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2016年7月18日 (月)

都知事選・雑感

 人物に期待する
 参院選の終盤の7月6日に「参院選と都知事選」を書いたが、その時は、主として「・・・民進党が『(増田と)相乗り』することだ。これは最悪のシナリオと私は見ている」というものだった。小池氏につては、自民党から推薦が得られない場合、「結局小池百合子は立候補を断念に追い込まれるのか。」とも書いた。
 しかし、小池氏が、自民党都連に推薦辞退を申し入れたことを境に、私の見方は微妙に変化した。

 鳥越俊太郎氏が“突如として”立候補を宣言した時私は、第1に立候補の是非よりも「健康状態」を心配した。都知事の激務を果たしてこなせられるだろうかと。仮に当選して、任期途中で倒れるようなことがあれば、都民の失望というより“嘆息”が聞こえてきそうだからだ。そうなれば、鳥越氏を担いだ野党にも冷たい目が向けられるだろう。
 宇都宮健児氏擁立という選択肢はなかったのかも考えてみた。宇都宮氏自身は、共産党との関係にこだわりを持っていないだろうが、前回選挙で細川氏とも争ったことが「共産党色」を印象付けたかもしれない。だから「民進党都連には、共産党と組むという選択肢は、はなからないであろう」と書いた。
 結果的には、野党4党が揃い組で鳥越氏を推薦したが、どうしても「政局」がらみに受け取れる。これはよくないことだと思う。東京都という領域は、首都というばかりでなく、他の自治体とは大きな違いがあることは確かだが、「都民」にとっては、一地方自治体に変わりがない。衆議院、参議院に次ぐ「第3の国会」ではないのである。

 さて率直に言えば、私の政治的立場からすれば、自公推薦の増田寛也氏を押すことはもちろんないが、だかといって野党4党推薦の鳥越氏を推したい気持ちになるかというと、ここが微妙なのである。愛知県知事選挙なら迷うことはない、野党候補というだけで決まりである。だが他の自治体のことだから、ということと、自公推薦に拘泥せず、増田氏に対抗する形で決意した心意気、さらに「女性首長」しかも「都知事」をやらせてみたい、「観客」的興味は抑えがたいのである。海の向こうの大統領選も同じ目線だ。
 仮に小池百合子氏が当選して、自民党都連と信頼関係を作って与党としていくなど「自民党回帰」するかもしれないという危惧はある。そうなったらそうなったで、野党推薦の鳥越氏が及ばなかったことにおいて、そこに戻るだけのことである。あるいは、それは小池氏が、知名度だけで得た凡庸な知事というにすぎないということでもあろう。
  そうではなく、彼女がこの時代だからこそ生まれた“傑出した”首都東京の知事となるかは、ひとえに、あえて都知事に打って出た動機(動機に多少の不純性があれ)と政治感覚が揺るがないことと、「都民のための都政」を、国政とどのようなバランスをもって進めていくのか、さらにグローバルな時代の先読みができるかどうかにかかっているような気がする。自民党の女性閣僚に落胆以上の憎悪を感じているのは、この裏返しかもしれない。
 私が、自民党員である小池氏に託すことは、それ即ち、野党に託すことでもある。そのような受け皿が野党側にないとしたら、自民党員であれ、その人物に期待するほかないではないか。

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コメント

小池百合子:日本会議派
親在特会&舛添ソウル首都間外交の韓国学校への敷地貸出方針の見直し言及など増田より危険では?

投稿: 智求嗜民 | 2016年7月20日 (水) 01時15分

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