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2011年7月24日 (日)

民主党政権の“再生”の課題・3

  まとめの話
 野球に例え私に言わせると、民主党政権に、できればバックスクリーンへ、いやポール直撃のギリギリでもいいからホームランを打ってほしいと思っていたが、未だスカッとした一発は出ていない。ではクリーンヒットはどうか、浜岡原発の停止をあげたいが、いましばらく見守らなければ決めつけられない。
  打つ方がダメなら守備の方だが、ピッチャー(首相)には、くせ球はあっても、コントロールがままならない。捕手(官房長官)の出すサインにどうも呼吸が合わない、どうしてかな。内野陣(内閣)は、“ザル”といわれるほどガタガタ。連係プレーの練習も足りなかったようだ。外野(与党)は、手持無沙汰のようであり、相手チームのファンと一緒になって、自軍のピッチャーにヤジを飛ばしている奴もいる感じだ。
 ということで、Kさんはどんなまとめをするだろうかと聞いていた。
 一つは、「イデオロギー(思想、理念)をめぐる党内状況」を分析した。民主党はイデオロギー的には“雑居状態”であり、基本政策の一致だけでは、党としての一体性は、安定的、永続的に保てないとした。
 政権交代の背後にあった「社会の在り方の根本的な見直し」が問われたとき、政策の基礎にある原理、理念の提示が求められる。保守、革新のいずれであれだ。民主党はどうであったか。
 もう一つは、やはり政権には、いわば“キャッチフレーズ”といった、一定の政治目標、スローガンが必要だ。戦後政治の中でも、池田勇人の「所得倍増・高度経済成長(寛容と忍耐)」、佐藤栄作「沖縄返還・戦後は終わらない・社会開発(寛容と調和)」、田中角栄「日本列島改造論(決断と実行)」、中曽根康弘「列島不沈空母(日米同盟)」、小泉純一郎「郵政民営化(新自由主義)」
 これらに対して鳩山由紀夫は、「生活第一・コンクリートから人へ」、菅直人「最小不幸社会」であったが、良きにつけ悪しきにつけ、ダイナミズム、鮮明度では、やや見劣りがしないでもない。
 結局「民主党は、イデオロギーのみならず、路線、政策基調に対しても、驚くほど無関心であった。重要政策の位置付け、政策の優先順位ができていなかった。」という
 このような政権のもとで「3・11大震災、福島原発震人災」である。ただ、これだけはいっておかねばならないが、「自公政権下で、すでに政府危機が常態化していた」「衆参 “ねじれ現象”に至って、そこへ大震災が来た」「二大政党内部での対立が加わり、政党政治の“融解” 現象が広がり、緊急を要する政策ができなくなっている」今日の状況を、いかに突破すべきか。
 単に、菅が辞めればいいという問題ではないことは確かだ。 完

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