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2011年3月14日 (月)

中部電力に申し入れ

 ことの重大性の認識に疑問
 午前11時から、中部電力本店で、浜岡原発の即時停止を求める申し入れが、数団体、個人を含む約25人が参加して行われた。私は、ピースサイクル愛知として参加した。
 確認できたマスコミは、中日新聞、東海TV、名古屋TV。 
 
中電側の対応は、これまでにも増して誠意のない対応で、冒頭から「会うのは代表3名のみ。申し入れ書はここ(玄関前の歩道上)で受け取る」という姿勢。次に「・・・それでは1階のロビー横の待合所で話を聞く。マスコミの取材は拒否します」という態度だった。この間約50分。結局申し入れの代表者が、抗議をするかたわら、申し入れの主要な点を中電に投げかける形を取りながら、マスコミに伝えるという、おかしなやり取りが歩道上で行われた。さらに、3団体が、持参した申し入れ書を読みあげて手渡した。これで基本的なことはマスコミに伝わったこととして、あとはマスコミと中電の交渉に任せ、本店内に入って質疑応答となった。
 主要な質疑は、「東電・福島原発の事故の現況から、浜岡原発を抱える中電は何を教訓としたのか、あるいはしようとしているのか」「中電が想定する『安全性』のすべてを福島原発が超えた。ただちに原発を停止して、新たな体制を構築すべきではないか」というようなことだと思う。
 やや専門的なことでは、浜岡原発の「津波に対する安全性」に関する質疑であった。中電側は、太平洋に面して高さ10mから15m、幅60m~80mの砂丘で取り囲んで防御している。万が一の、冷却用に注水する海水プールは、沖合400m先、水深10mに取水口を設置して、砂丘下の取水トンネルを通じて、構内に貯水できる体制だと説明した。砂丘、貯水プールを破壊する地震は想定しているのか、砂丘を乗り越える津波がないといえるのか、押し寄せた津波がいったん引いて(干潮時のように海底があらわになって取水できなくなる状態)、第2波として押し寄せるまで(取水できる状態)に数分間のタイムラグが生ずるが、その間に原子炉内の温度が急上昇して爆発することも考えられるがどうか。
 取水ポンプが津波で破壊された場合、断線して電気が来ない場合、自家発電機が故障して稼働しない場合等々、つまりその他諸々、どれをとっても「最重要度」の問題だということが、今回の福島原発の事故でわかったわけだ。
 「想定」し得ないことが起きるのが現実で、東海地震、東南海地震、南海地震の発生は、時間の問題とされる現状から「少なくとも、駿河トラフ、南海トラフには限界に近い歪がたまっており・・・」浜岡原発は即刻停止すべきというのが、この日の申し入れの主旨と参加者の総意であった。
 それにしても中電の側の対応は、まるで危機意識もなければ緊張感もなかった。まして、ことの深刻さに鑑み、国民、市民と共に大所高所から、この危機を乗り越えようとする姿勢は微塵もなかった。中電は、矢面に立っているわけではないのだから、何のためかわからないようなガードを固めるのではなく、円卓につくべきではないだろうか。 
(東日本大地震・原発震災・3) 

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コメント

原発反対派の人にお聞きしたいんですが
原発やめて何で発電するのでしょうか?

それとも、あらゆる生産と消費を抑制して電力消費量を減らすの?

世界的な資源価格の高騰の趨勢はますますエスカレートしていくし、
原油価格はこれから高値を更新していくでしょう

現実に基づいた代替エネルギー発電の方法を提示してから反対すべきでは?

もちろん反対派は原発による電力使用は全く無いと断言出来ますよね
じゃなきゃ発言 行動の整合性が取れない
ダブルスタンダードも甚だしいんですが

今回のことでわかったのは
原発より総理以下左翼団体の方が
日本に害悪をもたらすという事

復興が落ち着いたら民主党もろとも消滅してほしい

投稿: 愛知県民 | 2011年3月16日 (水) 17時47分

あなたは原子力発電所を停止させることで、どんな影響がでるか考えたことはありますか?

あなたは中部電力とその関係会社の人たちが何百人と被災地入りして復旧支援活動をしていることを知っていますか?

あなたに円卓につく資格があるのでしょうか?

投稿: 名古屋市民 | 2011年3月21日 (月) 15時38分

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