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2011年7月19日 (火)

民主党政権の“再生”の課題・1

  リベラル政治懇話会・7月
 現状の民主党政権を語るには、あまりにも切り口が多過ぎて、果たして議論になるだろうか、という思いを参加した人の多くが感じていたのではないだろうか。
 正確なタイトルは、「民主党政権の“再生”に当たって検討すべき課題」で、副題に「理念・路線・政策の領域で」とあり、6枚のレジュメを用意して、それを、1時間余りでポイントを押さえた報告をされたのは、県大名誉教授のKさん。
 大雑把でも、話の流れをメモするのはかなり困難。だから印象に残った“部分”だけを拾っておくと、
1)民主党には、綱領がない。(ホント?)従ってそれでは、個々の議員(党員)には、理念をもって民主党に参加している人もおられようが、党としての理念は定まりようがない。政権交代は、「自民党一党優位体制の終焉-非自民勢力の結集」でなされた。
 参加者からは、鳩山の「コンクリートから人へ」はいい、徹底してやればよかったのだが。「生活者第一」も悪くない。この二つが生きていれば、「3・11」の対応も様相が違ったであろう。
  「小沢は、理念も路線もない。ただ選挙が頭にあるだけ。自民党の支持基盤を取り込む、利益誘導のロビー政策だった。参院選に勝つことだけしか頭になかった」「小沢が民主党をぶち壊した」「小沢派と反小沢が反目し合って政策が定まらない」
2)民主党政権の失態が繰り返されることについていえば、「準備不足、経験不足、予想外の深刻な事態の到来に帰せられないものだ。理念・路線・政策そのものの中にも、重大な弱点や欠陥があったというべきだ」
 これについては「マニフェスト」そのものの評価、検討が欠かせないが、「改革派の政策提起であれば、その政策を支える思想や改革目標・改革構想全体への理解を求めることを重視すべきだ」という指摘は、前述の「綱領がない」とも通底する。ただ、これから党を再生させようとするとき、「綱領」をもってすれば、受け入れられるかといえば、「そういう時代ではないのでは」という意見もあった。
3)では、党運営、政権運営の問題についてはどうか。「党運営では、自民党の派閥に代わる党内統治システムを構築できなかったこと、政権運営では、そもそも<政治主導>とは何か、いかなる体制の下でそれが可能かについて認識不足にあったのではないか」
 これについていえば、党の代表であり、内閣総理大臣のいうことを、批判こそすれ、支え、補強するという組織性が欠落していることに現われている。これは「小沢派と反小沢が反目」しあっている反映でもあるが、それぞれ出自(出身母体)、路線がモザイク的な党の実態によるものだろう。
 菅総理が「脱原発依存社会」といえば、手続きがどうの、エネルギー問題がどうの、思いつきで具体性がないと、野党と同じことを言っている党の議員。「原発推進が本音だから、脱原発の流れに乗れない。だから菅批判だけしかいわない」そういうことなのだ。
 原発に関して、そんなことは、自民党の「原発推進と現実の無為無策」と同じように有権者は見抜いている。「脱原発解散」があろうが無かろうが、「3・11」で有権者は変わりつつある。変わらないのは、民主党だけでなく、政党や財界、労組などではないのか? 
(続く)

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