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2017年12月23日 (土)

高野 孟「立憲民主党の理念と課題」講演会

 第13回「リベラル政治懇話会」
 この日は、同じ時間帯に「民主主義と天皇制-代替わりにあたり改めて問う集会」があり、選択を迫られた人もいたと思うが、私は、ためらわず高野講演会に参加した。20人余りの参加であった。
 高野さんの話は、一つは「民主党誕生から、立憲民主党に至る経緯と、その間の枝野代表の政治歴」といったようなことと、もう一つは、今日的政治課題であり立憲民主党の課題でもある「リベラルとは?」及び「憲法問題、沖縄問題、経済問題(アベノミクスん破たん)」といったものだった。内容は書ききれないので“感想”的なものを記す。
 まず私の中には、立憲民主党ができて、この歳になって初めて“入党を考えてみようかな”と思っている一方、この新党が、いわゆる「永田町の論理―数合わせ」に流されることと、「週刊誌パパラッチ」にスキを見せて“たたかれる、醜聞ネタにされる”ことがないことを願い、どうにも厄介な「連合」に振り回されないことを見極めたいとも考えるのである。
 1996年の民主党誕生に深くかかわった高野さんの話から幾つか拾ってみると「村山政権」には反対であったこと、誰かが言った「保守二大政党時代」なんてあり得ない。「保守対リベラル」である。そしてリベラルは “中道”はない。民主党の時代の沖縄問題では、「15年プログラム」という全面返還に至るまでの過渡的な政策を持っていたこと。「政治には“筋”、“旗”が大事であり、理念なき“数合わせ”が、民主党政権の失敗だった」、「政党への結集は、“過去”と決別して“個”として参加を求めることが重要だ」など。
 憲法問題について話題になったのは「山尾志桜里議員(+倉持麟太郎弁護士)の“護憲的改憲案”」であった。山尾議員の憲法問題への洞察、建議と、倉持弁護士の憲法の知識や議論ができる数少ない弁護士という取り合わせからの「護憲的改憲案」は、一考するに値するが、玉木希望の党代表と同調する部分もあり、何より自衛隊の明記を巡る安倍の9条に第3項を加えるなど、まずは自民党の改憲草案が出て来てからの話だ、ということで、今の時点で「改憲論」に乗ることは“アブナイ”というのが高野さんの指摘であった。
 加えて、憲法論議は、国会・議員だけ、法律論だけで済まされるものではなく、山尾・倉持案なるものが、どこまで庶民・大衆の目線、現実を見てものかは、私たち自身にも問い返される問題を含んでいると思った。
 次に、先の総選挙で枝野代表は、候補者の居ない沖縄へ行って、憲法が沖縄に適用され、運用されることが先にあってしかるべきだ、基地問題はゼロから検証する、日米地協定の改定に全力で取り組む、辺野古工事はまずストップということを国会でも声を上げていくなどと述べたという。沖縄の立憲民主の議員は、那覇市議一人だけという。
 経済問題、とりわけアベノミクスについては、何の成果もあげていないこと、という程度であったかな。
 以上のような話の中で私は、大雑把であるが安倍の頭の中には「2018年の通常国会の会期中に憲法改正を発議し、秋には国民投票」という日程があるかもしれないという指摘に、国会を取り巻く大衆行動、3000万人署名が重要になってくるというところに行き着いたことと、民主党の結党から立憲民主党に至る経緯と、その間の枝野代表の政治歴を知ることによって「枝野代表の言動に賛同するとともに、決して“ぶれない”であろうこと、立憲民主党はこのまま真っすぐに進んでいくであろうことを確信」したのであった。

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