« ピースサイクル全国会議(1) | トップページ | ピースサイクル全国会議(3) »

2016年11月13日 (日)

ピースサイクル全国会議(2)

  PC2016の総括と2017年の課題(1)
 2日目は、午前8時30分から、前日の議論で「ML」の在り方、有効性については継続となっていたので、その議論から始まった。提起されたものは①新規加入の取り扱い(もっと広げたらいい)②公開、非公開の棲み分け、の2点。結論は、現行のMLは公開とし、新規加入の扱いは、紹介者を信頼することと全国事務局の判断に任せる。非公開の内部情報などは、新たにもう一つMLを立ち上げることとする。併せて、各ネットは複数のアドレスを登録することが望ましいとされた。代表一人だけでは、異変があった時に連絡が取れないからだ。
 PC2016の総括については、10頁、7章35項目という多岐にわたって提起された。章は「はじめに」「1、改憲阻止!戦争法廃止!アベ政権退陣を求める闘い」「2、原発NO!東電の責任追求と再稼働反対の運動」「3、高江&辺野古の新米軍基地&八重山の自衛隊基地建設阻止!オスプレイ反対運動へ」「4、市民生活を破壊するアベノミクスやTPPに反対する闘い」「5、12回目の国会ピースサイクル」「6、22回目の六ヶ所ピースサイクル」である。
現行の政治的、社会的課題が網羅されていて、これを見る限り、「市民運動」のスタイルではなく、「労働運動」の原則的な提起となっている。これは、この運動の生い立ちが「全逓組合員」の取り組み、その後の「郵政ユニオン」の系譜のあることと無縁ではない。あるいは国労、教組、自治労などの労働運動に関わってきた参加者が多いことも背景にあろう。
  だが30年を経過する中で、全国会議に参集するメンバーに大きな変化はないが、各地でのピースサイクル参加者は、「戦争はイヤ、平和がいい」「原発いらない」といった市民が参加し取り組む課題が中軸をなすことによって、運動そのものは、労働運動的、市民運動相半ばするといっていいだろう。
 そうした実態とこの総括文がマッチしているかは、はなはだ疑問ではあるが、「ピースサイクル全国運動」という立ち位置が、あたかも鎧、兜なしで戦場(いくさば)に行くような無防備感がぬぐいきれないことと、この総括文そのものが、運動方針としてピースサイクル運動の現場におろされるというものではなく、むしろリーダーとしての意識、自覚に委ねられ、活かされるものとしてあるのではないかと思うのである。・・・にしてもやはり私には、仰々しく映り、むしろ、各地のピースサイクル取り組みの事例に加えて、この間の「反安保法・脱原発・再稼働反対・沖縄の辺野古と高江の闘い」そして、参院選挙にどうかかわったかなどの報告、情報の方が有効ではないかと思うのである。その意味も込めて、愛知からの報告は他に比べ多くを記述した。 
  また、個人的なものではあるが、参院選の総括、参院選のために4年間活動してきた「政治を考える市民の会」の解散についてのコメント、参院選の前哨戦となった「あいちキャラバン」の総括などを記載した「C&Lリンクス愛知・第75号」を参考資料として配布したのだった。

  次に、来年の取り組みなどについて提案された。その「持続可能なピースサイクル運動に向けて、32年目のピースサイクルの課題は何か」について項目を列挙すれば、
(1)「戦争する国」NO!戦争法廃止、改憲阻止のために総選挙で安倍政権打倒の野党の統一候補擁立運動、総選挙に積極的に関わっていきます。
(2)秘密法~盗聴法の廃止!共謀罪の再提出を阻止する闘いを進めます。
(3) 脱原発・エネルギー政策の転換をめざす運動を継続させます。
(4) 沖縄県民と連携し、新基地は作らせない闘いを全国化させます。
(5) 反貧困・排外主義反対と結合された平和運動の構築をめざします。
 ここには、“関わる、進める、させる、めざす”の行動を求める語尾となっているが、「地域の実態、力量に沿って可能な限り」という自主的な判断、行動に委ねられている。従って多くの場合、「ピースサイクル主催」ではなく、賛同・参加という形になろうと思う。できれば、諸運動の中枢で活動することであろうか。
 次に「ピースサイクル2017~具体的な取り組み」として、
①全国マップを3月上旬までに作成します。
②神奈川ネットを中心に第二回台湾ピースサイクルの実現をめざします。
③13回目の国会ピースサイクルを5月下旬(5月19日・金)に実行します。国会ピースサイクルに向けた署名活動を行なうかどうか検討します(戦争法廃止、再稼働反対、オスプレイ配備と沖縄新基地はいらない!脱原発・核燃料サイクルの廃止を合わせて)。
④ピースサイクルの前段や本番で、全国の原発現地や各電力会社への抗議行動(再稼動反対、原発大事故への補償等)を目指します。
⑤沖縄ピースサイクルを強化するために、全国各地から代表派遣の取り組みを目指します。
⑥広島・長崎・六ヵ所の集結地点での取り組みを強化します。
⑦自治体への申し入れ行動を強化し、核廃絶、戦争法廃止、改憲阻止、脱原発・「エネルギーの地産地消」、沖縄の新基地はいらない等々の課題を提案していきます。
⑧参加者拡大のための工夫をし、若い世代が参加する取り組みを通じて持続可能なピースサイク運動を目指します。
⑨分担金は、これまでと同じ額で進めます。
⑩全国事務局は、首都圏5ネットで担います。
 最後に、赤字ではない「財政報告」があった。
 以上が大雑把な2日間の会議の内容であるが、1日目の夜には「福島原発作業員」の体験記などの講演があり、また、「長崎ピースサイクル」についての重要な議論がなされた。 
(あと書き、続く)

|

« ピースサイクル全国会議(1) | トップページ | ピースサイクル全国会議(3) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/183099/64492071

この記事へのトラックバック一覧です: ピースサイクル全国会議(2):

« ピースサイクル全国会議(1) | トップページ | ピースサイクル全国会議(3) »