« ピースサイクル2011 | トップページ | 浜岡原発の永久停止請求裁判第1回公判 »

2011年7月11日 (月)

水曜フォーラム7月例会・3

  参加者の意見から
 この日の報告者は、先期限りで引退した名古屋市議5期20年の社民党の富田勝三氏であった。「バッチ生活20年、よもやま話」として、3期に分けた市議会の経緯、特徴点と共に議会の裏側のエピソードなどを話された。
 その中で、「河村市政の功罪」についても触れられたが、「功」としては、①市民に市政への関心を持たせた。②議会改革に火をつけた。「罪」については、①市政全般のバランスを欠く。②市政全般のビジョンが不明確。③バラマキ型の市政運営。④独断専行が多い。⑤議会、公務員を敵対視する風潮をあおった。河村こそ正義の味方!
 さらに河村市長の与党である「減税日本ナゴヤ」については、①所属議員がバラバラで、会派の体をなしていない。②(委員会委員長の立場、市長提案を支持する立場からの)他党議員の質問に満足に答弁できない。③議員団会議に党首の河村市長が出席し指示を与えている。2元代表制の否定である。
 河村に圧倒的な指示を与えた市民の感覚と、正面から改革の対決を強いられた議員との感覚に多少の違いがあっても不思議ではないが、富田氏の話の中には、少なくとも3つの問題があった。その一つは、議会改革を迫られて、議員報酬を減額することなどの対応は見られたが、さしたる成果となっていないのではないか。議会と市民との距離を縮める方策、議員の在り方についてはどうであったのか。
  二つ目に、「減税日本ナゴヤ」が会派としても、議員としてあまりに未熟という指摘そのものは間違っていないが、どうも経験のない、あるいは経験の浅い新人議員を育てるという太っ腹はなさそうだ。議長や委員会の委員長ポストを会派の議席数で決めること自体に問題があることに気づいていない。そうした議会運営には、新人を充てるなら、経験者が副として徹底してサポートすることで混乱を回避すべきでなかったか。あくまで「減税日本ナゴヤ」が最大会派としてポストを要求するのであれば、それをまず説得すべきであったと思う。
  三つ目は、やはり河村の独断専行であろう。「減税」「議会改革」「地域委員会」の他は丸投げという話はよくもれ聞く。それも「国政への踏み台」として、それに関わることにはことのほか熱心だとも。
  その一例が、「東日本大震災」における支援についてであった。私は気づいていなかったが、支援の先が「なぜ、陸前高田市なのか」で、富田氏も市の担当部局に聞いて回ったが、よくわからないということであった。そこでささやかれたのが「小沢一郎の地元」ということで符合したのだという。
  もう一つ指摘しておくなら、議員団会議に「減税日本」党首の河村市長が出席し指示を与えていることで、これは2元代表制の否定である、ということでは参加者は一致した。つまり、党所属の議員に支持を与えるとするなら、それは党会議、党員会議で行うべきで、「議員団会議」ではまずいということである。そんなこと同じではないかというとすれば、それが「独断専行」そのままだからだ、といえよう。
  最後に、市民に後押しを受けた「減税日本ナゴヤ」の新人議員たちが、その旧来のしがらみ、党議拘束を受けないで、政策立案能力を磨けば、一縷の望みはある。だが、「河村市政の翼賛団体」になった場合、市民に見放されるであろう、というTさんの意見は、一定の見解になるだろうと私も思った。

|

« ピースサイクル2011 | トップページ | 浜岡原発の永久停止請求裁判第1回公判 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 水曜フォーラム7月例会・3:

« ピースサイクル2011 | トップページ | 浜岡原発の永久停止請求裁判第1回公判 »