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2012年7月30日 (月)

谷村新司 40年の軌跡

 詩とファンタジー・夏輝号
 7月19日発行の第19号は、「谷村新司 40年の軌跡」という特集を組んでいる谷村作詞の代表的な「昴」と「いい日旅立ち」、そして東日本大震災への応援歌「風の子守唄~あしたの君へ~」の歌詞が紹介されている。
 やなせたかしさんとの対談も興味深い。
 二人の、世に出るまでの苦労話から始まって、その体験、人生観から、国によって、あるいは相手側から見ることによって「正義は普遍ではない」とする観察は、改めて気付かされるものだ。そして「普遍的なもの」は、「飢え」であること。また、戦後のヒーローとして登場する、スーパーマン、月光仮面、ウルトラマン、それらのヒーローと対極にある側の位置(言い分)もあれば、スーパーマンなんかが“その辺をめちゃくちゃにした後、ぜんぜん直しに行かないんです(やなせ)”には笑ってしまったが、現実感のある話でもあった。
 さらに、日本語の特性というか「ひらがな、カタカナ、漢字」それぞれには、季節感などのイメージや色までも想起させる、そういう感性が日本人にはあるという話も、文を書く者にとっては示唆的である。
 また、「天変地異と日本人」では、火山列島の上に原発を作ってはいけないと、明快に語り合っている。人の心に響く、伝わる、そんな歌詞、曲を作るということは、人の安らぎの気持ち、人への愛おしさあってのものだが、それは、自然へも向けられるし、それに立ちはだかるものへの目線は厳しい、といえるかもしれない。
 この号には、前号に引き続いて、「手のひらを太陽に」つなごう、プロジェクトの一つとして、「希望」「つなぐ」をテーマとした詩の募集を行っており、入選作2編がイラスト入りで、佳作9編も掲載されている。
 ゆっくり読むつもりである。

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