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2018年6月 6日 (水)

シンポ「女たちの考える憲法」(3)


 片山さつき議員の発言から
 先に紹介した4回の「井戸端けんぽう」の内容は、レジュメとして配布され、パネリスト諸氏には事前に渡されていたものだ。私も一通り読んだ。そこに集うこと自体、なにがしかの意見を持っている、関心があるからこそで、不特定の通行人へのインタビューとは違うから、改憲に賛成にしろ、反対にしろ、それなりの内容が伴っている。そしてそれらは戦争体験から現在の「平和憲法」を変えて「戦争のできる国」にすることに反対という、かなり普遍的な意見が多くあった。片や朝鮮半島情勢、中国の海洋進出などから、自国防衛のために自衛隊の存在と任務を憲法上に位置づけることが必要だ、という正面からの意見はぶつかり合う議論があった一方、平和である現在と生活面からの「戦争悪」を語る人も多くいたようである。ただ若い女性がどれほどいたのか、どんな考えなのかはわからない。
 さて片山さんの発言であるが、党の考えそのままが殆どで、個人としてどう思うかはほとんど触れなかった。党員である以上一体であるといえばそれまでだが、やはり、突っ込まれないようなバリアーを張っての対応であったと思う。例えば、自民党は憲法改正を公約に掲げ選挙で勝利してきた、と主張するが、選挙戦では争点化しないで、もっぱら経済、景気、民主党の失政を言うばかりであったではないか。
 また、今国会で野党は「18日間、審議拒否したことは職場放棄したようなもの」というような、語気を強めて攻撃的であったが、そもそも自民党は、モリ・カケ問題、公文書改ざん、自衛隊の日報隠しなどにまともな対応をしてこなかったし、野党が要求する証人喚問についても、都合の悪いのであろう多くを拒否し続けてきた。さらに、与野党の質問時間を変えたばかりか、自民党の質問の中身は希薄というより、お粗末さこそが、国会の正常化を妨げてきたのではないのか。そうした与党側の不手際、不誠実には触れないことで、折角の片山発言も説得力欠いてしまったと思う。
 また、こことばかり「選挙では、若年層の自民党支持率は高い」と自慢げであった。数字上はそうかもしれない。だが、投票率が低いことも考えれば、若者にどんな夢、希望を持たせての数字であろうか。もっともこの件は、野党にも共通した課題ではあるが。
 (続く)

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