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2013年8月26日 (月)

六ヶ所ピースサイクル2013(4)

  青森県知事宛のメッセージ
 地方分権とか地域分権とか言い、「道州制」も話題にはなっているが、「国家権力」を維持したい、「利権」を失いたくない、という思惑があるのか、言うほどに前に進んでいない。橋下の「大阪都構想」で、再び話題にはなってはいるが、当分具体化はしないだろう。
 とはいえ、現行の知事の「権力」も相当なものがあるといってよい。現実に東電の柏崎刈羽原発が止まっているのも、泉田新潟県知事に拠るところが大きい。しかし、「国策の原発」と向き合うということは、国と対峙することでもあり、そのプレッシャーは決して小さくはない。そして、そのプレッシャーは、国だけでなく、東電福島原発の事故を目の当たりにして、県民の生活と未来をどうするのかという重いものも背負っているといえよう。
 青森県知事も、原発の過酷事故が取り返しのつかない事態を生むことを誰よりも知りながら、原発や核燃料サイクルの継続を容認し続けるのは何故か。あるいは電源三法等の交付金で自治体財政の多くが賄われており、住民の雇用が維持されているとの現実があるからなのか。
  そうした知事の“苦悩”を共有し支えるのは、県民自身であるが、同じ県内でありながら、「六ヶ所村」という“僻地”であることが、県民をして容認の形をとってしまうのであろうか。“他山の石”として認識すべきであろう。
       青森県知事 三村 伸吾 様
          愛知からのメッセージ

  私たちは、ピースサイクル愛知です。
 青森県と愛知県とは、コンパスを回せば700キロメートルほど離れているでしょうか。ものすごく離れているようですが、物流や交通手段の発達で、その距離感は年々狭まってきている気がします。そして何より、「核」の問題が俎上に上がるたびに、下北半島、青森県そして六ヶ所村は、自転車で一走り、とすら覚える距離となりました。それほどに核の問題は日本全国、津々浦々まで身近なものとなりました。とても他人事だとは思えなくなりました。私たちが下北半島に視線を注ぐ所以であります。
 平和のメッセンジャーに名を連ねて20数年、私たち愛知の仲間も、7月26日から28日にかけて、広島へのリレーを果たしました。そして中部電力に対して、全基停止中の浜岡原発をそのまま閉鎖し、原発事業からの撤退を要請したところです。実際、中部電力はこの2年余、原発の稼働なしで電力供給の体制を維持できてきたのです。私たちは、その企業努力を後押しし、核の脅威、被曝の脅威を取り除きたいと考えています。
 今年もまた、私たちの仲間が、貴庁を訪れ、「核燃料サイクル事業ストップ」「六ヶ所再処理工場を廃炉に」を軸とした申し入れを行います。そこには、私たちの意思、気持も添えられたものであることをお汲み取り下さい。
 私たちは以下の要請をします。
  
1、核燃料サイクル事業の中止を求める、青森県知事としての声明をお出しになること。
2、六ヶ所再処理工場の、廃炉にむけた諸施策をすぐさま手掛けること。
3、東通原発の再稼働を認めず廃炉に。大間原発の建設に反対の意思表示をされること。
4、青森県として、核燃料サイクルをやめることを政府に提言し、安全な食料の供給拠点、自然の美しい観光拠点などに立脚する行政を進めてください。
 最後に、農林水産業の再興と発展、地産地消、地場産業の振興などを通して、原発に依存しない社会、生活基盤の確立に向けて政治を変えていく、その努力を共に進めていきたいと思います。
 青森県、貴職の発展を祈ってやみません。 
     
<ピースサイクル2013 完>

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