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2018年1月26日 (金)

続・衆院本会議で枝野代表の代表質問

野党らしさ、を考える
  枝野の代表質問の内容で気が付くことは、生活(くらし)を重視し、生活者感覚から説き起こし、安倍内閣の財界、裕福層重視の姿勢と対比させようとした点であろう。それは待機児童、介護サービス、年金問題、税制、そして「働き方改革」に対置する労働法制の問題、関連して教育現場の問題点などを最初に取り上げたことである。
 一方、安倍首相の憲法感覚を疑いながらも追及は控えめで、安全保障問題・軍備、原発、沖縄問題などを後半に持っていったが、この組み立てが全体の「野党らしさ」が今一つではなかったか。つまり、与野党の違いがあれ、野党の第一党の党首として時の首相と肩を並べ、できれば凌駕する「格」の違いを見せる、そのためにはある程度言葉巧みに“こき下ろす”ことも必要でなかったかということである。
 私は国会中継の前半を観ていないので、その時は、“いうべきことはちゃんと言っているな”と思っていたのだが、党のホームページから質問の趣旨全文を読んで、国会における「野党らしさとは?」と思ったのである。
 もとより、対抗意識丸出しで何でも反対がいいというのではない。枝野がそうした反省のもとで「対案」を重視しているのはよくわかる。だが対案とは相手の土俵に乗ることでもあるから、相手の矛盾、不公平性、利権などを暴き出し、対案の具体性・可能性が求められるから、かなり練り込まれなくてはならない。結党して間もないだけに党内論議が十分とは言えず、民進党時代からの懸案として取り上げたのではないかと推測する。
 モリ・カケ問題、スパコン補助金疑惑などは、野党として優先的追及課題であろうが、枝野は触れなかった。時間的制限と他者(参院或いは他党)に委ねたのかもしれない。
 結局“野党らしさ”なんて、定式化できるものではないが、要は、有権者にどこまで政治課題でインパクトを与えることができたか、印象に残る言葉を発信したか(小泉流ワンフレーズはその類)、総じて野党の圧倒的リーダーとして記憶されたか、にかかるといえないだろうか。

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コメント

月曜日火曜日の衆議院の、枝野、大塚、志位 さんの質問を中継で見ていました。そして今、ブログの衆議院の枝野質疑のまとめ、二つを発見。立憲民主党がふらふらせず、安倍政権と対峙してほしいと思っています。じっくり読ませていただきます。

投稿: キャサリン | 2018年1月27日 (土) 12時23分

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