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2013年2月16日 (土)

リベラル政治懇話会・2月

 民主党の選挙総括と再建
 この日、民主党の選挙総括と、再建に向けての党内論議の一端が、高木浩司前県議(現斎藤参院議員秘書)から報告がなされた。
 高木氏からは、「選挙結果の検証」というレジュメの他、参考資料として党の機関紙「民主」(2月15日号)から、山口二郎氏(北大院教授)の講演の概要を伝える記事「民主再生への道筋-政治を諦めないための処方箋」と、月刊誌「生活経済政策」から、「特集 座談会 民主党政権をふりかえる-総選挙結果と民主党の今後-住沢博紀/山口二郎/大沢真理/星野泉」のコピー、さらに、未定稿として非公表文書であるが「民主党改革創生案(たたき台)」なるものが配られた。これを読み解くのは大変だが、いずれ目を通しておきたい。
 一通りの報告のあと、参加者それぞれからの発言があったが、メモしきれなかった。多少なりとも印象に残っていることを思いつくままに書きとめると、まず、いま一つその理由がよくわからなかったが、鳩山前首相を評価する意見がお二人からあった。小沢と組んで、「コンクリートから人へ」「生活第一」はよかったし、きちんと理念を語っていた、がその評価理由のようであった。だが、「金(遺産相続)」の問題で、小沢(4億円問題)と共に泥沼にはまってしまい、小沢と共に退いてしまったのは惜しまれる、とのこと。だが当然他からは、沖縄・米軍普天間基地の移転問題で「国外、最低でも県外」が行き詰まったのが致命的だったという指摘がなされた。
 次に、民主党という政党は、「議員政党」で、党の決定が、地方などの声が反映されない「両院議員総会」で決まってしまうという体質についてであった。選挙でも“連合におんぶに抱っこ、だった”というきつい意見も出た。それは、議員にとって当然と思われる地元選挙区におけるバス旅行程度の後援会はあっても、市民、有権者、中小企業者の声を吸い上げるシステムになっていない、という指摘だろう。
 さらに民主党の「地方主権(分権)はいい」としながらも「地方の首長がなっていない。補助金・交付金だけが頼りの行政」といったようなことについてである。発言にはなかったが、石原前都知事、橋下大阪市長(前府知事)が、もてはやされるのは、このことを感じている有権者の目があるからといえるかもしれない。橋下的地方主権はどうかとは思うが「地方のレベルの改革なしに、国政の改革はない」といえる一方、かつての明治維新前夜の「薩長土肥」連合みたいのもが想定されているのであろうか。それは徳川幕府が「政権担当能力」を失って末期症状のもとにあったからとも言える。先の選挙前だったと思うが「東京都、大阪府(市)、愛知県・名古屋市、新潟県」の首長の動きが取りざたされたことがあったと思う。
 北川正恭元三重県知事も、一時期そんな動きをしたと記憶する。地方自治の改革と国政の改革がどう結びつくのか、そのプロセスを含めて知りたいものである。
 最後に私は、次のようなことを述べた。昨日出来上がった「C&Lリンクス愛知・第72号」を配布したうえで、民主党そのものに大きな期待は持っていなかったが、「政権交代」は歓迎した。せめて任期の4年間は見守ろうと思ったが、次々と期待を裏切られ、我慢も菅政権までと思った(ブログでは「民主党を見切るとき」を書いた)。
 私は緑の党のサポーターになったが、党員にならないだけの理由はある。端的にいえば「緑(環境問題・脱原発)と赤(政治課題、労働運動など)が、バラけていて『党』の形をなしていない」からだった。
 また市民運動の中では、脱原発があれほどまでに盛り上がったのに、選挙では自民党の圧勝を許してしまった。それはこれまでの市民運動が、政治とコミットしてこなかったからだ、という意見が出始めている(もっともこれをいう世代と30代、40代の世代には乖離があるが)。もう一つ、極限られたところでの話であるが、社民、共産を主とした「解党的出直し論」が、話題としてある。「憲法と脱原発」で再結集して、保守的国家主義勢力の対抗潮流を作るというようなものだが、現実的には難しい話だ。
 他に「尖閣諸島問題」も絡んだ「中国」の評価についても意見が出された。それもあって、次回は、「中国(脅威論)とどう向き合うか(仮題)」を話題にしようということになった。

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