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2018年6月16日 (土)

韓国ドキュメンタリー映画『共犯者たち』名古屋上映会

 

徐台教氏による『韓国言論人、かく闘えり』と題した講演会も
 今年の6月は韓国、共和国関連の集会がいつになく多い。それは「6・12米朝首脳会談」開催以前の企画であり、米朝会談が動機になっている訳でもない。例えば、
12日、「朝鮮半島情勢と日朝関係」講演会 
14日、6・15共同宣言18周年記念講演会
 〃  朝鮮半島の歴史と白丁
16日、映画『共犯者たち』名古屋上映会と講演会
18日、映画「鬼郷」(チョ・ジョンネ監督)上映会
24日、在日韓国民主統一連合時局講演会
30日、日韓連帯集会「労働者の力で 北東アジアの平和をつくる」講演会
 この日は、「NPO三千里鐵道」の主催で、韓国ドキュメンタリー映画『共犯者たち』の上映と、コリアン・ポリティクスの編集長、徐台教(ソ・テギョ)氏による『韓国言論人、かく闘えり』と題した講演会がセットになっていた。
 まず映画についてであるが、「2008年の李明博(イミョンバク)大統領就任以降、のべ10年にわたり続いてきた保守政権による言論封殺、積極的に政権による言論封殺に加担してきたKBSやMBC内部の『共犯者』をあぶりだす内容の過程を記録したもので、9月4日から同時ストライキに入ったKBSとMBCの背景を説明するもの」である。
 監督は、MBCの看板番組だった調査報道番組『PD手帳/PD수첩』の責任プロデューサーを務めていた元MBCの崔承浩(チェ・スンホ)さんで、映画はチェ・スンホさんらがMBC、KBSの社長や役員、理事長らに直撃し、彼らが指示している偏向報道や不当な人事について、執拗に見解を問いただす様子が映し出された。
  まず「KBSの構成員は李明博政権からの天下りを阻止するために総力を傾けた。だがKBS理事会は、(チョン・ヨンジュKBS社長の)解任を決定する日、警察を投入するという前代未聞の強硬策に打って出、記者やPDらの激しい抵抗に遭い、大きな衝突を引き起こした。この事件がまさに『2008年KBS 8.8事態』である。
  事件が起きてKBSが壊れていくプロセスをあぶりだした『共犯者たち』のカメラは、2年後のMBCへと移る。その時はまだ、MBCは相対的に自律的な報道が可能な状況であった。だが李明博が推進した『4大河川事業』の実体を告発するなど、MBCの時事番組が政権にとって目障りな番組を度々送り出すと、李明博は金在哲(キム・ジェチョル)を社長として送り込んできた。金在哲は権力批判の報道を阻止し、放送を検閲した。
  MBCの構成員は反撃を試みた。170日にも及ぶ韓国マスコミ史上最長期間のストライキを繰り広げ、李明博のマスコミ掌握に抗し先頭に立って闘った。ストライキに参加したことを理由に金在哲がマイクとカメラを奪った人材は、のべ200名にも及んだ・・・。」(以上は“コピペ”です)
 4月に観た映画「ペンタゴン・ペーパーズ」といい、この映画といい、マスコミ、ジャーナリスト、それに関連した人たちの巨悪な権力との闘いを描いているが、当然にも「日本の業界」はどうなのだ、という問い返しになる。
 こうした闘いが熾烈を極めれば、極めるほど「ある者は不当解雇され、ある者は担当番組を奪われ、ある者は閑職に追いやられ。働き盛りの敏腕記者やプロデューサーたちがMBC社屋前広場のスケートリンクの管理人に配置させられ」といった酷い仕打ちを受けるのは稀ではない。それを辛くも救えるのは「世論」であり、世論を作り上げる大衆の声であり、行動であり、市民力、政治力ということになる。
 安倍政権のもとにあるこの国を「今一度見直せ!闘え!」と背中をたたかれたような感じであった。

 

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