうち「夢 幻から解き放つときは今」は、「C&Lリンクス愛知」の第81号(4月25日)の巻頭詩であった。それをここに掲載することとした。この地域の人たちには重複することになるが、今日のテレビニュースを見ていて、つくづく安倍首相は一日も早く退陣してほしいと思ったからである。(感情そのままを表現してしまうと下劣で自己嫌悪に陥る)

     夢 幻から解き放つときは今
泳げない
なのに スイスイ背泳ぎの夢を見る
話せない
なのに 淀みない英会話の夢を見る
書けない
なのに 投稿の入選の夢を見る
走れない
なのに マラソンのトップ集団にいる夢を見る

人の欲望は 夢で満たされるのであろうか
人の欲望は 真逆であることで了解するのであろうか
人の欲望は 善意と悪意に翻弄されるのであろうか
人の欲望は 現実の世界では夢遊病者になるのであろうか

剣が峰に立っているという指摘に耳を貸さず
瀬戸際に立っているという危機感もなく
土俵際に追い詰められている現実に気づかず
進退きわまるおのれの身の自覚もないまま
土壇場に立たされているというのに

その人はホラを吹き続けている
害毒を垂れ流し続けている
時にはこぶしを挙げて絶叫する
「憲法改正がこの国を取り戻す 美しい国に」などと

その人の 夢 幻から解き放つ時は今

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2018年7月15日 (日)

二つの集会をパスして

 “猛暑”のせいではないが、
 昨日の14日に「安保法違憲訴訟キックオフ集会」があり、今日は「沖縄はあきらめない 沖縄とつながろう!」という集会があったが、いずれもパスした。この「家事>運動」という現状をよしとはしていないが、ここに至るには、それなりの必然性もあるのかな、そのようにも思うので、運動の参加は優先度を吟味せざるを得ない。
運動の課題としては、憲法・安保、沖縄、福島が上位ランクであるが、行動の現在の優先度は「立憲民主党」「地域での関わり」としている一方、デスクワークが増えているのが現状だ。
  「安保法違憲訴訟」については、原告で参加、応援団(サポーター)の二つの参加の仕方があるが、私は「サポーター」を選択した。その理由は裁判そのものの意義はあるとしても、そこにかかりきりになる覚悟がないこと。もとより強力な弁護団、大勢の原告がいるから、私が何かをしなければならないことはないのであるが、気持ちが「名前だけの原告」になり切らないのである。ならば最初から「サポーター」として位置付ければいいのではないか、そういう例は過去にもあったのである。それにしても「キックオフ集会」くらいは参加してもよかろうに、はないことはないのだが。
 次に「沖縄はあきらめない 沖縄とつながろう!」その集会名は、私の気持ちと同じであるが、まして「知事をまもって、辺野古をとめよう 稲嶺進前名護市長との交流のつどい」とあっては、是非にも、という気持ちが強かったが、庭先の剪定したカイヅカの山を見て、気持ちが萎えてしまった。
 挙句の果て、夕方になってパソコンの操作をどう間違えたのか、あるページのデータがすべて消えてしまって、復帰させることが出来なかった。回復作業は100%ではないが可能ではある。だがかなりの時間を割かねばならない。
 “猛暑”は体調ばかりでなく、脳まで萎えさせるのであろうか。

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2018年7月13日 (金)

ひょっとしてこれ、熱中症?

 軽いめまい、耳に水が入ったような…
 今年の夏の家事の一つ、隣地から延びる“カイヅカイブキ”を剪定するというのがあった。
  この日炎天下の作業なので躊躇はあったが、この先ずっとこのような「猛暑日」が続きそうなので、思い切って作業に取り掛かった。2時間くらい経ってのことだった。脚立に乗って立ち上がろうとした瞬間、軽いめまいを感じた。
  この間こまめに休憩を取り、水分を補給はしていたが、かなりの汗をかいていたので、“うん?あれかな”と感じたので作業を中止したが、次に一瞬、耳に水が入ったようなぼ~んという感じがしてドキッとした。
  早速洗面所で水タオルを使って首筋、顔、頭を冷やし、冷蔵庫から氷を出してさらに冷やし続けた。
  熱中症といわれる症状がどんなものか体験はないので、これはその前兆か初期症状だったのかどうなのかわからないが、だがそのように受け止めて、明日も作業の続きがあるので、心してかかりたい。

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2018年7月11日 (水)

リンクス愛知電子版・第7号を発信

  近藤昭一の、草の根国政報告会がメイン
 今日の午後、「C&Lリンクス愛知・電子メール版」の第7号を発信した。内容は1)近藤昭一と語る 草の根国政報告会、2)参院選まで1年 愛知選挙区で候補者選び本格化、3)立憲民主党と関連のマスコミ等の情報<2018年6月23日~7月10日>、4)随想・5「私だけの時間」をカウントする-“老域”を生きるということ。全6頁。
 あとがきでは、「●私の現在の日常は『立憲民主党と共に』を軸にしています。ですが運営に携わっているわけではありませんので、このように『机上』でしかありません。これでは『草の根民主主義』にはちょっと距離感があります。ですから自らの手で『党小組』をつくればいいのです!とわかっていてもその一歩が踏み出せなくて、忸怩たる思いに駆られるばかりです●ですが、今号のように『立憲民主党・衆院議員 近藤昭一と語る 草の根国政報告会』を出来るだけ詳細に伝え、私の思いを入れることも、一つの“足場”かな、と思っていますがどうでしょうか●33年目を迎える反戦・反核・平和の運動『ピースサイクル』の愛知の取り取り組みが7月26日から始まります。高齢化が進み、自転車で走る人が少なくなりました。名古屋在住で、7月28日の『名古屋市役所発、空自小牧基地』までの区間を自転車で走る方はいらっしゃいませんか。ご連絡ください。詳細をお知らせします●西日本の豪雨災害の被災者にお見舞いを申し上げます。一方、タイのタムルアン洞窟の少年らが全員救出されたことにほっとしています。」
 また、地方議員養成スクールというべき「立憲パートナーズ アカデミープラス」(愛知県連主催)の第3回が6月9日に開かれたが、その様子(参加者数、男女比、内容)も知りたいところだが、公開はされていない。

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2018年7月10日 (火)

近藤昭一と語る 草の根国政報告会(4)

  質疑で、立憲的改憲、参院選挙、リニアと原発
 質疑、意見交換の時間となったが、時間は11時10分を過ぎていた。
 私は3件について発言した。それは山尾志桜里議員が唱える「立憲的改憲」について。「2019年の参院選挙」について。「リニア中央新幹線と原発」について、であった。
  立憲的改憲論
 私は山尾さんの「立憲的改憲」について、枝野代表も支持していると聞いているが、「改憲」だけが目立つような気がする。きちんと説明した方がいいのではないか、と端的に聞いたのだった。
 山尾理論は、憲法の前文、9条を維持しながら、自衛隊について「専守防衛」「非核三原則」「シビリアンコントロール」のもとで保持する、と私は受け止めているが、近藤さんは「枝野代表は、憲法をいささかも変えないとは言っていない。だが、安倍政権の今、議論すべきではない。慎重であるべきといっている」と答えた。また近藤さんは「9条については、これまでの議論の積み重ねがあり、歴代の法制局長官の解釈も“法の安定性”のもとにあった」とし、やはり山尾さんのついて慎重さを求めた。
 2019年の参院選
 2019年の参院選について私は、立憲民主党として候補者を擁立すべきという前提に立って「候補者は女性」であること「(数合わせでないことから)擁立する候補者は“即戦力か将来性を見込んでか”が問われるが、現在の立憲民主党の現状からは、その両方を備えた人が望ましい」という意見を述べた。
近藤さんから、すでに報道で伝えられている通り、「女性候補」で複数接触しているがまだ決定に至っていない、とだけの答えであった。ただ私の“即戦力か将来性”かについては、理解しかねるというような様子だった。確かに人物評価について「即戦力か将来性か」は、プロ野球のドラフトではないから、「当選すれば、その日から政治家としての働きは当然」ということかもしれないが、私にはそれは「たてまえ」のような気がしていたから意見として述べたのだった。もう少し説明をすべきだったかもしれない。
 新政あいちについて
また、参院選との絡みで「新政あいち」について私は、「連合愛知との連携、共同が強いようだが、連合愛知はトヨタ労連と中電労組が中心組合である。トヨタは、地域支配、労働運動への(悪しき)影響力が強い。中電に至っては、脱原発運動の壁でさえある」とまで述べたが、その先は言及しなかった。本来なら、愛知における立憲民主党の前進拡大にとって、「連合愛知」は壁となる可能性がある。それを押し切っていく一つの方法として、旧民進党の地方議員に対してまず立憲民主党に入党を促し、その上で「新政あいち」に加入して、与党に対抗する勢力となるというのがいいのではないか、と言いたかったわけである。
近藤さんは、当初は立憲民主党として「新政あいち」に参加しないとしていたが、認めることになったとだけ答えた。それ以上の踏み込みはいろいろ難しい問題をはらんでいるからであろう
 リニアと原発と「北」の問題など

最後に、「リニア中央新幹線と中電の浜岡原発の再稼働」について意見を述べた。これは「リニア」の問題について参加者はあまり理解していないのではないかという私の「思い込み」によるものであった。端的に言ったのは、「リニアは便利なものと思われるかもしれないが、新幹線の3倍の電力を使用するといわれ、それは原発1基分(以上)になるといわれる。それがあって浜岡原発は廃炉にできないのである」と。もちろん問題はそれだけではない。近藤さんは、これについては何も答えなかった。多分、落ちこぼしたのであろう。
他の質問者からは、①首相は、北朝鮮(共和国)に行かないのか(近藤:これまで拉致問題で130億円使ってきたが、安倍政権は何もできなかった。田中 均氏も懐疑的で訪朝はムリだと思う)②大阪地震でブロック塀の倒壊が問題となったが、撤去作業時のアスベストの飛散が来気になる。(近藤:アスベストについてこれまでかかわったことがある。市議会で反映)
近藤さんは、共和国(北朝鮮)についてもう少し突っ込んだ話もされたが、いろいろの事情もあり、友好関係の必要性を述べたことだけ書いておこう。 了

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2018年7月 9日 (月)

近藤昭一と語る 草の根国政報告会(3)

働き方改革法、延長国会 
  本題に入って近藤さんは、国政報告について、大まかに言えば、150日間の第196通常国会で安倍政権が位置付けたのは第1に「働き方改革法案」で、続いて「IR法案」「参院改革」であるとし、さらに32日間の延長国会について批判した。
  働き方改革法案
  詳しくではないが、「働き方改革法案」は、「長時間労働規制」「裁量労働制」「高プロ制」の3つが柱になっている。「裁量労働制」について政府は、杜撰な統計資料などが明らかになり追及を受けて取り下げた。「長時間労働規制」については、規制するとは言っても過労死ラインが判例などで80時間(発症前2か月から6ケ月の月平均残業時間)といわれているにも拘わらず、法案は100時間を容認するという欠陥法となった。「高度プロフェッショナル制」にいたっては、労働基準法の残業規制を外してしまった。
  その結果どうなるか。考えられることは「成果主義」と相まって、残業手当(超過勤務手当)が幾分保障されても、労働時間の健康ライン(逆に言えば過労死ライン)を超えた部分には支払われない可能性が高いとされる。がそれよりなにより働く者の「命」にかかわる問題である。「非正規雇用」とこの「高プロ制」は、企業の利益第一主義そのものであり、それを後押ししたのが安倍・与党である。
  もう一つ私が危惧するのが、「高度プロフェッショナル制」の「高度」が外されて、対象範囲がどんどん広がっていく可能性についてである。それは労働基準法というがっちりした堤防に「蟻の一穴」のように、労基法をこれまで以上に骨抜きしていく端緒になることである。最初は特定の範囲としながら、次第に一般化していく手法は、財界の汚いやり方である。
  近藤はさんはまたドイツの年間総労働時間が1500時間、日本は1750時間、さらにドイツでは土曜、日曜には、ハイウェイをトレーラーは走らせないという規制があることなどを紹介した。そして安倍政権の「働き方改革法案」は、「過労死ゼロ、ワークライフバランス実現、労働生産性向上のため、労働時間の規制等を行う」とうたいながら「長時間労働規制」と「高プロ制」を“抱き合わせて成立”させようとする「悪しき常套手段」を用いていると指摘した。「働き方改革法案」は、延長国会の6月29日に可決成立されてしまった。
延長国会について
 まず近藤さんが指摘したのは、事前の与野党の協議なしで国会の閉会予定日の6月20日の朝に両院議長に申しれたことを挙げた。与党が国会を延長するとの動きは少し前からささやかれていたが、多数で主導権を持っている与党に対抗する戦略はないものか。これまでの安倍政権を見ていても、前例も少数派尊重もまるで眼中にない。すでに成立してしまったが「働き方改革法案」そして「IR(カジノ)法案」「参院選挙制度改定案」の成立を目論んでいる。
 これに対して野党は、「モリ・カケ問題」の解明は不十分であり、財務省の佐川宣寿前理財局長の偽証告発や加計孝太郎加計学園理事長らの証人喚問、予算委員会での集中審議を求め、IR法案などの廃案を目指すということだ。また「水道法の一部改正案」の動向と内容も知りたいところだ。付け加えれば、安倍首相は、11~18日に欧州・中東への「外遊」を予定(9日に、豪雨災害で取りやめとのこと)する外交日程を入れていた。延長国会の本気度が問われるというものだ。

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2018年7月 8日 (日)

近藤昭一と語る 草の根国政報告会(2)

 市会議員の発言メモ、通常国会・・・
 私はこの場に向けて質問など、発言の用意をしていたが、それについては後述するとして開会の当初に戻ってみる。
 まず紹介されたし市会議員の発言メモから、一つは岡本市議から、先の大阪地震で問題となった「ブロック塀」の撤去、補強について市の補助(最大10万円)は年間60件までが200件まで増やされたこと。次に介護保険料について名古屋市の場合年間収入別に15段階に区分されて保険料が決まる仕組みだが、例えば、2,000,001円の収入がある人と2,899,999円の収入の人(約90万円の差)と保険料が同じというのは不公平であるとして、段階別ではなく「収入×一定係数」方式を提案しているとした。
 松本市議は、名鉄労組出身の一期目であるが、名古屋市の「敬老パス」について、使用範囲が現行の「市営バス、市営地下鉄等」に限定されているものを、私鉄についても適用できるように当局と話し合っていることが報告された。
 見通しについて松本市議は、「名鉄については可能性が高い。決まれば近鉄まで広げたいがJRはなかなか・・・」但しこれは名古屋市内だけの区間に適用されるということのようである。システムにトラブルが発生しないか、年間の料金はどうなるかも気がかりだが杞憂であろうか。結局名古屋市に負担増になる一方、私鉄側には利用増のメリットも見込めるから、どう判断するか。
 さて近藤議員は、冒頭の話の切り出しで九州、中国、四国、近畿、東海の広範囲での集中豪雨に触れた。こうした現象は、桜の開花時期、お米の産地の変化も相まって「気候変動」と無関係ではないとした。そして自らのライフワークとでも言うか、環境副大臣の経験をもとに、去る5月15日の環境委員会では、委員として「地球温暖化進める石炭火力発電は規制強化を!」と発議し、中川雅治大臣から「CO2の排出量、経済効率性からも、石炭火力発電所の新増設を進めることは許されない・・・」という答弁を引き出したという。
 次に延長国会については、通常国会は150日間と決められている。その中で政府が誠心誠意をもって国会審議に応じ、議論を尽くし、必要法案の成立を図る責任がある。ところが安倍政権の対応はどうか、モリ・カケ問題だけではない。とにかくまともに答弁をしない、証人喚問に応じない、それでもって強行採決。そうした自らの不誠意、多数の横暴もなんのその、「野党の審議拒否」と責任転嫁しているのである。
 この日、「第196回国会 議案の一覧表」というのが配られた。初めて目にしたものであるが、なかなか理解し難い。議案そのものは、継続審議のもの、議員立法のもの、政府提出の法案(「閣法」というらしい)。他に「予算案」「条約」「承認」「承諾」「決算」などがある。次に「審議状況」というのがあって、「成立」したものもあるが、多くが「審議中」とあった。これについて近藤議員は、必ずしも委員会などで「審議」しているのではなく、議員立法の多くは「棚ざらし」状態、つまり審議などしていないというのである。ということは、「原発廃止・エネルギー転換を実現するための改革基本法案」も、「棚ざらし」状態なのか?「主要農産物種子法案」は?
 こうして話題は豊富なのだが、全体時間が午前10時から11時30分までの90分では、「経過」はそれなりわかるとしても掘り下げは難しい。質疑で言えば、30分余りでは一人一問、二次質問の機会はないということである。
 「草の根」は続けてほしいが、改善の余地はありそうだ。私も“声掛け”をして新しい人の参加を促す必要性を感じてはいるが。 続く

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2018年7月 7日 (土)

近藤昭一と語る 草の根国政報告会(1)

 国政と地域の状況、課題が解る場
 ふと思った。衆院議員である近藤昭一さんの「国政報告」は、部分的であれこうした場にとどまらず、市民運動などを通して比較的接する機会がある。そのことは必ずしも「草の根」と直結するとは限らない。立憲民主党としての「草の根(民主主義)」ならば、むしろ住民に近いところにいる地方議員が主体であるべきではないか。地方議員が地域の問題を掘り起こし、あるいは学習し、地域住民と共有する。それを「国政」の問題としてどう組み立てていくのか、そのときのアドバイザーであり、国政請負人が国会議員ではないかと。
 今日は、緑区選出の県会議員、市会議員二人が参加していたが、冒頭に紹介され挨拶を済ませると、市議一人を残して二人は退席してしまった。ちなみに残った市議は立憲民主党に入党し、退席した二人の現所属(旧民進党所属)は不明だが「新政あいち」に加入している。どんな事情、背景があるのか知らないが、私には気になるところである。
  さて近藤議員は、国政報告について、大まかに言えば、150日間の第196通常国会で安倍政権が位置付けたのは第1に「働き方改革法案」で、続いて「IR法案」「参院改革」であるとし、さらに32日間の延長国会について批判した。
  詳細ではないが、「働き方改革法案」は、「長時間労働規制」「裁量労働制」「高プロ制」の3つが柱になっている。「裁量労働制」について政府は、杜撰な統計資料などが明らかになり追及を受けて取り下げた。「長時間労働規制」については、規制するとは言っても過労死ラインが判例などで80時間(発症前2か月から6ケ月の月平均残業時間)といわれているにも拘わらず、法案は100時間を容認するという欠陥法となった。「高度プロフェッショナル制」にいたっては、労働基準法の残業規制を外してしまった。
  その結果どうなるか。考えられることは「成果主義」と相まって、残業手当(超過勤務手当)が幾分保障されても、労働時間の健康ライン(逆に言えば過労死ライン)を超えた部分には支払われない可能性が高いとされる。がそれよりなにより働く者の「命」にかかわる問題である。「非正規雇用」とこの「高プロ制」は、企業の利益第一主義そのものであり、それを後押ししたのが安倍・与党である。
  もう一つ私が危惧するのが、「高度プロフェッショナル制」の「高」が外されて、対象範囲がどんどん広がっていく可能性についてである。それは労働基準法というがっちりした堤防に「蟻の一穴」のように、労基法をこれまで以上に骨抜きしていく端緒になることである。最初は特定の範囲としながら、次第に一般化していく手法は、財界の汚いやり方である。
  近藤はさんはまたドイツの年間総労働時間が1500時間、日本は1750時間、さらにドイツでは土曜、日曜には、ハイウェイをトレーラーは走らせないという規制があることなどを紹介した。そして安倍政権の「働き方改革法案」は、「過労死ゼロ、ワークライフバランス実現、労働生産性向上のため、労働時間の規制等を行う」とうたいながら「長時間労働規制」と「高プロ制」を“抱き合わせて成立”させようとする「悪しき常套手段」を用いていると指摘した。「働き方改革法案」は、延長国会の6月29日に可決成立されてしまった。 続く

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2018年7月 6日 (金)

何故か、凡ミスばかり

 オーム真理教・死刑執行のこの日
 「ミニ詩集」と「シネマ散歩」の一部追加印刷と発送作業で一日が暮れた。
 その作業を始める前にオーム真理教の松本死刑囚などの死刑執行のニュースが入ってきて、なんとなくそれが頭に残っている感じがあった。この事件の真相とは何だったのか、死刑にしてしまったら、それ以上の解明はできなくなるのではないか。それにしてもなぜ若者は惹きつけられたのか、死刑制度の是非も改めて問われた気がした・・・。
  それが作業ミスを誘因したとは思えないが、印刷枚数を勘違いし余分に印刷し或いは何度も追加印刷をした。同封する資料の内容によって3種類あったが、その区分がしばしば混乱して作業が滞った。また切手の貼付は120円と140円の2種類だったが、手元の切手を使ったので「80円+20円×2=120円」と「80円+62円=140円+2円」であった。(60円切手がないので62円を使う)80円は特殊切手なので、絵柄に隠れて80円と50円を読み違えて貼り付けるケースが3度も。挙句の果て投函してから、宛先を書き忘れた一通を思い出した。宛名シールにない人だったので、あとで手書きするのを忘れたのだった。
  自業自得で他者に害を与えるものではないが、気持ちの落ち込みは大きい。他の仕事と重なって、些細なミスが続いて大きなミスにつながるという「ハインリッヒの法則(1:29:300)」を思い出したのだった。注意、注意。

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2018年7月 5日 (木)

今日の仕事、こなしきれず

ミニ詩集、シネマ散歩の発送作業
 サッカー・ロシアW杯に熱狂した人も多かろうが、私の周辺には話題にすらする人はいない。それは、私の前だからしないのか、そもそも私の住んでいる世界が無縁なのか、はたまた、政治や社会問題に無関心で、スポーツや芸能、娯楽関係に熱をあげる人への“違い”の意識の反映であろうか。
 私自身は、スポーツは好きな方だから一通り目を通し、話題の中に入れる用意くらいはしている、という程度である。ベルギー戦の深夜テレビは見ないで寝た。新聞もテレビも結果と主な経過だけを拾っていたが、そのときの関心はむしろ、タイの洞窟の少年たちの安否が優先した。
 ということはさておいて今日は、「ミニ詩集」と「シネマ散歩・緑」の発送作業で一日が暮れた。発送対象者と電子版送信者の区分が十分でなく、宛名シールの編集から始めたので手間取ってしまい、夕刻の投函予定は明日の正午頃になりそうだ。発送にあたっての“ごあいさつ”は以下の通り。
 ~ミニ詩集第16号「雨想」をお届けします。梅雨のせいでも加齢のせいでもありませんが、今号は気の重い執筆、編集でした。それでも号を重ねていきますと、新雪の足跡のように、暫くは余韻が残ります。またいつかは「長編叙事詩」を、いつかは第2詩集をまとめればと思っています。
 中学の同級生による「私たちの小さな足跡展・2」は、2019年の6月に予定されていますので、それに向けての創作も意欲の動機の一つとなっています。目標設定は何かと“要”になりますね。
 梅雨が明ければ、“灼熱”という言葉が当てはまるような夏の到来です。どうぞ熱中症などに憑りつかれないようにお過ごしください。また、いつか、どこかで~
 ついでに、「シネマ散歩・緑」は、鑑賞映画「万引き家族」の紹介、藤原帰一の「映画愛」の転載。ドキュメンタリー映画「港町」と「ペンタゴン・ペーパーズ」の私の鑑賞記。そして「映画(シネマ)を散歩する(3)」は、以下の通り。
 ~当たり前のことですが、生きとし生けるもの全て「加齢」します。スクリーンの憧れの俳優に対して、自分が老いていくにも拘らず、当初の顔貌、風貌そのままのイメージが払しょくできない場合があります。
 しばらく観ていなかった映画を観て“わっ!老けた!”と思うことはよくあることですね。それは女優より男優の方が強いかなと思いますがどうでしょうか。
 もっとも中堅どころで“悪役”がはまっていたのが、高齢になって、好々爺、重臣役がサマになるケースも少なくありません。水戸黄門の東野英治郎や西村晃。他に進藤英太郎などはどうでしょうか。
 左にクリント・イーストウッドの写真を掲げましたが、51歳から現在の88歳の写真です。私は1996年に、大阪の映画館で「マジソン郡の橋」を観ました。彼が65歳の時でした。彼はガンマン、文芸作品、そして監督もこなします~
 あれこれ、うろうろしていると、東海第二原発 20年運転延長・再稼働へ?関電大飯原発差し止め訴訟で「取り消し」名高裁金沢支部判決のニュースも。
 来週末には梅雨が明けるかもしれない。そしてピースサイクルのシーズン入りである。

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2018年7月 3日 (火)

ミニ詩集第16集「雨想」

 「薫風」のはずが梅雨になり
 “行き詰まる”ということは、何かを行えば、大なり小なりあり得ることだと思ってきた。そしてそれを乗り越えた時、自己満足だが達成感を得てまた前へ進もうという力を得ることは少なくない。がしかし、“期限切れ”という他力に前進を阻まれると、仕事の自己評価は結果如何に関わらず、遣り残し感が残って不満である。
 なんて最初から予防線を張る必要などないのだが、ミニ詩集の第16集「雨想(うそう)」は、そんな経過の中でようやく完成した。
 あとがきではこんな風に書いた。
 「●第十六号の当初発行予定は五月半ばでタイトルも『薫風』でした。しかし『C&Lリンクス愛知第八十二号』と、その『電子版』を発信することとなり、そのあとで、そのあとでの繰り返しでついに梅雨に入り、いや梅雨が明ける時期となってしまいました●というのは事実ですが実態としては、毎度つぶやいております『わが詩泉の枯渇』に他なりません●そこでインターネットから写真を拾い出し、それに詩心を織り込む試みを始めました。今号の詩の幾つかがそれです。ですが、それでは“モチーフ不在 ”の言葉遊びに過ぎません。でもそれはそれでいいとは思いますので、悩ましいところです●さて『雨想(うそう)』ですが、そんな言葉があり、使われているのか検索してみましたが判然としませんでした。でも構わないのです。『雨想』から何をイメージするか、というところから詩は始まると思っているからです●古今東西『雨』それ自体は、様々な分野のテーマとして扱われてきました。ですから私は難しいことは避けて『雨』をテーマにしたのではなく、単に雨(どき)に想うこと、という軽いノリからでした●それにしても『雨』の降る様子の日本語の表現は豊かだといわれていますが、昨今は、『豪雨、雷雨』のひと言がハバをきかせて、情緒も詩想も絵心もないような気がしますがどうでしょうか●六月二十三日の『沖縄慰霊の日』に朗読された、中学生の相良倫子さんの詩『生きる」の全文を別紙にて同封しました。ご一読ください。〈六月二九日 記〉」
 今回はやや長めの詩ばかりで随筆は採用しなかった。「あのとき―ある流木の回想」「座る場所」「薫風」「名残りの風景」「夢 幻から解き放つときは今」の六篇。6月30日付発行で60部作製。

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2018年7月 2日 (月)

映画「空飛ぶタイヤ」を観る

実際にあった事件・事故の「社会派ヒューマンサスペンス」
  30日の「万引き家族」を観る前に、映画「空飛ぶタイヤ」を観た。何と何十年ぶりかの「2本立て映画鑑賞」であった。
  この映画を観たいと思った動機は二つ。一つは私が在職していた三菱自動車の、2002年に起こしたトラックによるタイヤ脱輪事故で主婦を死亡させた実際の事件と、それに伴うリコール隠しをベースに書かれた映画であったこと。もう一つは、「半沢直樹」や「下町ロケット」など数々のテレビドラマ化作品で知られる人気作家・池井戸潤の同名小説をかなり前おもしろく読んでいたことの二つだった。
  尚、これはテレビでドラマ化されたが、大手自動車メーカーをスポンサーとするテレビ局ではドラマ化をすることができず、WOWOWにて映像化されたという経緯があったという。
 映画は「よく晴れた日の午後。1台のトラックが起こした事故によって主婦が死亡。事故を起こした運送会社社長の赤松徳郎(長瀬智也)は、走行中のトラックから突然タイヤが外れたことによる事故だと警察から聞かされる。整備不良を疑われ、世間やマスコミからバッシングを受ける日々のなか、赤松はトラックの構造そのものに欠陥があるのではないかと気づき、製造元のホープ自動車販売部カスタマー戦略課課長・沢田悠太(ディーン・フジオカ)へ再調査を要求する。同じ頃、ホープ銀行本店営業本部・井崎一亮(高橋一生)は、グループ会社であるホープ自動車の経営計画に疑問を抱き、独自の調査を開始していた。遅々として進まない状況に苛立ち、赤松は自らの足で調査を始めるが、やがて、大企業のリコール隠しがあったことを突き止める。赤松は親から引き継いだ会社や社員、そして家族を守るため、何よりも自らの正義のために巨大企業に立ち向かっていく・・・。」
 この種の映画・ドラマは、巨大組織の暗部とそれに立ち向かう人々を描いた「社会派ヒューマンサスペンス」と呼ぶらしいが、実際にあった事件であるから、「経済小説」の枠を飛びこえているといってよいだろう。その後の、自動車業界のリコールの多発、検査データの改ざんも後を絶たない。そこには、硬直した組織の劣化もあるし、“ものづくり”の技術の限界も見え隠れする。だってあの新幹線すら危ういところだったではないか。
 さて映画の終盤は、自社の整備について自信を持っていた赤松は、事故の本当の原因は、トラックを製造した巨大企業・ホープ自動車にあるのではないかとの疑いを強め、その証明に躍起となる。だが次々と壁に突き当たり、絶望のどん底にあってもがくが、亡くなった主婦の子どもの一文に「人間性」を感じ、妻の励まし、最後までついていくという従業員からも後押しされる。そして、以前同じ経験をしたことのある児玉通運の助力、ホープ自動車カスタマー戦略課課長の沢田悠太( ディーン・フジオカ)や若手の社員の、陰の協力もあって、ついにホープ自動車の秘密会議「T会議」(Tはタイヤのイニシャル)の全容が暴露されるに至って、ホープ自動車に家宅捜査が入り、事故原因が究明され、常務の逮捕に至って、最後には疑いが晴れるという感動的な結末を迎える。
その後のホープ自動車=三菱自動車は、トラック・バス事業を別会社化し、日産自動車の傘下に入って立て直しを図っているが、業績は遅々として上がらない。一度なくした信用を取り戻すにはどれほどの困難が待ち受けているか、それは私たち一般人とて同じであることを教えている気がする。

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2018年7月 1日 (日)

映画「万引き家族」を観る

 評価は人それぞれだったが・・・。
 昨日30日は「シネマ散歩・緑の会」の第5回映画鑑賞会を午後から開催して「万引き家族」を7人で観た。
  終えてからの懇親会で、ひとしきり感想などを出し合ったが、“さすがにグランプリをとった映画だけあってよかったね”という声はなかったか少なかったような気がする。中には「万引き家族」というタイトルはちょっと・・・という意見もあった。(私も同感)
 それでも、おばあちゃん(柴田初枝・樹木)の年金と「万引き」で生計が成り立っているような貧困の中の、どんな関係の「家族」なのかわからないが、誰一人不満を言うのでもなく、なんとなく狭い家の中で棲み分けている毎日であった。そこにある「絆」みたいなつながり、この社会にある問題を切り取って見せた点については共感していたように思う。
  例えば、親の虐待で一家にやってくる女児(ゆり・佐々木)。実際は、父親(柴田治・リリー)は日雇いで働いていて、けがをして失業。母親(信代・安藤)もクリーニング店で、パートで働いていたがリストラにあう。娘(亜紀・松岡)も・・・。そしておばあちゃんが亡くなると葬式をだすお金がないと床下に埋め、年金だけを受け取る。一見するとバラバラのような家族だが結びつけているものは何か。その答えが「現在社会に欠けているもの」といえようか。
 だが、ある日のこと多感な歳頃に入りつつあった息子(祥太・城)がゆりと万引きをするが、わざと見つかるようにして逃げる。それは、不正への目覚め(脱出)か、角の雑貨屋の主人(柄本)に、“妹にはさせるなよ” と諭されたこともあってのことか。
 この事件をきっかけに「家族」全員は警察の取り調べを受ける。その受け答えが悩める現代社会の代弁なのであろうか。それで幾つか印象に残っている場面があった。
  ゆりの腕に虐待の傷跡、そして信代にも同じ傷跡が。その「ゆり」を「母親」とこうあるものと抱きしめる信代。祥太が雑貨屋の主人に、“妹にはさせるなよ” と諭される場面。初枝が海水浴場の浜辺で、自分の足をさすりながら「シミが増えたなあ」みたいなつぶやき(数日後に亡くなる)。若い娘・亜紀の性産業でのアルバイト。そして老衰?で亡くなったおばあちゃんを、埋めたのは重罪だと詰め寄られた信代は、“捨てたのは社会よ、私が拾ったのよ”と言いきる。さらに“懲役5年よりも、今までの方が楽しかった、感謝している” というのも、ふつうの感覚ではないが、これも現代社会を映していたといえるのかもしれない。キーマンの治の、笑いの絶えない家族愛。
  せりふの細部を覚えていないので正確ではないが、それらが「世界共通」の社会問題であったから称賛されたのであろう。

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