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2012年2月 1日 (水)

水曜フォーラム2月例会

続・これからの10年(1
 1月例会を風邪欠席したが、2月例会は「これからの10年」というテーマの続編となったので、議論としては「付加、補充」ができて、厚みが増した感じがした。
 私は、1月例会を欠席はしたが、レジュメをメールと郵便でメンバーに送っておいたので、1月例会で示したものを、もう少し掘り下げ、さらに視点を変えて、ブログ1月28日の「緑の党」を引き合いにしたものと、岩見隆夫のコラム2本を付加して提起した。1月例会のものは、
<私的な行方>として、1)年齢的もの、世代観として、2)バランス「健康状態、家族問題、生活基盤、社会活動、知的活動、知己交遊」、3)人生観、世界観
<世界の行方>として、世界の政治・経済、中国・インドの台頭、アラブの動向、朝鮮半島情勢、アジア情勢、そして「地球環境の問題」
<日本の行方>として、1)被曝社会に生きる、2)政権の行方、3)市民派はどうすべきか、と書いた。そこで、「・・・政権交代は失敗であったとし、政界再編により『自民党的政権』へ回帰するかもしれない。それを阻止するのは、市民派・無党派地方議員、社民・リベラル、共産などの『第3潮流』の台頭であろうと思うのだが、日本版『オリーブの木連合(中道左派)』に結集できるかどうかである。」とした。 
そして、それを引き継ぐ形で「日本・緑の党」を考える(1)序章を補充したのである。
 これは端的にいえば、既成政党の中にあって、「リベラル派」と思われる議員、グループを激励し、新たな結集を促す。もう一つは、既成政党、新右派に期待も信頼も置かない、「無党派市民・地方議員」と、そこから派生したとも言える(私観)新党、例えば「みどりの未来/緑の党」に託す、という道である。
 将来的に、この二者と「貧困層」及びその支援・連帯の「社会派層」そして、“シングルマザー”などの「マイノリティ」が合流して、政治の中枢に進み出る、そんなことを期待していきたいと考えるのである・・・。
 ここでいった話の流れを断ち切って、毎日新聞のコラムから岩見隆夫のコラム「近聞遠見:あきらめることはない」を紹介した。
 内容は、3・11からまもなく、1人のベトナム人記者が取材で被災地に入った時の話で、記者が腹を空かせていた出あろう少年に、バナナを手渡すと、「少年はそれを食べるのでなく、避難所の片隅に設けられたみんなで共有の食料置き場に持って行き、もとの場所に戻ってきた」「記者はいたく感動する。帰国すると、<こういう子供はベトナムにはいない。……>と報道した。」
 もう一つは、「五百旗頭真防衛大学校長がジョージ・アリヨシ元ハワイ州知事から聞いたエピソード」として、
  「・・・敗戦の1945年暮れ、占領軍の若い将校だったアリヨシは、東京・有楽町の街角で少年に靴磨きをしてもらった。寒風のなか、小柄な少年が懸命に心をこめて磨く。アリヨシは白いパンにバターとジャムを塗り込んだのをプレゼントした。少年は頭を下げながらそれを袋に収める。『どうして食べないの』『家に妹がいるんです。3歳で、まり子といいます』と答えた。少年は7歳だという。アリヨシは感銘を覚えた。・・・」
 知る人ぞ知る話であろうが、私自身が引用したのは、先に書いた「これからの10年」は、政治、経済、世界の政策、展望、あるいは社会の出来事が中心で、何か足りないと感じた。「日本人としてのスピリッツ-精神的なもの、DNA、あるいは継承すべきルーツ」のようなものに言及したかったのである。今日はサワリだけで全く不十分であったが、「橋下、石原グループ」が、それなりにウケているのは、「政策論」を前面に出しながら、この「日本人の精神性」を鋭く突いているのではないか、「右」からの、こうした攻勢に対して「左」は全く立ち遅れている、そういう危惧からでもあった。
 そこで、<付記>として、「1970年前後の学生運動、反戦派の運動の中で『止揚(しよう)とか揚棄(ようき)』(ヘーゲル弁証法の根本概念。あるものをそのものとしては否定するが、契機として保存し、より高い段階で生かすこと。矛盾する諸要素を、対立と闘争の過程を通じて発展的に統一すること)という言葉がよく使われていた。私も『現状否定(自己否定)をするが、その実存、客観性を基により高い領域をめざす』といった解釈で、あまり深い理解をしないまま使うことがあった。
 基本的には、現在もそのことを応用することがままあるが、必ずしも体系化されているわけではない。また、私の歴史的関心事が、『戦国時代から、江戸期、明治の時代』という認識を持つのは、日本人の“ルーツ”あるいは“良き面”が点在しているのではないかと考え、そのことを基に、戦後の『われらが世代』を俯瞰して、そこから未来への構想へと進む、これが私の思考回路のようなものといえるかもしれない。」とも付け加えた。 
(続く)
 

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