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2015年8月 7日 (金)

リベラル政治懇話会・勉強会

 憲法を改正すればいいとでも?
  案内には、「リベラル政治懇話会」の新たな出発のために、とあった。これまでの会合は、情報交換と懇親が主であったから、昨今の政治状況に則って「行動提起」とか「何らかの運動」の構想が出てくるかな、という期待を持って出かけた。
 参加者は20人弱、現職議員、元議員、議員挑戦者のほか、社民党からも幹部が参加していた。
 講師は、今や引っ張りだこで超多忙の飯島 滋明 (名古屋学院大准教授/憲法学・平和学)さん。<「安保法制」、なにが問題か>がテーマで、①戦争法制をめぐる情勢、②日米新ガイドライン、③戦争法案の概要、④「自衛隊」の実像、⑤安保法案、なにが問題か、最後に⑥どうすべきか、となっていて、「日米ガイドライン(2015年4月27日)抜粋資料」が添付されていた。
 40分でこれだけの内容を話され、聴きとらねばならない濃密な勉強会だった。やにわに‘日米ガイドラインは、読まれていると思いますが’と突っ込まれ、ドキッ!私は全文を読んでいなかったのだ。ガイドライン、正式には「日米防衛協力のための指針」であるが、過去の学習では、日米安保条約の本体よりも、「地位協定」や「ガイドライン」が実際の運用に関わるものでこちらが重要、というくらいしか、頭に残っていなかった。
 ということで、飯島さんの講演の力点は、安保法制についての概要は学習済み、という前提の下、この「日米ガイドライン」についてだったと思う。ガイドラインが強調しているのは、◇切れ目のない、力強い、柔軟かつ実効的な日米共同の対応 ◇日米両政府の国家安全保障政策間の相乗効果 ◇政府一体となっての同盟としての取組 ◇地域の及び他のパートナー並びに国際機関との協力 ◇日米同盟のグローバルな性質 とあり、安倍首相の言質はここにあるのだとわかる。
 一通りの講演のあと、近藤昭一衆院議員から、最近の国会の動きについて報告があり、また、今日のもう一つのテーマであったと思われる「立憲フォーラム」に関連して、「自治体議員立憲ネットワーク」の取りまとめに奔走している、角倉群馬県議会議員からの現状報告と、現在500人弱の会員を1年後には倍の1000人にしたいという話も出された。
 さて質疑では、自己紹介を兼ねていたので私は、‘肩書はありません、一市民、(老)活動家かな’と述べてから「安倍内閣の安保関連法案について各界、各層から憲法違反だという一方で、集団的自衛権を行使したいというなら、憲法を改正すべきだ、という話がセットで語られているが、私は違和感を持っている。」「安保関連法案を戦争法案と言い、戦争は絶対すべきでないという脈絡の中で‘憲法を改正すれば、戦争してもいい’ということになるのか。」「また、憲法改正は国民投票で決めるべき、という人もおられるが、投票の公正さ、投票率など問題は多い。それを抜き にしての国民投票はないと思う。安易すぎないか。また、国民が容認すれば、戦争をしてもいい?という考えも戦争という絶対悪の前で主張できるものではない・・・」
 まあ、手短に話せば、そんな風な表現になることもあろうが、「戦争法案は、憲法を改正するという手続きを踏むべき」という論調は、憲法改悪への水路を拓きかねない。また。他国(スイス、イギリス、ギリシャなど)の例があるからと言って「国民投票有効論」は、現状の日本では、もっともっと議論を深めねばならない、と言いたかったわけ。
 もう一つの「立憲フォーラム」については、もう少し熟慮したい。

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