« 沖縄知事選の結果 | トップページ | 水曜フォーラム・12月例会(2) »

2010年12月 1日 (水)

水曜フォーラム・12月例会(1)

  現代のマスコミについて
  今回のテーマについては、私ともう一人がリードのレポートを出した。
 私のマスコミについての問題意識は、マスコミが「社会の公器」といわれる一方、俗に「第4の権力」といわれることが多いが、立法・行政・司法の三権に並びうる第4の「権力」を有しているのだろうかという点が第1にある。(多分ないだろう)
  しかし私には、むしろ国家権力の暴力装置(警察、監獄、軍隊など)とは別の、悲しいことだが第二か第三の「仮装された暴力装置」ではないかと思うところがある。それは「マスコミには立法・行政・司法の三権を監視する使命と大義がある」一方、大政翼賛会的な権力迎合の報道に堕した時、それは国民、民主主義に対する「暴力装置」として機能することは、先の大戦で実証済みであるからだ。
 そして「平和時」の現在、「報道の自由」の名のもとに、「人権擁護」の立場からなされねばならない報道が、「人権侵害・報道被害」という「報道の自由」を自殺させかねない危機的な状況を呈しているのではないか、というところにマスコミについての問題意識があると思っている。
 という序章というか前書きから入った。もっとも序章に続く各章が用意されているわけでなく、まず「マスコミとジャーナリズム」という項目を起こし、最初に、私たちの周辺では「報道」に関して、「マスコミ・マスメディア」と「ジャーナリズム」とが混同される事があるのではないかと思うので、整理しておきたいとして、
1)マスコミ(mass communication)とは、
2)マスメディア(mass media)は
3)日本のマスメディアへの批判
4)新しいマスメディア
5)ジャーナリズム
 という基本的なことを並べたが、内容としては冒頭に書いたように「マスコミ批判」が軸足となっている。
 次に、情報氾濫時代の「マスメディアと市民メディア」「マスコミとミニコミ」という見出しで、「四季雑談の会」2010年夏席でのレポートの要約を提起した。
● 現代のマスコミの問題点
1)政治におもねっている記事が多い。2)記者クラブという、情報の独占の悪弊。3)広告収入依存が、取材に限界をきたしている。4)新聞各社の各部門の外注化が進んでいるが、弊害も多い。5)ジャーナリズム→巨大情報産業→記事の商品化。
●マスメディアと市民メディア
もう一つの視点については、1)改めて「市民メディア」の重要性を指摘。2)「パブリックアクセス」には、双方向性が重要だ。3)情報伝達の媒体はいろいろあるが、改めて考える必要あり。
●その他として、1)「メディア・リテラシー」と「報道被害」について。2)世論調査について。3)新聞の社説・解説記事、コラムについて。4)テレビのワイドショー、週刊誌について。
 以上が概略であったが、最後に一言付加して「小なれども市民メディア」と自負し、「なぜミニコミを出し続けるか-私の場合」を述べて締めくくった。
 このように私の論調は、批判的なトーンが強い内容ではあったが、新聞を読む時間をかなりの割合で割いている毎日からすれば、結論は、“もっとしっかりしてくれマスコミよ!”である。
 そのことは後の議論で、参加者の意見にも色濃く出ていて、「いい記事には、新聞社に、記者にその気持ちを伝えることが大切のようだ。電話してみよう、投稿してみよう」ということに、多くの人が納得していた。
(続く)

|

« 沖縄知事選の結果 | トップページ | 水曜フォーラム・12月例会(2) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 水曜フォーラム・12月例会(1):

« 沖縄知事選の結果 | トップページ | 水曜フォーラム・12月例会(2) »