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2015年11月 1日 (日)

労働者の、今なすべきことの教示

  ユニオン学校・中谷氏の講演
 昨31日の夜、第26回ユニオン学校が開かれ、約30人が参加した。
 今回のテーマは、「秘密保護法」「新安保戦争法」反対運動を闘って~平和を守る未来への可能性~で、講師は、弁護士の中谷雄二さん。中谷さんは、いうまでもなく、愛知県弁護士会の中でも、そして市民運動の「安保関連法制に反対する運動」のトップリーダーでもある。そしてこの日は、労働者・ユニオン(労働組合)を対象にしてのお話である。まさの東奔西走の活躍、忙しさであり、その集中力はすごい。心配は体調である。
 レジュメに目を通して、一番に感じたことは、昨今の運動の理論的、運動的ポイントが網羅されていて、私にとっては、‘おさらい’と共に、新たな切り口をアドバイスされた感じであった。
  ここ3か月では、中谷氏講演のほか、8月7日の、飯島 滋明氏(名古屋学院大准教授/憲法学・平和学)の<「安保法制」、なにが問題か>①戦争法制をめぐる情勢、②日米新ガイドライン、③戦争法案の概要、④「自衛隊」の実像、⑤安保法案、なにが問題か、最後に⑥どうすべきか、そし、「日米ガイドライン(2015年4月27日)抜粋資料」の解説。10月24日の高野 孟氏の講演は、「反安倍とリベラル政治勢力の展望」が挙げられ、「反安倍-安倍政治と最近の政治状況」と「民主党のいま-そしてリベラル派の役割、展望」といった話であった。
 この連続「講座」と自身の論考をもって、情況の概要は知り得たと思っているが、これからはますます「論より証拠」ならぬ「論より行動」が求められる。その意味では、話を聞くことは、「論」と「行動」相互が刺激し合うといっていい。
  さて、中谷さんのお話をレジュメの項目から拾っていくと、1)安倍政治とはなにか?①目指すもの-過去の‘栄光’を取り戻すなど、②手法-外国脅威論、国会の多数の驕り、マスコミ・世論操作、差別と分断、2)現在の日本が向っている方向①米と一緒に、世界資本主義の勝ち組へ、②米と一緒に、軍事力を背景に市場支配、③不満、抑圧の監視・弾圧強化。3)安倍政権を支える三つの政治勢力。4)現在の状況を招いた原因はどこにあるか。5)戦争法反対の到達点-何を創り上げて来たか。(略)6)安倍政治をどうやって止めるか?①我々市民運動に求められるもの、②略③安倍政権の国家構想の矛盾を明確化すること、④⑤略⑥市民が街頭に出ること、必要な抵抗-憲法・言論・民主主義を武器に。⑦⑧⑨さまざまな領域、場所、意識での民主主義の問い直し⑩政権交代をめざす二つの方向-落選運動、統一候補、他。
  これを並べたからと言って中谷さんの話が伝わったとは思わないが、要は、「ユニオン学校」と銘打っているが、このような時宜にマッチした話を聞く機会が、「市民運動」「若者」「女性」たちに広がっていない(参加がない)、ということでは地域の「共同行動の基盤」は相変わらず脆弱と言えるだろう。(市民運動側への、労働運動のかかわりが希薄なのも同じことだが)
  もう一つ。貴重な講演と提起に対する意見が散漫で、議論が集中しない傾向は相変わらずである。テーマに沿った発言は少なく、自己の運動の披露に軸足が置かれているのである。この評価は分かれるところだが、私は、せっかくの少ない機会なのに‘惜しいなあ’といつも思う一人である。

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