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2013年1月11日 (金)

選挙の結果、このままではいけない

 何ができる、何をすべきかの議論
 Fさんからの、“今度の選挙結果にがっくりしています”で始まるメールには、「あれだけ多くの人が脱原発などを望み、行動しているのに、ほとんどそれを反映させることができなかった事実」「そればかりか、改憲勢力が大きく議席を伸ばしたということで、憲法改悪が現実的な問題になってしまいました。」という危機感が強く滲み出た内容であった。
 そして、自ら歩んできた運動の在り方を問い、「今までの市民運動では、押し切られてしまうと危機感を持っています。私たちの責任だと思う」「市民運動が意識的に政治に距離を置いてきたことが、政治的な力にならなかった原因ではないかと思っています。その上に縦割り運動です」と。
 そのようにして呼びかけられ集まったのは、Fさんを入れて6人。1980年代の「止めよう戦争への道!つくろう、民衆の連帯(5月民衆広場のメインタイトル)」の中心をなし、「反原発・環境問題」「地域の運動から発信、オルタナティブな社会を」「右翼的労戦統一反対、日雇労働者と共に」などの労働運動を担ったメンバーの一部である。もう髪は白くあるいは薄くなった60代後半から70代前半の“ロートル”ばかりだ。ただ、いずれもほぼ“現役”といっていい。多分、私が一番時間的余裕をもっている立場だろう。
 さてFさんは、この呼びかけで何を求めたのであろうか。「今のことでいえば、既存の政党や市民運動に働きかけて、例えば脱原発・憲法改悪阻止などの課題で、政党の存在を認めたままで選挙協力などができないか、そのために我々が積極的に呼びかけていけないか」というものであった。
 当然といえば当然だと思うが、このFさんの思いは、多少の濃淡、立ち位置、切り口に違いはあっても、既に共通の認識としてそれぞれが持っていたといえる。それは“現役”であるからだ。その上で意見交換は3時間に及んだが、議論の出口あたりで得たものは、これから何かをやろう、呼びかけようとしても、3年、5年という積み重ねと先を見越してのものになろう。ならばそれには、30代、40代の世代が中心をなしていくことが肝要だ。それに私たち(世代)がどのようなバックアップなり、アドバイスなりができるのか、ということ。しかし、同時に、来る7月予定の参院選挙はパスできない。そこで、これは外せない、きっちり取り組んでいただくという課題をあげ、それを立候補予定者に問いかけよう、働きかけよう、となった。
 そのプロセスとして、手始めに50人規模の意見交換の場を、3月11日前後を目途に設定する。それの呼びかけとなる文書作りから始めることとなった。(とはいっても、それが容易でないことをみな知りつつ)
 それぞれから、示唆に富んだ指摘、発言があり、メモを取ろうとしたが、多くは書き洩らした。思いつきで項目、主旨だけでもあげておけば、
①「20年以上も前から、原発の“安全論”では、我々は何度も勝ってきた。だからその危険な原発を何とかすべきだ、と主張したがほとんど顧みられなかった」「今度の選挙では『フクシマ党』で行くべきだった。復興と人権という中身で」
②選挙制度の問題も大きかったなあ。ドイツの選挙制度で各党の得票数を見直せば、全く別の議席配分となる。
③憲法問題では「憲法を守れ!では中身がない。第1章の天皇制を守れ、にもなる」「だから憲法9条を守れ、でいいのでは」「天皇制はそのままか」「ということは憲法を改正すべきということになるのか」「我々が望む改正であれば」「自民党などの改憲派の主張は、更なる米国従属化である」「『平和憲法を活かせ』という表現を使っている」
④「国家論」について、「アナキズムに洗脳されて、日本の左翼には国家論がなかった。それは『ソ連』があったからだ」「リベラル、といっても実際は中身がない」ここは議論に至らず、未消化部分が多かった。
⑤この間、経産省前テントひろばや首相官邸前抗議行動など若い人、子育て世代の女性などが多く参加しており、新しい政治状況が生まれている。また、全国を歩いて、若くて、まじめで能力のある人がいかに多いかを知った。こういう人たち、あるいはグループ、あるいは地域を結び付ける“プロの人(コーディネーター?)”が、アメリカにいる。日本でもいたらいいのになあ。etc
 最後の訴えるべき柱とはなにか。「憲法」「環境・脱原発」「人権」「女性(ジェンダー)」の4つが上がったが、「くらし・経済に関すること」「安保・沖縄」「外交問題」などなど、あれもこれも外せない。だからといって網羅主義では、対立軸が出せないではないか、ということなる。悩ましい限りだ。さて、草案起草者は誰が?

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