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2016年9月18日 (日)

TMPCWAを支援する愛知行動

 名駅前の街宣活動
 争議から15年を経過して、尚、頑なに「鉄の門扉」を閉ざし続けるトヨタ自動車に対するフィリピントヨタ労組の闘いの支援活動が取り組まれた。今日と明日の両日に亘る。
 日本とフィリピンでは、国情も法律も違い、237名に及ぶ解雇という「労働争議」と一口に言っても、「日本的」には考えられない難しさがある。しかし「働くものの労働環境-雇用、労働諸条件、安全衛生」などは、低い、遅れているものは、より高いものに引き上げていく、そのための情報交換と、交流連帯が国境を越えて歴史の中で積み上げられてきた。
 その観点からすると、「労使」の隔たりを埋めるのは、まず当事者間の話し合い、つまり「団体交渉」という場がある。無政府状態の下でない限り、それに誠実に向き合うことが「世界基準」である。それでも歩み寄りがない場合「ILO(国際労働機関)」の「勧告」という手立てが用意されている。ただこの勧告に強制力はなく、また、労使に出されるものでなく、当事者の「政府」に出されるのであって、政府が動かない限り、効力が発生しない。
 もう一つは、「多国籍業」という問題である。トヨタ自動車は、フィリピンに工場を作り、生産と販売を始めた。当初の出資比率は知らないが、現在も30%以上の株を保有していると聞くし社長を送り込んでいる。形としては、フィリピントヨタ社は独立法人であるが、技術支援も含め実質的な支配は、トヨタ自動車本社が握っているとみていいだろう。
 そこで、長期の艱難辛苦の闘いに耐え、超えてきたTMPCWAは、歩み寄りも含めて話し合いで解決する用意があると再三再四表明している。その一方で「ILO」勧告が出され、フィリピン政府に早期争議解決に尽力すべきといっている。さすがに政府もILO勧告を無視できず、争議解決に一定の行動をとっていると聞くが、なお、前進しないのは、“別の力”が働いているのか、“本気度”に問題があるのか。ということで争議解決は「フィリピントヨタ社(TMPC)」の態度如何にかかっている。ところが、TMPCは、自主解決能力が欠如しているのか、ここでも得体知れぬ“別の力”が働いているのか、腰が座っていないと聞く。
 午後4時ころになって、関東からのバスが到着し、TMPCWAエド委員長ほか1名と、関東の支援グループが加わって、トヨタ自動車の名古屋オフィスが入るミッドランスクエア前は、支援の人、のぼり、プラカードでがぜん賑やかになった。エド委員長の発言、支援の会の代表のアピールなどに続いて、現地との連絡窓口になっているTさんが、最新の状況報告を行った。
 よくは聞きとれなかったが、フィリピンの新大統領にドゥテルテ氏が就任して、それ以前のアキノ大統領、アロヨ大統領とは違う政策を打ち出す可能性があり、注視しているとのことだった。アメリカや国連を貶しまくる大統領の評判は芳しくないが、その“他を恐れぬ”言動の中に「トヨタ自動車の圧力」も意に介せず、“まっとうな労働者の生活を保障する”なんてことが彼の“持ち味”なら、それに期待するのも悪くはなかろう。だが、えてしてこういうタイプは、時間と共に海外からプレッシャー、国内の官僚の雲の巣に引っかかっておとなしくなってしまうこともないとは言えないのだ。だとすればドゥテルテ大統領の“有効期間”はどれほどか。吉報をまとう。
 明日は、例年のごとく、午前7時からトヨタ自動車本社周辺でのビラ配りと、9時から、本社に入って交渉が持たれる。申し入れ書も受け取らない傲慢な対応に少しは変化が現れるだろうか。

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