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2017年3月22日 (水)

CGSUの運営委員会

 残業時間問題が話題に
 ユニオンと連帯する市民の会(CGSU)の運営委員会が開かれ、今月10日の総会の結果を受けて、その方針化が議題であった。具体的には①活動誌「結」の編集方針と第9号の内容・発行日など。②ユニオン共同行動について。③ユニオン懇談会について。④ユニオン学校について。⑤会員の再登録、他であった。
 運営委員会といっても、必ずしも議題一つ一つを「提案・審議・賛否・結論」というように型通りに進めていくわけではない。どの議題でも共通して言えることは、提案されたものは「誰(層)を対象としているか」と「状況報告なのか呼びかけなのか」という点であり、それらについてそれぞれの経験、思うところを出していくというものである。だからしばしば、議題から外れるか膨らんでいくことになる。
 そこには、この会の性格として、すぐさま「交渉」に入るべき相手がいるわけではなく、また徹底させるべき「組合員」がいるわけではないので、日程など基本的なものが確認されればいいわけである。
 そんな中で、昨今の「時間外労働」について意見が交わされた。いわゆる「残業」についてであるが、1日、1か月、年間でそれぞれ上限を決めようとするものであるが、「休日労働」がカウントされないとか、「労働時間」といっても「通勤時間、休憩時間、定時間内労働時間、残業時間(超過勤務)」で構成されているから、その総体から見ていかないと「過労死」防止にはならない。
 そればかりでなく、「労働密度」「勤務体制」「有給休暇の取得率」なども勘案されねばならないだろう。もっと突っ込んでいえば、そもそも「労働基準法」について、どこで教育・研修を受けることができているのか、それは労働者・労働組合だけでなく経営者にも言えることである。
 この「残業時間規制」の問題は、例の「過労自殺」に端を発した。そのこととは別に、私はあまり発言することはなかったが、「経営者たちの表向きは“反対”とは明確に言わない。それは内心で歓迎している面もあるのではないか」と思っていた。というのも、「時間規制」ばかりが取り上げられて、「労働の質、勤務体制」については、「24時間営業をやめる」業界も出てはきたが、「昼夜の2交代制勤務」「連続2交代制勤務」「変形労働時間制」にまでメスは入っていない。また、生産現場での「自働化」は、ロボットの導入で進化し続けている一方、労働時間が把握されにくいホワイトカラーは、危ういままだ。
 それらもあるが、やはり「残業時間が規制されて減ったとしても、仕事量は減らない」ことがありうる。これが問題だ。「定時間内でもっと効率的に、もっと効果的に仕事をこなせ、知恵を出せ」となりかねない。それではコストダウンになっても「過重労働」を招きかねず、「過労自殺」をなくす方策とはなり得ない。
 先進国はもとより新興国をはじめとする世界の企業と競争していく現状は、シャープや東芝など、日本の基幹産業・大企業すら倒産・消滅しかねない。そのようなことまで考えてしまうと、いったい何をどのようにすればいいのか、よくわからなくなる。しかし、だからといって現状から目を離すわけにはいかない。そうした世界的な視野をもち状況を考えながら、地域で、自分の周辺での問題を解いていくしかない。そのための経験、知恵、創造を出し合い、分かち合うのが「地域運動」であろう。CGSUの存在価値でもあろう。

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