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2010年1月18日 (月)

老兵たちのフォーラム1月例会・4

 続・議題「政権交代」についてのコメント
4、普天間基地問題・新政権の政策について
1)普天間基地問題は、戦後政治の延長上にあり、日米安保、米軍再編、沖縄の負担など全体像から考えると、「県外・国外」移転という当座の問題だけで片がつくとは思えない。私の意見は「移転ではなく撤去」である。
2)Kさんが提起した民主党にとっての問題は3K「景気対策」「基地問題」「金の問題」に沿っていえば、
①景気対策-これは「内需拡大」「国際競争力の強化=堅調な輸出の維持(安定的市場確保)と先進的な技術力で市場をリード」という考えに沿っていると思われるが、そもそも内需拡大=消費の拡大(飽食、物の豊かさ)という考え方でいいのか。一方で食べ残し(食料廃棄)が大量にありながら、炊き出しを受ける人々、世界では飢餓に直面している人が多くいる現実がある。
 貿易立国・日本という考えが浸透しているから、輸出の拡大(外貨の獲得)一辺倒できたが、その基軸は対米貿易であった。その米国が傾きはじめて日本も連鎖倒産の危機さえないわけではない。(膨大なアメリカ国債が紙切れ同然になる?)そして、工業製品の輸出と引き換えに農産物輸入で日本の農業は壊滅的打撃を受けた。
 こうした国の成り立ちをこのまま続けていくのか、それとも現行の生活水準を再考しながら、食料、生活関連物資の自給自足、農林水産業の振興、双方性均衡貿易などの観点から考えられないだろうか。
②基地問題-「日米同盟」から「アジアシフト」という方向性には必然性があるように思われるが、中国・ロシアに対する警戒感はなかなか払拭できないだろう。しかしその警戒感は、中国に関して言えば、軍事的な面より、むしろ経済的支配にあるのではないか。あるいは、日本の「孤立化」が底流にあるかもしれないという警戒も。仮にそうであっても、アメリカの世界戦略と米軍の再編に日本が従来通りに組み込まれていくべきかどうかは、大いなる議論が必要である。
 それは同時に、日本の安全保障をどうするかという問題と、軍備=自衛隊をどうするかという問題に直面する。「非武装中立」は古くて新しい課題であろう。「中立」はいいとして、「非武装」の定義と実体はあいまいのままではなかろうか。
 日米安保条約の全面的な改定もしくは解消。現行自衛隊の段階的縮小、海上保安庁の沿岸警備の強化、国際支援は民生中心、「無防備地域宣言」は「?」といった段階で、私はまだ結論を得ていない。
③政治とお金の問題-政治を志す人の倫理観であり、有権者の目の問題(民度)であり、政治資金関連の法律の問題ではないだろうか。国政にかかわる議員の位置付けを「ボランテアで」とは思わないが、かといって世襲を含む「職業的」であること、まして「社会的名誉職」には異論がある。そして企業献金、団体献金に規制が必要であろう。
 ではどんな「政治家像」をもてばいいのか。よく言われる「出たい人より、出したい人」ということになるが、「出したい人」は、放っておいて出て来るとは限らない。つまり私たちは、出したい人を選び出す努力を不断に続けなければならないということでもある。そのことが即ち日常的に政治、社会、世界に関わる動機と機会ではないだろうか。
 このフォーラムは「運動体」ではないから、首長、議員、相応な代弁者などを選び出す作業はしない。しかし個人的には、それぞれが何らかの形で関わることはできよう。そうなればその情報交換の場にはなろう。 
(「参加者の意見)へと続く)

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