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2012年2月15日 (水)

護国仏教ってなんだろう?

 韓国を知るべし、の機縁だろうか
 深夜のNHK高校講座の世界史「古代・中世の朝鮮半島 ~花開く仏教文化~」にチャンネルが合ってしまって、短時間だけ目にした。
 そこで「護国仏教」なるものを初めて知った。それも「世俗五戒」というのを見て驚かされた。その「五戒」というのは、
1 君に事えるに忠をもってす。
2 親に事えるに孝をもってす。
3 友と交わるに信をもってす。
4 戦いに臨んで退くことなかれ。
5 殺生に択ぶあり
 であり、問題は4と5の戒めである。キリスト教やイスラム教の“神髄”はともかく、昨今の世界を見ていれば、4と5の戒めが当然のごとくとなっていて驚かないが、「仏教」にも、一宗派かもしれないが、こんな戒めがあることを知り、驚きと共に、その背景を知る必要を感じたのだった。
 掘り下げた勉強は別の日にしたいが、時代は7世紀にさかのぼる。放送では「新羅の仏教を特徴づけるものの一つが『護国仏教』という考え方です。仏教の力で国を守護する、国を救う、という思想です。
 背景の1つには、当時の時代的状況として「周辺諸国との関係」=「外敵の存在」があります。朝鮮半島内の三国間(高句麗・コグリョ、百済・ベクチェ、新羅・シルラ)では抗争がありました。また周辺の中国や日本とも戦いました。多くの外敵に立ち向かうために人々に勇気を与える必要があったのです。
 2つ目には、新羅は仏の加護を受けた特別な国であるとする考え方が当時あり、国を挙げて仏教を信仰すれば国を護ることができるとされていました。」
 さらに「世俗五戒とは、当時、新羅の法師が2人の武人に生涯守るべきこととして説いたものです。5つの教えがあるので、五戒といわれます。」そして、
 「四に曰く、戦に臨みて退くこと無かれ」とあり、戦争では一歩も退くことなく戦え、と説きました。
 「五に曰く、殺生に択ぶあり」とあり、殺すことも場合によっては許されるとしました。
 と説明された。「護国仏教という思想はその後の朝鮮半島の歴史に大きな意味を持つので、要チェックです!」とも。「その後の朝鮮半島の歴史」とは、現在にまで及んでいると解釈すればいいのか?
 私の中に、韓国の事情は日本の近未来を暗示することがあるという、漠然とした認識があるが、そうした観点から、今一度、朝鮮半島・韓国の状況を見てみる必要がありそうだ。
昨年10月の水曜フォーラムでのテーマ「TPPについて」では、韓国の事情からこのTPPの問題が窺い知れると書いた。そして先月、丸善名古屋の「古書フェア」で、「概説 韓国の歴史(韓国放送通信大学校歴史教科書)」(2004年明石書店)を、何となく購入したのも、何かの機縁かな、と思ってしまった。

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