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2015年2月28日 (土)

CGSU第2回総会

 地域共同行動の結び目となるか
 ユニオンと連帯する市民の会の第2回総会(通算第8回)は、満室の文字通り「多士済々」の顔ぶれとなって始まった。
 ここでいう「多士済々」とは、主として労働運動の現場でリーダー的役割を果たしてきた人たちの参加であり、そしてその職域は幅広いのである。年齢もやや高齢化しているが40~50代もいたように思う。
 総会の前半1時間30分は、総会の議事次第に沿って進められたが、主たる報告は、会として共同した主催的な団体からの発言に代えた。それは15団体ほどに達したので、この地における運動を総見したようなものだ。私は8番目にAPWSLとして指名され、正式名称から始まって、参加者、運動の基本姿勢とその事例、それと3月中に開催予定の「働く者の国際連帯」の意見交換の開催について触れた。この報告の時間帯は、当初各団体3分であったが、2分以内と制限されたので極めて簡略なものとなった。
 活動方針は4項目が挙げられたが、具体化は取り組みの内容につては、運営委員会の議論と何らかの「地域懇談会」を通して進められるだろう。また第2部の中での意見交換の場からもヒントをもらえるだろう(私は所用で退席)。他に役員推薦、会計報告、会計監査報告が上程され、それぞれ採決されて全議案が承認された。
 さて、冒頭で共同代表のお二人が発言されたが、それを少しフォローアップしておこう。
 猿田正樹(元中京大学教授)代表は、最近気になる問題として「気候変動」についてと、「格差問題、貧困の問題」を取り上げた。これだけ非正規雇用が拡大し、若者が貧困状態にあることに対して、「(我々は)若い人たちにどんな社会を残していくのか(が問われ)」今の状態は非常に残念なことだと述べた。
 もう一人の中谷雄二(弁護士)さんは、労働裁判を担当して感じることは、「労働現場から、労働運動の経験が失われつつあること。組合役員(幹部)は、問題が生じても、何をどうしていいのか、右往左往するばかり。それは、労働現場に闘いがないからともいえる。危機感を覚える。どうしたらいいか相談に来られる組合幹部もおられるが、弁護士は法律的なお手伝いをするだけ、争議は組合自身が闘うことだ・・・」と、まあ労働運動の経験がある人なら、赤面もの、下を向きたくなる指摘だった。
 CGSU(ユニオンと連帯する市民の会)は、ユニオンではないし、労働相談を受け付けて争議支援する会でもない。そうしたものの結び目となり、大所高所から支援連帯、交流を強め、地域共同行動の基盤形成とその前進を図る。そのための様々な情報発信と共に、運動経験者、労働運動の研究者、弁護士から学び、あるいは紹介する。あるいは、文献、書物からの教示、教訓などを紹介していく、アドバイスを送っていく、あるいはその為の、学習会、ユニオン学校を後押ししていく、そういう役目を担っていくことであろうと思う。
 私は、現場から離れて、争議団の世話役などから遠去かっているので、実務的な部署には就けないが、何とか少しでも貢献したいと思っている。昨今の社会情勢は、簡単には「楽隠居」はさせてくれないようである。

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