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2017年10月12日 (木)

衆院選2017・秋の陣(3)

 序盤の情勢と選挙運動を考える
 マスコミの世論調査の結果には差があり、幾らか社の方針も加味されている(調査方法も含めて)のではないか、という疑いもない訳ではないが、これまでの経過をみると、ある程度の精度を保っているように思われる。
 その数値の結果についてはここでは省くが、「自民党堅調、希望伸び悩み、立憲に勢い」「与党300越えを伺う」と言った表現をみると、やっぱり「こんな出鱈目な安倍内閣になぜ同調する人が多いのか」と考えてしまう。
 これもマスコミなどから拾ったものであるが、「若者の保守傾向」という分析があり、街頭インタビューでの若い層の反応も、そうした傾向で扱われているように感じられる。
 1970年代の学生運動、青年労働者の反戦運動などが盛んであったころの「世代」の私たちからは、“考えられない”といいたいところだが、実際は必ずしもそうではなかった。確かに“仲間たち”と地域・街頭に出て活動する一人である時は、“自民党なんて資本家の手先、米帝の走狗だ、○○政権を打倒して労働者の解放と政権を!”をそれこそ本気で叫んでいた。
 ところが職場に帰ると周りは老若問わず「第2労務課の御用組合に“だんまり”であり、組合の役員選挙では対立候補への支持は少数で、その他は高率で信任投票」という結果に終始していた。そうした傾向にあえて説明はいらないだろうが、ある高齢の、いわば“良識派”の先輩は、“1割2割がけん引するか、会社人間のどちらか、後の6割は長いものに巻かれろ、だ。少数だからといっていじけることはない”と励ましてはくれたが、この「反体制の闘いと、6割の“大衆”獲得の両面の運動には悩まされた」というのが私の述懐である。
 ま、それはそれとして「立憲民主党に勢い」は、そのまま伸びていって「野党第1党・第3極」の地歩を築いてほしいものだと思う。さらに民進党系の無所属と合わせて60議席獲得くらいまで行けば、与党の過半数割れは難しいかもしれないが、それは安倍に厳しい世論の「風」が吹いていることを強く印象付けるのではないか。改憲論議にも、ある程度ブレーキをかけられるのではないか、とやや楽観的だが期待をしたい。
 さらに、それはそれとして、7区の山尾選対の状況の一部が入ってきている。例えば「運動員は・・・無所属の女性議員たちが(多くを)占めています」「(無所属だから)市民たちが自由にできるので楽しい側面があります。ミニ集会も次々に入ってきています。」「(自民党と)1対1になったので、山尾さんが嫌いでも、では自民党にいれるのかと考えれば共産がいないことは大きいです。」
 山尾志桜里候補の当選があってこの努力が報われるというものだが、こうした「無所属議員、女性議員」と市民が一体となって取り組む選挙スタイルに、私は民主主義の「選挙運動の原型」をみる。ここに、動員型ではない、自主・自立したユニオンの労働者が加われば、自民党や公明党などとの「組織戦」にも対応できるのではないかと思うのである。そして「いろんな人がいて、いろんな考えの人がいて、自由に意見を述べ、何も強制されない」というような「多様性」と同時に、共通、共感するこの国、この社会、このくらしの行方を示す「バックボーン」「キャッチフレーズ」がほしいとも考える。太くて輝く、それでいて弾性、鋼性を合わせ持った「ベクトル」のような指針(政策論)である。政権交代を主張の一つに入れるなら、それを「政党任せ」では、前に進めない気がしているのである。

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