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2015年7月28日 (火)

PC2015・東海ブロック(3)

 名古屋市から岐阜市まで
 愛知として3日目で最終日のこの日、特別参加の横浜のIさんが、今日の集合場所名古屋市役所玄関前に8時半に到着していた。聞けば、朝一番電車で発ち、名古屋駅で‘ドラム缶’を組み立て、自転車で牽引して桜通を通って市役所まで走って来たという。この‘ドラム缶’というのは、低レベルの核のゴミを収納保管する、あの黄色のドラム缶を模した、自作の組み立て型の傑作である。2輪車に乗せ、それを自転車に連結して牽引して街中を走れば、結構目立つのであるが、名古屋では自動車が多く、また地上を歩く人が東京に比べ格段に少ないので、効果のほどはどれほどであったか。
 名古屋市へ
 さてこの日はトラブルが3つ。まず市役所玄関前。Iさんの‘ドラム缶’は、訪問通知の中に持ち込みの記載がなかったから、敷地内に入れることはまかりならん、と管理者を名乗る人物が強硬姿勢で出てきた。看板のついた街宣車、のぼりを装着した自転車5台、これらが目障りらしい。これは「施設管理権?」と「表現の自由」の対立とも言えない、低レベルの押し問答であったが、ここは私たちが押し切った。
 次に、この日の最初の訪問先の名古屋市へは、7月2日に訪問通知書を出し、14日に申し入れ書を送付してあったのだが、回答できる担当者がいないのなんのと言って、今日は‘受け取るだけ’という、例年にない対応に、あまりに礼を欠いた、無様な対応にまた押し問答となった。この日の窓口が経験なき若い人だったので、この人物には気の毒だったが、ともかく9時過ぎとなったので部屋に通させて、河村市長あての申入れ書を読み上げて手渡した。いつも大口をたたく河村市長の足元は、この程度かとあきれてしまう。次の愛知県庁ではそれなりにきちんと対応するので、その差が目立つというものだ。
 愛知県へ
 9時40分過ぎ、市役所に隣接する県庁・東庁舎で、大村愛知県知事宛の申し入れを行った。県側からは、企画課、リニア事業推進室、航空対策課、県民総務課の担当者、課長補佐、主幹クラスが対応した。申し入れ項目は、
1) 知事としての平和行政推進の決意(事業)などをお聞かせください。
2) 憲法違反の安保法制に関して、県知事に見解を問う。①公務員(特別職を含む)の憲法遵守義務が明記されているが知事はどう思うのか。②一連の安保法制は「戦争法案」だ。知事の見解を問う、ほか全5項目。
3) 県営名古屋空港へのオスプレイの配備、寄港を認めるな。県営空港でありながら、なぜ自衛隊が管制業務を担っているのか?
4) リニア中央新幹線について、①知事はリニア建設の旗振りをしているが、県民生活にどんな意味があるのか。②リニアは、エネルギー、環境、安全性、採算性など、どれをとっても問題あり。再考すべきでは? 他全4項目。
5) 原発再稼働について知事に問う。①福島原発の事故に鑑み、国の再稼働の政策に、知事としての意見具申を。②核廃棄物の処理が困難であることは明白、国の原子力政策について知事の考えは?③使用済み核燃料と廃棄物の処理先について、県として受け入れることはあるのか。
6) 設楽ダム、木曽川導水路計画など、これらは無駄な公共事業だ、撤回、中止、の考えはないか。
7) 広島、長崎両市長及び沖縄県知事宛の平和メッセージをお出し下さい。
 質疑では、「説明の中に、原発は‘安価’である、とのくだりがあったが、未だに、そんな風の思っているのか、福島原発で明らかになったように、原発は高くつくというのが、今や常識だ」「知事は、リニアについてメリットばかりが強調しているが、デメリットについてどう考えているのか。経済効果(金儲け)ばかりではないか」「リニア効果は、名古屋中心で、果たして奥三河などに何の効果があるのか」
 空自・小牧基地へ
 庁舎前で全員写真を撮ってから、10時20分ころ、41号線に乗って一路空自小牧基地へ、約1時間の走行である。そしてこの小牧基地で3つ目のトラブル。
 11時20分ころ、基地ゲート前に向かうと、申入れ書はここで受け取るという。太陽は真上、陽光が容赦なくコンクリートから跳ね返ってくる。「昨年は、応対した3等陸佐だったと思うが、‘熱中症になってもいけないので、どうぞ集会室にお入りください’」という、ようやく世間並みの対応になったというのに、今年は担当者が変わったからと言って、この炎天下で対応なのか。と一悶着。
 申し入れは、①集団的自衛権行使容認について5項目。②恒例の「航空祭」について4項目。③民間空港と自衛隊基地の併用について3項目を読み上げ、後日その回答を求めるとして野中 盛基地司令宛に手渡した。例年だとここで切り上げるのであるが、帰りかけてしばらくすると基地側から追っかけて来て「今、口頭で回答します」ということになってまたゲート前に戻った。その回答は聞きそびれたが、妙にバタバタした午前の行動であった。
                  ◇
 小牧武道館裏手の藤の柵下で昼食と岐阜ピースサイクルへの引き継ぎ、合同写真を撮って、12時40分ころ出発。いよいよ「岐阜ピースサイクル」の始まりである。私は、明日の米原まで、街宣車に同乗して同行する予定だ。
 空自岐阜基地へ
 愛知県から岐阜県入りは、木曽川の愛岐大橋を通って空自岐阜基地(各務原市)が最初のコース。小牧からは3か所で給水、小休止を取りながら、午後3時岐阜基地に到着した。
 ここでの申し入れ先は、空自岐阜基地司令と空自第4高射群司令宛となっている。申し入れは4項目で①集団的自衛権不行使、海外派兵中止。②パトリオットPAC3撤去、オスプレイ拒否。③航空祭、夜間飛行中止。④災害救助活動の強化。
 岐阜基地の対応は、ゲート前の広い駐車場の真ん中に柵を設置して、その前での対応だ。以前は、ゲートのすぐ横であったが、‘前線’を上げてきた。その理由はわからない。またここでは戦闘機などの発着が頻繁で、絶えず爆音が鳴り響いている感じである。望遠カメラを持ったマニアもあちこちで見られた。
 各務原市へ
 基地から数百メートルしか離れていない所に、各務原市役所がある。基地側の窓は防音装置が施してあると聞いたが・・・。浅野健司現市長は2013年に就任して一期目であるという。市政は変化なく継続されているのであろうか。
 申し入れは、岐阜の仲間が読み上げたが、その内容は、
1) 平和憲法の理念を行政に反映させてください。「非核平和条例」制定に努力をしてください。
2) 安保法制(戦争法案)に反対の意思をしてください。
3) 住民の被害が想定される原発再稼働を認めないように、国と電力会社に働きかけてください。
4) 事故の恐れがあるオスプレイの、この地域への飛来を認めないでください。
5) パトリオット(PAC3)を岐阜基地から撤去することを求めてください。
 岐阜市へ
 今日の最後の訪問先は岐阜市役所。岐阜市内に入れば、例の「ドラム缶」と自転車に括りつけた「のぼり」の宣伝効果が出たであろう。途中の休憩地点では、ピースの仲間からスイカの差し入れがあり、今日の予定の9割方を走ってきただけに自転車隊にはあり難い補給であったろう。名鉄岐阜駅前から256号線を北上して金華山方面に向かう途中に岐阜市役所がある。
 ここでは、細江茂光市長あての申し入れ書が読み上げられ、手渡された。その内容は、各務原市長あての5項目に加え、6)として、環境、財政面から徳山ダム導水路計画に反対し、長良川河口堰ゲートの開放を求めてください、とした。
                 ◇
 今日の宿泊地、上宮寺に5時30分ころ到着して荷を解いた。そして、歩いて10分ばかり先の銭湯で汗を流し、柳ケ瀬繁華街の一角の居酒屋で夕食と交流となった。
 聞けば今日の最高気温が36度もあった中でのピースサイクルであったが、事故もなく無事に終えたことに安堵。自動車ばかりの私だが、明日の「関ヶ原超え」のために、ゆっくり体を休めてほしいと願った。

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