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2017年10月 8日 (日)

立憲民主党デビュー

 時宜にかなった山口二郎政治講演会
 この日の、リベラル政治懇話会主催の「山口二郎政治講演会」は、8月の段階で企画されたものであり、山口二郎氏を講師に迎えることができ、立憲民主党結党直後の、総選挙直前の集会を設定できたのは幸運であり、グッドタイミングであった。
 講演の冒頭で近藤昭一氏と赤松広隆氏(代理の鳴海県議)のあいさつがあり、講演途中に山尾志桜里氏が駆け付けて、それぞれ会場から大きな拍手が送られた。
 参加者は80人前後と思われたが、どちらかといえば(私も含め)男性高齢者の労組OBが多いように思われた。「野党共闘」に取り組んできた市民運動関係の人の参加がもっとあっていいとは思ったが、幾つかの企画がバッティングしていたことも影響しているのだろうと推測した。
 山口氏の講演は、安倍の衆院解散(安倍の目論見)から始まって、「希望の党」の結成の経過、狙い、小池代表(都知事)の政治姿勢、この党の命脈まで、そして「立憲民主党」の結成と「立憲デモクラシー」の具体的な登場に至るまで、つまり、現下の政治情勢全般を読み解く貴重な集会であった。参加できなかった人には、『・・・この機会を逃したのは、もったいなかった』と、内心思ったのだった。
 山口氏の話をまとめきるのはメモ程度では難しいし荷が重いので、抜き書きの箇条書きにしてみた。
1、山口氏自身、9月27日~28日の段階では「希望の党」結成に関して安倍打倒のための「呉越同舟」という希望的観測を持っていた。
2、同日民進党両院議員総会で全員揃っての「合流」が承認された。(小池と前原とに事前にどんな合意があったか)
3、29日~30日、小池は安保法制、憲法改正などを理由に「選別、排除」を明確に打ち出した。これは前原のミスリード、合流になぜ焦ったのか。(民進党のままでは惨敗を喫する)結果として合流やその手続き(口約束)で小池の軍門に下った。
4、小池の大きな失敗を挙げるとすれば、(現段階で)首相候補(首班指名)不在の新党という茶番。メディア支配という過信とイメージの流布。
5、10月2日午前、前原から小池に電話、結局前原の党内リベラル派の排除は、想定の範囲内だったのか?いや小池に騙されたのだ。3者会談に一人、神津連合会長の怒りがそれを表していたという。(希望の党は、仏の右翼、トランプ路同じ、極右ポピュリスト政党)
6、同日、民進党内の排除組、拒否組が新党に動く。政治における信念、節操を重んじる「立憲民主党」結成へ。日本の政党政治における「リベラル」の必要性。(それを担うのが新党)
7、立憲民主党は、立憲主義という、古典的な価値を総括し、その上でリベラルの旗をこの日本でどう立て切れるのかが問われる。そのことは、“希望の党は、1年以内に瓦解する”という想定の下に、立憲民主党は、野党第1党に成長するということである。
8、現在日本の政治にとって大きな危機状況下にある。例えば(安倍の)① “自己愛”の強いリーダーの跋扈。②批判に対する「耐性」の消滅。③虚言、デマをためらわない、嘘を問われても恥ずかしいと思わない。④事実と虚構と区別ができない反知性。
9、いやな時代の本質、例えば、①戦争のできる国になった日本。②メディアの抑圧と情報の隠蔽。③国民にたいするガ画一化と道徳の押し付け(結婚しろ、子どもをつくれ、活躍しろ、など前時代的な)
10、専制国家の日本、それは「法の支配(法治主義)から、人(為政者)の支配へ」であり、例えば①権力者の私的な支配が国家全体を覆う。②人の支配とは、あるものをなかったことにする、など。③政府内部における規律の崩壊。④「罪刑法定主義の否定」例えば、「共謀罪」がこれに当たる。
11、厚顔無恥の安倍政治、例えば①奇襲解散による政権の維持、②3分の2の確保による改憲の実現、③安倍の策略が実現すれば、日本の立憲民主主義は、回復できないほどの深手を負うことに。
 この後も、「リベラルとは何か」「立憲民主党の役割」などまだまだ続いたが、書き留められなくなった。
 終了後の懇親会の席でも議論は続いた。
① 民進党・参議院は当面、立憲民主党と併存していく。2019年の参院選挙の時に判断が求められる。福山哲郎参院議員(京都)は、立憲民主党に移り幹事長となった。
② 参議院議員は、前原を解任すべきだ。
③ 愛知の場合、現職は大塚耕平、斎藤嘉隆、伊藤孝恵の3氏。2019年は大塚耕平が改選となる。もう一人をどのように擁立するか注目。
④ その他いろいろ。
 私は、立憲民主党の党員かサポーターかの選択を迫られているが、同時に参院選挙については、希望の党が存続していれば、立憲民主党と棲み分けることになると推定。その時大塚耕平はどっちなのだろうと思うのだが、彼は立場を明確にしないのだという。どっちにしても女性を候補者に推したい。人選を早めに進めるべきだと思う。

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