静岡知事選挙が終って
政権交代へ加速、で麻生の心中は?
結果は見ての通りだが、毎日新聞は、12日投票の東京都議会議員選挙でも、民主党が過半数を制するとの世論調査結果を併せて報じた。
このことから私は次のことを考えた。
それは、やはり麻生首相の「心のうち」についての推測である。この二つの選挙で与党が敗れれば、その責任は、「地方選挙であるから、国政には及ばない」と強気でいってみたところで、もはやそれは通用しない。先の閣僚の補充と党の人事刷新の断行に失敗したことで、麻生の指導力、牽引力が地に落ちていることが明らかになったからである。それは同時に、「解散権は、首相の専権事項」も、錆ついた刀と見透かされてしまったとも言えるだろう。
これは結果論であるが、もし麻生がどんな形であれ首相退任後に、政治的影響力を残そうとは考えず、自らの「政治的信念」に基づいて「解散総選挙」をもっと早期に行っていれば、ここまで追い詰められることにはならなかったであろう、という言説は、その通りだと思う。
では今、麻生に残された最良の選択肢は何か。これが首相の「心のうち」なのであるが、政治評論家などのみなさんはどう読んでいることだろう。「起死回生」のどんでん返しがあるだろうか。鳩山民主代表の「政治資金疑惑」もその一つではあろうが、敵失では「政権交代」の流れを止める「堰」にはならないだろう。
となると見当たらない、というより私には想像域を超えるが、思いつきでいえば「辞任して、女性を首相に指名または推薦」という手段。東国原知事よりはましであろう。「公明党との連立を解消、政権移譲を前提に民主党の一部を抱きこんで新連立構想のぶち上げ」(遅きに失したが)。「内閣総辞職、民主党に選挙管理内閣を任せて、新総裁のもとで選挙という時間稼ぎ」だが、肝心の次の「顔」が浮かばない。失礼ながら「大平正芳の場合に似せて」でも、世論は冷やかか。「大災害、異変などで解散を封じて、任期満了後の選挙に望みを託す」というはかない邪想・・・。
いずれにしても「オレの、政治家としての役割、出番は終ったのか」という心中を察するばかりである。
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