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2018年3月20日 (火)

鳩山友紀夫講演会(3)

 「成熟の時代」の国のかたち
 実は鳩山さんは、「成熟の時代」の国のかたち、という、私がもっとも聞きたい部分については多くを語らなかった。時間もなかったからだろうが、著書では実に40%以上使ってこの部分を書いておられるので、ここもやはり、著書を読んでもらうしかない。
 そこで著書から、話の流れに沿った項目だけを幾つか書き留めておくこととする。第3章「成熟の時代」の国のかたち―成長戦略から、成熟戦略へ、では、民主党政権の「コンクリートから人へ」/格差社会への対応、アベノミクスの異常性/何のための成長か、成熟戦略の基本原則/東アジア地域経済統合の推進、「公正な社会」を目指す。
 第4章 脱大日本主義へ、では、「日本ナショナリズム解放路線」への危惧/一つの「解」としてのリージョナリズム、国連常任理事国を目指さない/原子力発電をやめる、東アジア共同体を目指す/自立と共生への決意。
 なお「リージョナリズム」については、反グローバリズムが自国中心のナショナリズムに陥らぬためには、グローバリズムとナショナリズムの中間のリージョナリズム(開かれた地域主義)に一つの解がある、と鳩山さんは書いている。
 40分ほどの質疑の時間では、多くの人の手が上がったが、中学生を含む7~8人が質問をした。
 私は真っ先に手を挙げ指名されたので以下の質問をした。~鳩山さんは沖縄の普天間基地問題で「普天間基地は海外へ、最低でも県外へ」とおっしゃって、沖縄の人たちはもちろん、私も感動をもって受け止めた。しかし結果はそのようにはならなかったわけですが、鳩山さんは、県外への移転について、ある程度見通しを持っておられたのではないのですか?また、朝鮮半島の情勢や対中・ロとの関係でアメリカは、戦略上沖縄の基地から海兵隊移設、基地撤去はあり得ないのではないかと考えなかったのですか?~の2点を質問した。
 私が受け止めた鳩山さんの答えは米海兵隊についてはテニアン、グァムへの移設にある程度の感触もっていたようで、県外についても奄美諸島などの構想はあったが、いち早く反対運動が起きて潰れた、ということのようだ。
 これだけのやり取りでは真相はわからないが、私が思ったのは、彼の楽天的な性格が、確かな見通し、根回しなしの情報だけで発表してしまったか、民主党政権を歓迎しない「政治力」が働いて“謀略”が図られたか(ちょっと誇大かな)そんな風に思ったのだった。
 以上、このように筋道の立った報告ではないが、著書を読みながら、当初の「この国のかたち」はどうなる、どうすべきか、という問題意識が問われる。そのヒントを鳩山さんは示してくれただろうか、について示唆を受けたことは間違いないところだ。 了

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