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2010年11月 4日 (木)

水曜フォーラム11月例会・3

 アジアの安全保障と日本の安全保障について
 シンガポールのリー・クアンユー元首相の発言の、2つの要旨は、1、米国抜きで、アジアの勢力均衡保てぬ。2、地域の新たな枠組み、決めるのは中国、と書いたが、まず中国については、前回の10月例会でかなり突っ込んだ議論をした。またアメリカについても既に、かつて「なぜアメリカに従属なのか」の項で議論したところである。日本についても、直接的なテーマではないけれども、「日本の危機管理」「平和を守ったのは」「国家とは」などをテーマに議論をした。とはいえ、状況は絶えず変化しているので、その都度、その変化の中で平和と安全保障問題は考えていかねばならない。
 と同時に、「武力で平和は作れない」とするなら、「世界の平和、即ち日本の平和」「アジアの平和、即ち日本の平和」というグローバルな視点から「平和」を考え、日本で、地域で、職場で行動していくほかない。
 そして、
1)「武力に頼らないで、格差を作らない、自給自足のできる国造り」という選択肢はないのか。
2)隣国と争わない、紛争に肩入れしない共存共栄を求める外交とはどんなものか。
3)民衆相互の、くらし、文化の交流、次世代を担う青年の交流をもっと活発化できないか。
4)自己と所属集団だけの利益のために、あるいは主義主張だけのために、憎しみと蔑みという感情に支配されて、「平和均衡」を内から突き崩そうとする、その根源を断つことはできないか。
 そのような課題を、「くらしの中に活かしていく」ことが出来れば、ものを見る目、発想も変わってこよう。 
最後に、自由主義も共和主義も社会主義も織り込まれた民主主義、「第3の社会(制度)論」の道はあるだろうか、という問題意識を提示してひとまず終わりにしたい。
 というところまでが、私の意見であった。
その他の参加者の意見は追って紹介するが、この議論の本質部分は何だろうと考えた時、やはり「日本の進路であり、日本の社会の未来像(イメージ)」をいかに描き出すかであろうと思う。そう考えた時私は、改めて「第3の社会(制度)論の道はあるだろうか」という論点を最後に付加したのだった。
 このテーマは、結論を急がない(出しきれない)ので、その時々に思い浮かんだことをメモしていくことにしている。例えば今回、「自由主義も共和主義も社会主義も織り込まれた民主主義」といってみたが、
1)自由主義の概念⇒現憲法の天皇に関する条項を除く、他の条項の基本解釈を策定し、これに依拠した自由主義の「自由」をさらに追求していく。
2)共和主義の概念⇒憲法から天皇に関する条項を外し、いわゆる「天皇制」を廃止する。天皇、皇族すべて普通の国民として姓名を持ち、戸籍、住民票も同じにする。共和制における議会制度がどうなるかについては、まだ考えはまとまっていない。
3)社会主義の概念⇒現時点では狭義になるかもしれないが、貧困をなくし、格差のない社会、教育を重視し、農林水産業を基軸とした自立平和国家。
 これらが織り込まれた民主主義を「第3の社会(制度)論」として、憲法、国是(目標)、法体系、行政、言論・市民的自由などを盛り込んだものから、「かくありたい、日本の進路―日本の社会の未来はこれだ」を、描いて行きたいが、その道は遠いというか、成し難い領域のものかもしれない。 
(続く)

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