« 桶狭間古戦場めぐり(2) | トップページ | 桶狭間古戦場めぐり(3) »

2010年10月27日 (水)

APWSL愛知・東海の設立へ

 トヨタと向き合う、一つとして
 APWSL(アジア太平洋労働者連帯会議)は、約20年にわたる役割・活動を事実上終え、2010年をもって一つの区切りとなった。
 そこで、愛知として今後の対応について話し合った。
 まず、APWSL日本委員会は、2010年8月に総会を開き、APWSLがめざした活動の主旨は、今なお生き、輝いているということで、意見の一致をみた。とりわけ、東アジアにおける資本と労働の闘争は、一層激しさを増しており、労働争議の状況が、インターネットを通して、リアルタイムに伝えられている。
 一方、日本企業の海外進出に伴い、とりわけ「多国籍企業」と称される企業の現地における労働争議も頻発化している。その背景の一つに、労組法、労働諸条件の「二重基準(ダブルスタンダード)」があげられる。端的にいえば、現地法人(子会社)での労働組合の結成を妨害する、合法的な労組に対しては、団体交渉を拒否する。そして低賃金、長時間労働、福利厚生の不備、遅れなどだ。
 こうした現状を省みるとき、日本の労働組合、労働者は、まず当該の企業に対する是正を求める必要な行動と、現地の労働組合、労働者との連携が必要となる。ここに、具体的な「国際連帯」の内実が見えてくる。
 さて、8月のAPWSL日本委員会の総会で合意されたもう一つは、全国組織として日本委員会の統一的活動は、もっぱらインターネットによる情報交換を主として、主体的な活動については、各地区独自に展開していく方向となったことだ。
 この方針に従ってこの愛知では、以下のような案をもって、今後の方向性を議論した。
 ・・・2008年6月結成の、APWSL愛知としての「実績」は、微々たるものだが、これまでの流れを途絶えさせないで、新たに「APWSL愛知・東海」として引き継ぐこととする。
 そして今後は、「くらし、労働、文化、地域」をキーワードにして進めていくこととする。
1)東アジアを軸とした国際連帯と交流は、今後も重要であることに変わりはない。
2)「レーバーネットアジア」そして、アジア各地からの諸情報も、大いに参考になっている。
3)愛知としては、英文を含む「トヨタ関連ニュース」の発信を中心に据えながら、東海地区の労働ニュース(時折文化面も)の発信に力を注ぐ。「トヨタ関連ニュース」の編集内容をより豊富化していく。
4)ATU、ATUサポート市民の会、東海地区外国人支援ネット、Attac東海、TMPCWA支援愛知などとの連携を進めていく。
5)海外交流の受け入れまたは、海外参加などについては、受け入れ、派遣の在り方を検討していく。
6)APWSL愛知・東海としての独自の展開は、会員の再登録を含めさらに検討していく。
7)APWSL愛知発行の「Action Report」第1号の発行は、「新」APWSL愛知・東海のその第1歩になる。
 以上のような内容を、ひろく伝え、改めてAPWSL愛知・東海の会員を募集していく。
 会員となられた方には、
1)メールで「トヨタ関連ニュース」を配信する。
2)全国からの、APWSL関連ニュースをメールで転送する。
3)年刊の「Action Report」を送る。
4)愛知・東海地区の労働関連ニュース・企画の案内を出す。
5)APWSL愛知主催の企画の案内を出す。
6)諸経費については、○○○円/年のカンパを呼び掛ける。
7)簡単な取り決めについて、別に提案する。
   2010年11月15日/APWSL愛知・東海
 とまあこんな風なものであるが、実体として、運動体というよりも、情報媒体の一つ、国境を超えた労働争議については、「後方での支援」といったことになろうか。また「くらし・文化」を織り込むことによって、民衆どうしの交流に奥行きを持たせたいという気持ちも込められることになろう。さらに詰めた議論が必要だ。

|

« 桶狭間古戦場めぐり(2) | トップページ | 桶狭間古戦場めぐり(3) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: APWSL愛知・東海の設立へ:

« 桶狭間古戦場めぐり(2) | トップページ | 桶狭間古戦場めぐり(3) »