« 定期購読の修了 | トップページ | 大高緑地に‘恐竜パーク’? »

2016年2月27日 (土)

マルクスは読んだか

 第29回ユニオン学校
  午後から、ユニオンと連帯する市民の会(CGSU)の運営委員会が開かれ、主として総会の内容について議論された。会場確保ができなくて、日程変更となったが、3月19日は、「反安保法制」の月例集会があり、夕刻には別の集会があったりして、結局午前9時30分開始で午前中に終了というやや窮屈な総会設定となった。
 会議が終わってその場で、第29回の「ユニオン学校」が開かれた。今回のテーマは「読書会 『賃労働と資本』」であり、冒頭に司会者が、このマルクスの本を読んだことのある人という問いかけがあり、20人中6割の人が読んだことがある、そのうちの半数が、読み直したか、読んだ、本、資料を持ち寄っていた。
 そして、読んだ人は感想を求められて、多くは20数年前、あるはそれ以上前のことで多くは覚えていない、というものだったが、熱心に読み解く人もいて、学習にはなったであろう。
 私は「読んでいない組」であった。しかし、指名されて「まず読んだ人にお聞きしたい。どんな動機、どんな状況下で読んだのかが知りたい。私は、学習会で‘共産党宣言’などは読んだが、そもそも組合活動、労働運動の中でマルクスを読む必要性を感じたことはなかった。組合活動を始めたころは、まず労働基準法などの労働法の実践的な学習もあったが、賃金体系、賃金計算の解読、会得を教えられ、求められた。現場労働者の中には、そのころの比較的シンプルな計算方式でも、わからないという人が多くいて、それの質問に答えるのが、活動であり、信頼を得る手段でもあった。」「次に生産性向上運動に対する、反合理化、反QC(品質管理)運動であり、更に労働安全衛生法などの学習と、安全衛生に関する諸要求、‘労災隠し’を許さない活動・・・要するに組合への要求と共に職制との交渉に欠かせない現場主義が基本であったからだ」などと話した。
 これは、マルクスやレーニンの著作、哲学、経済学が無意味と言っているわけではなく、多分に、それらをわきまえた先輩、指導者を得ていたからであろうと思う。もし、私が組合の役員を担うことになっていたなら、嫌いながらも猛勉強したかもしれない。「一活動家」だったから、労働学校へ通ってたころも「安保コース」と「経済コース」で、マルクス・レーニンの古典を学習することに興味はなかったのだった。
 「実践論・現場主義」とはいっても、やはり、社会の成り立ち・仕組みを知ってこそ闘いができる、これら(古典)を学ぶ意味はある、という指摘もあり、それはそうだなと納得した。納得はしたが、私としては、‘もはや、手遅れ状態’が現実。散会後私は、‘最近の賃金決定は、昔の労使交渉、労働分配率云々、というレベルから、国内の企業間競争のみならず、グローバルな価格(コスト)競争から決められる、それに対する有効な戦術が組合側から出ていない。これはマルクスの諸説で説明できるのか’と聞いたのだった。
 
 

|

« 定期購読の修了 | トップページ | 大高緑地に‘恐竜パーク’? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: マルクスは読んだか:

« 定期購読の修了 | トップページ | 大高緑地に‘恐竜パーク’? »