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2018年1月13日 (土)

立憲、民進、希望の3党幹部が公開討論(1)

 民主主義、政権交代、野党の結集
  同じ愛知県選出で「民進党」現、元所属の、大塚耕平(民進党代表、参議院議員)、近藤 昭一(立憲民主党副代表、県連代表、衆議院議員)、古川元久(希望の党幹事長、衆議院議員)をパネリストに迎え、しかも趣旨説明には、石田 芳弘(中部サステナ政策塾顧問、元犬山市長)氏が、コメンテーターに小出 宣昭(中日新聞社 主筆)氏、ファシリテーターに後 房雄(名古屋 大学大学院法学研究科 教授)氏という、選挙期間中の公開討論会でもあまり見られない顔ぶれのシンポジウムが名古屋で開かれた。大村愛知県知事も顔を見せていた。
 まずこの時期に、このような企画ができる主催者の力量に瞠目した。これが今後愛知の政界、強いては野党の結集の方向にどのように影響していくかは注視に値する。伏線としては、「市民運動」の「野党共闘」戦略にどんな示唆、影響を与えるのかもポイントではなかろうか。
 このシンポジウムについて主催者は「持続可能な政治をめざして」という趣旨のもと、『愛知から野党はよみがえれるか -健全な民主主義をめざして-』がテーマであるとした。具体的なポイントを、私見を交えて挙げてみると、
1)健全な民主主義が機能するためには政権交代が不可欠であり、そのためには政権担当能力のある野党が必要だ。日本でもそれを目指して政治改革が行われ、2009年には民主党による政権交代が実現した。
2)これは、日本の国民が初めて選挙による政権交代を選択した画期的なものであった。これが定着していったなら、今では不評この上ない「小選挙区制」が生きたものになったであろう。
3)民主党は政権運営に失敗した。今改めてその原因はどこにあったのか、次の政権交代の機会を得た時のためにも検証は欠かせない。
4)2017年10月の総選挙で「小池新党=希望の党」は、政権交代を大きな「争点」として打ち出したが、その準備も戦略も未熟で失速してしまったが、それに乗っかろうとした民進党は、その主体性が問われたのではないか。
5)結果として立憲民主党、民進党、希望の党の3つに分裂することになった。現時点での焦点は、「3党による統一会派」の必要性か、立憲民主党の寄せられた「54議席、1100万票の期待」にどう応えるか、の議論の深化が必要だ。
6)いみじくも野党3党の幹部役員を出したこの愛知では、政権交代実現に向けた「野党の結集」にどんな方策が必要なのか、『愛知から野党はよみがえれるか -健全な民主主義をめざして-』の熟議が欠かせない。
7)民進党の大塚代表が掲げる「地域政党」の構想は、2019年の統一地方選挙の混乱を避ける意味と、野党結集は地方・地域からという両面あると思われるが、「民進党の再建・再結集」の戦略とも考えられる。それは有権者に受け入れられるであろうか。
8)直接的には表現されなかったが、民主主義の根幹である「国家権力の抑制・権力の分散」として、地方自治・自治権の強化、地域政党の必要性については、別の角度からの議論が必要であろう。

 以上は、私が野党大結集のリーダーシップをとってほしいと願う立憲民主党にとってもきちんと答えるべき課題である。また「(政党の論理を超え)政治を市民の手に」という在野の運動とどう結びつくのか、持論を整理する意味も込めてアプローチしてみたい。(できるかな?) 続く。

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