« 参院選挙を考える・緑の党(3) | トップページ | 「国会ピース2013」(2) »

2013年5月24日 (金)

「国会ピース2013」(1)

 防衛省と東京都教育委員会
 ●防衛省
 昨年は不参加だったが、1日をかけて、「防衛省」「東京都教育委員会」「東京電力」「内閣府・外務省」への申し入れをする、今回で9回目の「国会ピースサイクル2013」に参加した。
 この日は、全体で35人ほどが参加し、首都圏(東京、千葉、神奈川)以外では、愛知の私の他に、長崎、大分、広島、島根、新潟、長野からの参加があった。そして自転車隊が10人ほど、あとは交通機関を使っての移動というスタイル。1万数千歩を歩くから、体力もいる。
 さて最初の申し入れ先は防衛省で、JR市ヶ谷駅から歩いて10分足らず。入口は厳重に警戒されていて入場を拒む態勢。空間がない上に狭い歩道とつながっているから、30人以上と自転車が集結すると歩行者も歩きづらそう。面会室でといわないまでも、広い空間のあるゲートの内側で申し入れを受ければ問題なしなのだが、“軍人”にはそんな市民感覚はないらしい。
 申し入れのあて先は安倍内閣総理大臣と小野寺防衛大臣で、「沖縄・普天間基地の県内移設を撤回し、オスプレイの日本配備に反対する要請」である。おりしも、自民党沖縄県連が普天間基地の県外移転を決めた後の今日であった。要請項目は6項目で簡略して書けば、
1、辺野古への基地建設断念、普天間基地の返還。
2、オスプレイの配備、全国での飛行訓練の撤回。
3、東村・高江のヘリパッド建設の中止。
4、在沖米軍基地の全面返還。
5、日米安保・地位協定の見直し、破棄。
6、自衛隊の南西地域への軍備増強をしないこと。
 本来これらの申し入れ、要請事項には、「外交努力」も併せるものであるが、午後からの外務省での申し入れとなる予定だ。また、“文民統制下”にあって、これらの決定権は内閣にある以上、防衛相(省)にあるわけではないが、どんな形であれ、市民からの申し入れが、最終的に安倍総理まで届くかどうか・・・。そんな疑念を抱きながらも、“やれることをやる”は、この件ばかりではないのだが・・・。
 ●東京都教育委員会
 次に、新宿の東京都庁に向かい、猪瀬都知事と木村都教育委員会委員長あての申し入れを行った。「“日の丸・君が代”強制の不当な教員処分と原発教育に関する申し入れ」であった。
 この問題は、教員の“不起立、不斉唱”に対する都教委の、これまで延べ450人が受けた処分問題についてである。教育現場における国など行政の介入=管理教育と、本来教員にゆだねられている教育理念が、憲法に保障された「思想信条の自由」と「都教委・校長の職務権限」という形でぶつかっているものといえる。
 しかも、「日の丸、君が代について強制しない」という国会決議(1999年?)があり、全国でこの問題がありながら、都による突出した過酷な処分が連発され、最高裁までいって争うことなのかという率直な疑問がある。
 こうした疑問や都教委の姿勢をもっと率直に聞きたいと事前に質問事項を伝えていたのであるが、対応したのは、都教委・教育情報課の職員2名で、参加者の質問には何一つ答えない(答えられない)有様だった。だから東京以外の府県では対応しているように、きちんと答えることのできる担当部署の職員を同席させたらどうかといえば、「申し入れ事項については、担当課に伝える」「質問があるなら、文書で提出戴ければ(関係先)お伝えをする」の一点張りで、単なる“使い走り”を演じるばかりであった。それは、自らの職務を貶めるだけなのだが、市民(都民)からの問題をこの窓口で“押し返す”ことが唯一の仕事としているからだろう。
 もう一つの「原子力読本」については、現在配布されて小中高生向けの「副読本」の内容が、「3・11福島震人災」後の今日に至ってなお、原発の「安全神話」を優先し、放射能被曝の危険から身を守る方法などが書かれていない点などを指摘し、現実的で本当に役立つ副読本を使わせるべきでありませんか、と問いかけたものである。
 これに対する都の回答は、「その副読本は、文科省が直接配布しているものであり、都は見解を述べる立場にありません」というもの。これに何らかの注釈が必要であろうか。都教委は仕事をしていないといえる。
 参加者は呆れて“こりゃあダメだ”と怒りもどこへやら、嘆息ばかり。かくして教育情報課の対応作戦は成功?したのだった。 
(追い書き、続く)

|

« 参院選挙を考える・緑の党(3) | トップページ | 「国会ピース2013」(2) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/183099/57476060

この記事へのトラックバック一覧です: 「国会ピース2013」(1):

« 参院選挙を考える・緑の党(3) | トップページ | 「国会ピース2013」(2) »