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2018年1月18日 (木)

立憲、民進、希望の3党幹部が公開討論(2)

 立憲民主党への不安、無きにしも非ず
 未だ発足して間もないとはいえ私は、この立憲民主党に高い理念のもと、まっとうな日本の進路を切り開いてくれるものと期待している。ささやかではあるが私の運動経験、運動感覚からフィットする部分が多いのである。
 ではあるが、現時点では不安がないとは言えない。その一つは、「枝野一人の頑張り」が目立つことである。党として役員人事、全国のブロック代表などの体制ができたとはいえ、また本格的な国会論戦はこれからということもあるが、枝野に続く「論客」が浮上しきれていない。例えば辻元清美は、国対委員長としてこれから大いに活躍していくであろうと思うが、例えが悪いが「参謀本部」に留まる人材ではない。最前線で鼓舞し、切り込む「中隊長」こそが、ふさわしいと思う。では幹事長の福山哲郎、代表代行の長妻昭、副代表の近藤昭一、佐々木隆博の諸氏はどうであろうか。私の知らない持ち味、政治力を持っているのであろうが、それがまだ十分に発揮されていないから印象度も高くないのだろう。それゆえ枝野一人が目立つのかもしれない。
 13日の、3党幹部の討論会で、立憲民主党の近藤昭一議員が他の二人に較べ、やや遠慮気味のような対応であったが気がしたが、それは私の彼への印象である“配慮、気遣いの人、それが近藤昭一議員”が、そのまま表れた気がした。
  このことは同時に、突出した立憲民主党が、“出る杭は打たれる”式の、緩やかな包囲網を予感させるものであり、もう一つの心配事であった。しかし、ここ数日間の民進党・大塚代表による「3党による統一会派」問題が合意に至らず失敗に終わったことで、枝野代表にいささかのぶれ、動揺もない立党精神則った姿勢にまずは一安心したのだった。近藤議員もこの点をもっと強く押し出せば、印象も高まったと思うのだが、「地域政党」の問題が横たわっていたのであろうか。
  民進の大塚代表が提唱する「地域政党」については、13日の議論にはならず、今後も事あるごとに問題視される課題ではあろう。この点について私は、これも「立憲民主党包囲網」の仕掛けの一つではないかとみている。
  「国政のことは各党の政策で国会の場で、地域の問題は、地方自治という観点から政党を超えた取り組みが必要」という中央集権(国家主義)から「地方自治、地方分権」という論理もないではないが、現時点で地域住民がそのように求めているのは沖縄県くらいではなかろうか。多くは、中央政党の地方組織として地方議員も組織されているのが現状。しかも地方議会の多くは政党隠しで党員でありながら「無所属」を名乗る議員が圧倒的に多い。これは中央政党のしばりから離れて、地域独自の政策推進のためばかりとはいえない。
 今回の、愛知での「民進、立憲、希望」3党による「地域政党」の構想は、「地方自治、地方分権」という純粋な動機、観点からではないと思う。確かに2019年の統一地方選挙での「野党乱立、与党有利」ならしめない方策の一つかもしれないが、それなら共産党、社民党、自由党などを加えた「全野党共闘」というもっと広い結集の策があるはずだ。
 結局「大塚構想」というのは、中央での民進党主導の3党による「統一会派」形成の、地方からの足掛かり、立憲民主党からすれば、党勢拡大を阻止しようとする包囲網の一つでしかない、ということではないだろうか。 
続く

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