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2013年8月 9日 (金)

長崎市長宛のメッセージ2013

 ピースサイクル愛知から
 あの戦争で、名古屋が空襲をうけた最初は1944年4月とあり、米軍機B-29爆撃機90機による本格的な空襲は1944年7月とある。それは航空用発動機(エンジン)を生産していた東区の三菱重工業名古屋発動機製作所大幸工場があったからである。標的が外れた爆弾の多くが周辺の民家を焼き尽くしたであろうことは、想像に難くない。
 長崎が二つ目の原爆投下に選ばれた理由は、当初の小倉市(現北九州市)投下が天候で長崎になったという説を聞いたことがある。だが長崎には三菱重工長崎造船所があり、戦艦「武蔵」などを建造する軍都でもあったから、順位のほどは知らないが、攻撃の目標にはなっていたであろう。
 こうして戦争ともなれば、まず狙われるのは政治の中枢である首都、次に人口の密集地、産業、特に軍需産業が集約された都市、そして軍事基地、施設のある都市である。
 そうした観点からすれば、長崎市・佐世保市のある長崎県をはじめ、各自治体は、そのおかれた立場を理解し、把握し、「平和」であることが県民、市民を守る最高の政策であることをいっそう自覚してほしいものである。そんな思いを込めて、田上長崎市長へ平和メッセージを送った。
         ピースサイクル愛知からの
          反核・平和メッセージ

 私たちは、長崎、広島に平和メッセージを、青森県・六ヶ所村に反核燃のメッセージを届け、沖縄の米軍基地撤去を求めるピースサイクル愛知です。今年もまた、7月26日から30日にかけて、地域の仲間と共に、力いっぱい平和の自転車リレーに取り組みました。
 早いもので、あの2011年3月11日の、東日本大震災、東京電力・福島第1原子力発電所の事故から2年と5か月が経とうとしています。原発事故の現場では、日々3千人を超える人たちが被曝の危険にさらされながら、懸命な収束作業を続けています。しかし、収束(終息)の見通しは立っていません。いまさらに原発事故の深刻度の高さに驚愕してしまいます。そしそれは、長崎、広島の原爆・被爆が重なってしまいます。
 貴職に置かれましては、市政を預かる立場からも「核そして被曝」の問題に強い関心をもたれ、そのための施策に取り組まれていることと拝察いたします。
 例えばそれは、長崎の地にあって日ごろの平和行政、平和教育推進と共に、爆心地周辺に今も残る4か所の被爆遺構について、国の文化財登録に向けた取り組み、あるいは原爆資料の充実を図るための取り組みなど、また、全世界の核兵器廃絶に向けた取組みとして、今年4月に、スイス・ジュネーブの国際連合欧州本部において開催されたNPT再検討会議準備委員会のNGOセッションに出席されたこと、さらに今年8月に、広島市において開催される第8回平和市長会議総会へ国内外から訪れる参加者を長崎市へ受け入れ、原爆被爆の実相について理解を深めていただくご努力について深く敬意を払うものであります。
 また、「平和市長会議」の副会長という要職にあっては、世界の都市と都市とが緊密な連携を築き、核兵器廃絶の市民意識を国際的な規模で喚起し、核兵器廃絶を実現させるとともに、人類の共存を脅かす飢餓、貧困、難民、人権などの諸問題の解決、さらには環境保護のために努力することによって世界恒久平和の実現に寄与するという、崇高な目的達成の、そのリーダーでもあります。私たちが長崎、広島両市長に大きな期待を寄せる所以でもあります。
 さて貴職は、8月9日の平和記念式典に臨まれるわけですが、長崎市長という立場からだけなく、自ら思いを込めて「長崎平和宣言」をお書きになり、読み上げられることと思います。そこには是非、「エネルギー政策の転換」だけでなく、「原子力発電」の再稼働、新増設、海外輸出に慎重であるべき、との趣旨を盛り込んでいただきたく、「長崎平和宣言」が、全ての核の廃絶につながるものになることを切望するものです。
 最後に、貴職のますますのご活躍と、平和への取り組みを期待しております。
          
2013年8月4日
        ピースサイクル愛知

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