« リコール署名は成立か | トップページ | 水曜フォーラム10月例会・2 »

2010年10月 5日 (火)

水曜フォーラム10月例会・1

  中国のこれからについて
  今回のテーマについて私は、あまりに幅広いテーマなので、「尖閣諸島衝突事件」から問題を起こしていきたいと考えた。そこで毎日新聞のコラム「木語 <moku-go>:尖閣に中南海の高波=金子秀敏」(9月23日付朝刊)を紹介して、9月23日のブログ「尖閣諸島衝突事件を考える-両国のナショナリズムの台頭を危惧する」をベースにして本題に入った。
  しかし、レジュメは、A4で2枚以内という制約もさることながら、やはり推敲の浅さで書ききれなかった。それでも、今後の端緒にはなるだろうと、とりあえず切りをつけた。以下は、明日の例会に提出するレジュメの後段部分である。
 ・・・以上のようなことから「中国の(部分的ではあるが)これから」について考えると、
1)国家体制について-現在の中国は、かつての「東洋の、眠れる獅子」ではない。13億余の人口と、広大な国土は、それ自体が「国力」であり「資源」でもある。その統治は、共産党の一党独裁体制という一定の強制力を必要としているといえるかもしれない。また、東洋の中国から世界の中国へ進むに当たっては、欧米型の「自由と民主主義」と同じものになり得ないとしても、共通項としての「人権の確立・尊重」をベースに「自由にして社会主義の世界」のあるべき姿を求めていくのではないか、あるいは、私はそうあることを願う。
2)世界のリーダーとして-巨大国家は、それ自体が周辺国にとって脅威であり、警戒心を引き起こす要因である。これまでは、アメリカが(東欧では、ソ連・ロシアが)「世界の警察官」として、もっぱら軍事力の展開、行使によって世界の秩序を保持しようとしてきた。しかし世界の平和と互恵の確立は、決して武力によってはなしえないことが、かなりはっきりしてきた。中国は、19世紀から20世紀にかけて、身をもって体験した「侵略、蹂躙、略奪」を生かし、誤った「帝国主義」「覇権主義」の轍を踏まない、新しい世界、新しい社会的価値観をつくる資格と力を有していると思われる。私は、その先頭に立ってもらいたいと思う。
3)世代交代でどう変化するか-第2次世界大戦後の中国の歴史は、国家指導者の指導理論、路線、方針、政策によって、二つの時代に分類する事ができると言われる。毛沢東(周恩来首相)時代(1949年~1978年)と、鄧小平時代(1978年~)である。
 詳細は省くが、現在は鄧小平の路線の延長にあるのであろう。その鄧路線の中国共産党の指導部(総書記)は胡耀邦、趙紫陽、江沢民(朱鎔基)、胡錦濤(温家宝)という流れである。(間違いがあるかもしれない)
 それはそれとして、中国でも「世代交代」は否応なく繰り返される。「戦争を知らない、(市場経済導入後の)躍進中国」の世代が台頭してきていても不思議ではない。冒頭の「胡錦濤、温家宝おろしの権力闘争」の一方の主役が、この若者世代かもしれない。この世代が、これからの中国は、「帝国主義」「覇権主義」の轍を踏まない、新しい社会的価値観をつくりあげていく可能性をもっていると同時に、毛沢東思想・革命路線と強大国中国をもって世界に、新たな緊張を生み出す可能性があることも見ておかねばならないだろう。(未完)
 他のみなさんは、どんな切り口で中国を語るのか、楽しみである。

|

« リコール署名は成立か | トップページ | 水曜フォーラム10月例会・2 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 水曜フォーラム10月例会・1:

« リコール署名は成立か | トップページ | 水曜フォーラム10月例会・2 »