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2011年2月 3日 (木)

水曜フォーラム・2月例会(2)

  困-ジェンダーの視点から
  昨日のフォーラムでBさんは、このテーマには幅広い切り口がある中で、「女性と貧困-ジェンダー平等な社会システムをめざして」というところに焦点を当てた。それで、Bさんが用意したDVDは、日テレの「報道特捜プロジェクト」から、Bさん自身も登場する「日本凋落」というものであった。このフォーラムで、この種の映像が持ち込まれたのは初めて。
 男性が圧倒的に多いこのフォーラムであるから、このジェンダー、特に女性の側から切り込まれると、どうしても戸惑ってしまう。最初に「女性は、昔から貧しかった」といわれると、社会的視点、あるいは自己体験的貧困への対処、という視点が霞みそうになってしまう。
 話は、「シングルマザーと貧困-すでにあったが、さらに深刻化」「シングルマザーはワーキングプア」として、年収や就労率、非正規化などが数字で示された。その中で生活保護費の「母子加算の廃止」が衝撃を与えたこと、さらにそれもあるが、離婚した後の夫側からの「養育費」が払われないケースが多いという実態であった。これは夫の側に払えない深刻な事情があるというより、むしろ「払わない」ことを当然としている悪しき、男性の論理がはこびっているということだった。欧米ではあり得ない実体は、日本社会の“後進性”なのか、儒教的性差別ということなのか。また、低賃金故の長時間労働が、子供と過ごす時間を奪い、子ども自身が「貧困化」していく実態をも示した。この問題は、別の角度から切り込んでみたい問題だと感じた。
 こうした事実は、自ら経験しないとよくわからないとも言えるが、「女性ユニオン」など、相談を受ける現場にいると、そうした事例が本当に多いといい、男性は全く自覚していない、とバッサリ。
 そしてもう一つの切り口は、「貧困」の問題は見えにくい。「貧困は自己責任ではない」それを見える形にすること、無視できないものであることを知ること、知ってもらうことが必要とした。それは雇用の実態からも言えることで、女性は男性に比べて、非正規雇用であるパートタイマー・アルバイト・派遣社員・契約社員が多い。半数以上が非正規で働いている。これを社会的に問題視し、政治に反映させていくことが必要ということになる。その意味で、やはり、議会により多くの女性議員が参加するのも一つの方法であろう。この点から論点を起こすことになれば、私も議論がかみ合うかもしれないなと感じたところだった。
 いずれにしても、このテーマの「ジェンダーの視点」には、男性が多少なりとも戸惑っていたのは確かであろう。また、ペーパーを提出したのは、私一人だけであったことは、この問題は論理的に考える以前に、体験的、あるいは現場に接点を持つことが希薄だとなかなか深化させられないと言えそうで、その意味では私のレジュメもやはり、一般論の域から出なかったようであった。Bさんが提起した問題の本質は、はからずもこんなところにも
現われていたといえるかもしれない。

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